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長澤まさみ新作映画 「そのときは彼によろしく」

2006-12-14 22:13:31 | ドラマ・映画
長澤まさみ新作映画「そのときは彼によろしく」

誰が脚本を書くかで大きくこの映画の評価は分かれる
だろう。
個人的には市川拓司氏の本を脚色できるのは岡田恵和
さんしかいないと思っている。

「いま、会いにゆきます」がそうだ。
原作と大枠のストーリーはあわせて詳細は見事に変えて
名作に仕立てた。

今年、岡田恵和さんは映画の脚本に専念すると昨年とある
ところで書きドラマの脚本は書いていない。
個人的には、この映画の脚本を書いていて欲しい。

さて、原作「そのときは彼によろしく」だが、私のように
斜め読みして超スピードの読者はどつぼにはまる原作だ。
一度目は、タイトルと中味が本の半分でリンクしいるじゃな
いかとがっかりした。
だが、二度読み直してようやく間違いに気づいた。
「そのときは彼によろしく」の「彼」は「父親」を指している。

これから、原作を読む人は「彼」は「父親」を指すと思って読ん
で欲しい。それが分かればそれなりに、読後感はいい本だ。

もっとも、この人の文体は童話のようで、かつ、主人公のキャラク
ターがみな同じなのがかなり気になる。
「いま、会いにゆきます」とこの「そのときは彼によろしく」の主
人公のキャラクターの違いは私にはわからない。

そうそう、原作ではどう見ても男性が主人公に読める。
これを長澤まさみ主演に脚本を書き下ろすのは至難のわざだ。

私ならどうするだろう。
始まりはスクリーンに大映しされた女優。
編集している監督がぼやく「どこに消えた?」

今、分かっていることは「22歳のトップモデル役」というだけだが
この役ならファッションショーから多分ファーストシーンは始まるの
だろう。

私のファーストシーンでも後のファーストシーンでも多分次のシーン
はジーンズにラフな格好をして街中を歩くシーンになると思う。
それから先は大問題だ。

主役長澤まさみを中心に物語をどう動かすか、原作に忠実に動かすと
ヒロインが埋もれてしまう。かといってヒロインを表に出しすぎると
原作のような感動をどう表現するか頭が痛くなる。

いずれにしても、映画の封切が楽しみだ。