挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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長澤まさみ映画 「そのときは彼によろしく」と「Drコトー診療所」

2006-12-21 21:59:56 | ドラマ・映画
長澤まさみ映画 「そのときは彼によろしく」
報道が先行しているので、その報道の中味で不安が募る。
長澤まさみが悲劇のヒロインで亡くなる設定で撮られる
報道になっている。
誰がシナリオを書き、本当にそんなシナリオなのかもう
しばらく待たなければならない。

ところで、なぜこの部分を気にするかというとヒロイン
が死んでは原作「そのときは彼によろしく」を使う必要
がないと思うからだ。
この原作は、ヒロインが生きて再び愛する人の前に立つ
事で新たな感動を生み出している。
その肝心な要を壊しては、これを原作にした映画の意味
がないと感じる。
また、安易に人の死を見せることで観客の涙に媚びるの
も日本映画の将来のためにも避けて欲しいと考えている。

また、演技が今のところいま一つの長澤まさみに生と死
(正確には死ではない)の狭間で不安に揺れる主人公を
演じさせてみたい。
それが、数年後に長澤まさみにとって生きた演技の役に
立つと考えるからだ。

「眠るのが怖い」多分、どこかで使われるセリフと思う
が、このセリフをどんな表情で言うか、それを映画では
みたい。
演じるとはどんなことかという基本をこの映画で長澤ま
さみには掴んで欲しい。
単に美しいだけで観客を魅了しているわけではない才能
をこの映画で一歩進化して欲しい。

「Drコトー診療所」
テイストが確立しているだけに淡々としたストーリーでも
じっくりと視聴者が見る。ここまでくるとシナリオライター
は安心して冒険ができるのだろう。
と同時に少し荒いシナリオのシリーズでもあった。

この調子で回を重ねるとすこしづつ視聴率は落ちると予想
できる。
特に柴咲コウとコトーとの心の交流をもう少し丹念に描け
なかったかと思う。
時折出てきて、話が進むためどうにも気になって仕方がな
かった。

今シーズンはこの二人の交流がクリティカルラインとなる
ストーリーで、各話は一回完結、または数回完結の傍流の
物語が落ち着くドラマのはずだった。
そうそう、ついシステム用語を使ってしまったがクリティ
カルラインとは「重要な」とか「中心となる」そんな感じ
の意味の言葉だ。