挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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「14才の母」

2006-12-06 22:45:00 | ドラマ・映画
「14才の母」
このコンセプトはなんだろうなぁと毎回見ていながら思う。
14才を使っているのできれいに書かざるおえないとは思
うが、どうもきれい過ぎてこれを見ている子供たちへの影響
が心配でもある。

自分が脚本を依頼され、ストーリーとして書いたらどう展開
させるだろう。

相手の男性がほとんど描かれないのも気になる一つだ。
社会に対して何らかの問題提起をするつもりで、このドラマ
を作ったのならちゃんとした問題提起をする必要があると思う。

女の子側だけでは、どうしても問題提起としては片手落ちだと
感じる。
苦労するのは女の子だけと日ごろ言われるような展開がこの所
連続して、問題に対する新しいアプローチが見えない。

本来、このドラマを作るなら子供が出来る前の両方の親子関係
を丁寧に描く必要があったのではないかと思う。

そのため反対から応援に両親が変化する過程が違和感が相当あ
るドラマだ。

平凡な家庭…は最近少ないと思っている。だからこそ、私なら
表向き仲が良い家庭でそれぞれに隠し事をしている家庭を設定
して、その綻びの中でこの問題は扱いたい。

また、少し相手の男の子の家庭崩壊が出てきたが、ここで出し
ても効果は少ない。
「いいか、悪いか」の議論はこの問題では進歩がない。

それよりも家庭と学校と子供の距離感の大きさを問題提起した
ドラマにして欲しかった。
刺激的なタイトルで視聴率を取りにきた、そんなイメージが拭
えない。