挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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「OLにっぽん」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」と堀北真希映画「ナクシタキオク(仮題)」

2008-11-27 00:33:45 | ドラマ・映画
「OLにっぽん」

今日のテーマは「無駄」。

何が無駄で何が無駄でないかは、明確に線引きできる人間はいない。

だが、このドラマは管理部門の仕事でそれを表そうとしていないのがドラマとしての説得力に欠ける。

例えば、ある会議室のテーブルが汚く相手側が役員クラスがいる商談をやった場合、その商談は流れる可能性は高いだろう。

こういった会議室の管理は総務がやっている場合が多く、多くの場合テーブル拭き総務部員がやっていたりする。

また、少しドラマで出てきたが会議室の時間でもめるのは、ルールを総務が決めていないケースだ。その点でこのドラマの総務は総務の機能をしていない。

そして、笑えたのがCGで処理できたはずなのに、堂々と晴天で雨を降らせていたこと。

このドラマ手抜きが多すぎる。

「他人に甘いのは自分に甘い」というのは長年働いているが、聞いたことがない珍しいセリフだ。「他人に厳しく自分に甘い」は良く聞く言葉だが。

「他人に甘くできる」のは「自分に厳しい」人間にしかできないことだ……と個人的には思っている。

今週のいい言葉は「会社はOLがいなければ動かない」。

最後に締めたが、それを証明する前振りが欲しかった。

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堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

視聴率12.6%。

予想以上の視聴率だが、まだ本来ならこれ以上の数字は出せた。初回でヒロインにストーカーまがいの行為を立て続けにさせなければここまで落ちなかった数字だ。

さて、来週は聖花を目覚めさせてドラマならではの立って歩くという離れ業までやってのけるようだ。

加えて滞納したわけでもないのに、佳音の部屋に大家が勝手に入り家財一式放り出すという「不法侵入」「窃盗」「賃貸契約不履行」という不法行為までつくシナリオ。

どうもこのシナリオライターは、描写優先で普通の人間が見てありえない行動をキャラクターに取らせる。

賃貸契約に関しては6ヶ月前に通告しなければ、退去させられないし、大家とはいえ借家人の住居へカギを使っての立ち入りは、それなりの理由をつけて警官を同伴しなければできないことになっている。

佳音を気持ちよく殉也のもとに戻すなら、そんな世間一般の常識で犯罪に含まれる行為を使わない方がいい。

佳音が大家と住人に「出ていってくれ」と罵られているところに、追いかけてきた昴が「あなた方のような人間の側におけない。家財は後で取りにきます」と佳音の手を引いて歩き出す……で十分だろう。

嫌な気分も残らないし、この程度なら世間的な常識から多少はずれている程度だ、昴の行動だけ。

尚、ここで昴を出すのは殉也が聖花で手一杯だと予想できるからだ。

後は池田が再び佳音に近づいてきて、佳音の手を殉也が握って倒れた場面を説い正すシーンで、再びフラッシュバック。

そして、池田が長野の精神科医へ佳音の状態をぶつけて問いただすシーンも欲しい。

ラストシーンは、聖花の異変後に佳音が何らかの条件でフラッシュバックで倒れるシーンで翌週へという流れを想像する。



堀北真希映画「ナクシタキオク(仮題)」

ハリウッドの監督とはいえ、正確にはハリウッド映画ではないと思える。新進気鋭のハリウッド監督の映画ということで、せめて「着信ナシ2」くらいの配給は期待したい。

物語は階段から落ちて四年間分の記憶を失くした女性とその場にいた男の物語としかまだ分かっていないが、雰囲気から悲恋を期待したい。

堀北真希、松山ケンイチと息のあった二人ならシナリオさえ面白ければヒットするかもしれない。

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