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上野樹里&玉木 宏「のだめカンタービレ」と長澤まさみ「そのときは彼によろしく」

2006-12-18 21:58:22 | ドラマ・映画
上野樹里&玉木 宏「のだめカンタービレ」
ようやく上野樹里が出てきたが、ワンシーン前振りが
足りないような気がする。

玉木君を見て白石さんまで普通記憶は飛ばないと感じる。
ここまでのどこかで玉木君が上野のだめを「楽しい事思い
浮かべて弾け」とか言ってなぐり飛ばしていた方が「楽し
い事」に繋がるが。
ただ、その後の展開がどうもまったりしてこのドラマ面白
いようでなんとなく流されているようで見終わり感が悪い。

長澤まさみ「そのときは彼によろしく」

長澤まさみ、とりあえずは原作通りのモデル役なので原作通り
場所はアクアショップなのだろう。
設定はそのまま使ったとして、その後の展開は難しい。

長澤まさみを中心に動かすとすると主人公二人の出会いは開始
10分以内を目処に考える、私ならだが。
もう一人の主役は単独でその後20分以内のどこかで登場させ
ている。
こちらは、物語の脇のストーリーで書かざる負えない。
交差させるのは恐らくその数十分後だ。

ラストはどうするだろう。
当然ファーストシーン10分に繋げる。
もっとも繋げるといってもファーストシーンと同じ演技
をさせるだけであって本当にファーストシーンに戻るわ
けではない。

アクアショップに入ってくる長澤まさみ。
何気に近づきショップの案内をする恋人。
そして一言「お帰り」。
だが、少しアクセントはつけると思う。
当然、この段階で長澤まさみを泣かせるような脚本家は
いないと思う。
泣かせるなら、この数分後別のシーンでになる。

こんな話しにするが、中は本を読んでいない人がたくさん
いそうなので書くのは止めておく。

また、このラストにしないで長澤まさみを余命幾ばくかと
いうように原作と変える誘惑に駆られる脚本家もいるかも
知れないが、それは安易で観客も見てがっかりするのでは
ないかと思う。
この原作の良さは生きて再び恋人の前に現れるラストシーン
にあるのだから。

当然、長澤まさみの出世作の可能性も秘めているが、どち
らに転ぶかはかなり微妙だ。