挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

岸谷五朗主演・安倍なつみさん「 トゥーランドット」と堀北真希「イケメン~」

2008-04-02 00:00:12 | ドラマ・映画
岸谷五朗主演・安倍なつみさん「 トゥーランドット」

困ったことに今週はドラマがない…ため書くことがない(笑)
ということで、このネタでずっと書き続けるつもりでいる。

今日は肝心の岸谷五郎さんの演技を。異能の舞台俳優と個人的には思っている。俳優でありながら演出も手がけ、その演出の視点はいささか他の演出家と華やかに違っている。個人的には明るくワクワクする演出をしてくれる。

演技でもその点が出ている俳優だ。見ていて気持ちがいい。

今回のトゥーランドットも持ち味は十分に出している。歌の部分に関しても好みの範疇で悪くはない歌いかただ。ただ、まだ稽古不足に感じるのはシナリオが直前で変えられたためではないかと疑っている。

アンサンブルに対して大きな問題を感じるのは、こういった要因があるのかもしれない。普通、舞台はまとまりがカンパニーとして感じられるはずだがこの舞台はメインキャストの呼吸、アンサンブルの呼吸と大きく二つに分かれて感じられる。

つまりは舞台としては、まだかみ合っていない。

ちなみに、書き忘れたがオペラの「トゥーランドット」のストーリーを意識して舞台を見ると腹ただしくなると思うので、結末だけ同じ別の宮本亜門版「トゥーランドット」として見るように。

話しがよれたが、新「トゥーランドット」のカラフとしては物語を引っ張ってバランスをうまくとっている。全力でやりすぎている安倍なつみさんの演技を小林さんと合わせてうまく殺すことで恐らくは「出すぎ」と言われかねない元気な演技の彼女を「うまい」というところに落とし込んでいる。

さて、安倍なつみさんだが前回も書いたが格段にうまくなっている。現状、岸谷五郎さんと安倍なつみさんがこの舞台を支えているのは誰の目にもあきらかだ。

これは、アーメイが悪いわけではない。もともと女優でもなく日本語も話せないアーメイに随分な量のセリフに歌まで歌わせたのが舞台の負担になってしまった。

アーメイ自身も相当悩んでいるようだが、舞台を見て自分でも悩むと感じる。

今回の舞台でも結局は象徴的役割に演出を変えているが、それならセリフも歌ももう少し軽減するか思いきって歌は中国語にすべきだったと思っている。

そうすればアーメイの持ち味がもう少し加わりアジアンテーストな舞台になっただろう。

予定外だったのは、中村師童だろう。演技もセリフもうまいが、歌がこれほどとは想像できないものだった。そのためにシナリオ、演出が変わったのではと個人的には想像している。

結局、主役交代から端を発してトリオの主役二人が崩れ、それを表向き訂正することなく納めようとしたため誰が主役かという話しがあちこちで書かれることになった。

舞台にアクシデントはつき物だし、始まってしまったからにはアーメイ、岸谷五郎さん、中村師童のセリフはあまり手を加えずこの三人が少しずつ主役に見えるように宮本亜門さんの場合演出を変えてくると考えている。

但し、観客の反応を引きだす安倍なつみさんのリューはあまり手をつけないだろう。今のままにするか、動きに変化をつける程度と予想する。

後はカンパニーの一体感がいつ出てくるかにかかっている。東京公演中にはそんな雰囲気を出して欲しい。

堀北真希「イケメン~」

公式ページがまた書き換えられて内容が明らかになってきた。瑞希の親友が出る展開にするらしい。まだ放映日時が出ていないところを見ると堀北真希が「篤姫」の撮影に入る5月以降の可能性が高まった。

ここまで伸びるともういつ放映してもいいので楽しみにしている。恐らく2時間超えのドラマになっているだろう。

「篤姫」の撮影がどれほどのカットになるか分からないが、なんとか年内に日テレかフジで連続ドラマに出て欲しい。

これほど1、2年で大化けした女優の演技を45分しか見れないというのも勿体無いからだが。

挑戦シナリオライター(裏ブログ)
タイトルは「恋すればミステリー」