水に浮かび物思う

カリフォルニアの海でカヤックに出会う。キャンプやハイキングの話も。

那須岳で沢登り その1

2007年06月27日 | キャンプ

この週末、二人の友人に誘われて栃木県の那須連峰に行ってきた。友人はどちらも茨城県のつくばにいて、昔からぼくが日本に帰国するたびにちょくちょく遊んだ仲である。いつかぼくに日本の山を見せてあげたいと言ってくれていた彼が今回連れて行ってくれたのが、那須岳にある井戸沢というところ。ぼくにとっては初めての日本の山、初めての沢登りである。一体どんなことがぼくを待っているのか、わくわくどきどきであった。

金曜日につくば入りをして、おいしいおでんを食べさせてくれる居酒屋で乾杯。その後隠れ家的なバーにつれてってもらい、マスターに好みを伝えてシングルモルトをセレクトしてもらう。実にうまい。酒を飲みながら人工知能はどこまで賢くなるかについて議論を交わす。

翌朝、キャンプと沢登りのための道具を車に積んで出発。途中、宇都宮で餃子を食べる。那須のふもとにあるちょっとオシャレな町をさらに抜けて山道を奥へ奥へと入っていく。Tさんはギアを四駆のロウに落とし、すっごいオフロードを登り始めた。車体は激しく左右に揺れ、うかつにしゃべると舌を噛みそうである。そうしてぼくたちは那珂川(なかがわ)源流にたどりつき、車を降りた。



その日はそこから移動せず、沢でキャンプをした。数日前の天気予報では雨だったのが、うまい具合に予報が外れて晴れている。ぼくたちはテントを張り、木の枝を集めて焚き火の準備をした。ビールと日本酒と野菜を沢の水で冷やす。沢の水をカンティーンに入れて飲むととてもおいしかった。





組んだ小枝に火を付けた。乾いた木が少なく炎が安定するのに時間が掛かったけど、次第に勢いが増してきた。



網を載せて450gのステーキを豪快に焼く。キャンプといえばやっぱりコレだろう!僕たちは肉にかぶりつき、続けとばかりに野菜や肉を並べた。酒を飲んでギターで歌う。やっぱりキャンプはこうでなくちゃ! 夜になると不思議と沢の流れる音が大きくなる。ああ、ぼくは自然に抱かれていると感じる瞬間が、ふと訪れた。沢の音に包まれて寝袋に入ったからだろうか、深く充実した眠りにぼくはすぐ落ちた


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