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道を探して

興味のあることをつづっていきます。

東三河 秋の野草散策 9月16日

2008年09月19日 | 山 散歩
今年の春に偶然訪れた所が、東三河では知る人ぞ知る野草の聖地だということを後日知りました。

そろそろ秋の花が咲き出しているころだろうと訪れてみました。








【キキョウ キキョウ科】



秋の花といえば、秋の七草。

そのうちの一つがこのキキョウです。

昔はそこここに咲いていたのかもしれませんが、今では絶滅危惧II類(VU)「自生株は近年減少傾向にあり絶滅が危惧されている。」になってしまっています。

農家の方が丹精こめて育てたものが農協で178円で売られていましたので、盗人行為はやめてぜひお買い求めください。



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【キキョウ 3段咲き】



ここでもそんなにたくさんは咲いていません。

ぽつぽつと1株に1輪花をつけているものがほとんどですが、珍しくたくさん花をつけているものがありました。

あんまり目立つと誘拐されるよ。



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【オミナエシ オミナエシ科】



これも秋の七草の一つ。

やはり最近減少傾向にあるそうです。

カマキリ君が「取ったらアカンで~」と見張りをしています。



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【ミカワマツムシソウ マツムシソウ科】



これ、マツムシソウです。

普通に山に咲いているマツムシソウ(入笠山にて)を知ってる人には「ウソ~っ」って感じだと思います。

この地のマツムシソウは蛇紋岩地質の影響で立派に育たないらしく、ひろひょろ~とした茎に写真のような花弁(舌状花)の無い貧相な花をつけておしまいです。

それでも昆虫は寄ってきてくれますので、 がんばれ!!





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【ツリガネニンジン キキョウ科】



これ、ツリガネニンジンです(笑)。

も~どうしちゃったの?と言うくらいの栄養失調状態です。

針金のような茎が、それでも40cmぐらいには伸びていたでしょうか。

良くぞここまで倒れずに伸びたものです。

今日の台風が心配です。



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【ツルボ ユリ科】



田んぼのあぜ、草地などあちこちで咲いていましたが、蛇紋岩地帯になるとこれまたぐっと弱々しくなります。

ま~ここに根を下ろしてしてしまったことを不幸と思ってがんばってちょうだい。



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【ミズギボウシ ユリ科】



蛇紋岩地帯を下りきると田んぼに出ますが、山と田んぼの境が湧水湿地のようになっていてちょっとした花園になっていました。

一番多かったのははこれ。



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【ミズギボウシ 白花】



白花もありました。

ほかにもちゃんとしたツリガネニンジン、アキノタムラソウなどなど咲いていましたが、ちょっと足を踏み込んで撮影するのはためらわれたのでやめておきました。

こういう場所を残しておいてくれるのはうれしい限りです。



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ここは豊橋市内からもさほど遠くない所ですが、実に美しい田園風景が広がっています。
将来的にはこういった郊外に移住希望ですので、
どなたかちょこっと土地を分けてくれる人はいませんでしょうか。





伊良湖岬のハマちゃんシリーズ 9月10日

2008年09月12日 | 山 散歩
8月末に茅ヶ崎に行けなかったので(まだ引きずっている・・・)
せめて海に行ってみようということで東三河の湘南:伊良湖岬まで行ってみました。









【ハマカンゾウ ユリ科】



この地で有名なのがハマカンゾウです。

遊歩道脇にも結構咲いていました。

でも見上げると人が近づけない斜面にはたくさん咲いていました。

ここのハマカンゾウはオレンジ1色で、ネットで見る他の場所のハマカンゾウと趣を異にしていますが、海に面していない所には赤みのさした物も咲いていました。



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【ハマアザミ キク科】



ハマアザミもいっぱい咲いていました。

肉厚のとげとげの葉っぱが地面を覆っていると、ちょっと近づきがたい雰囲気です。

高山植物もこれくらい力強いと鹿に食べられなくてすむかも・・・。



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【ハマナデシコ ナデシコ科】



ナデシコも海育ちは肉厚の葉の力強い草になるから不思議です。

水分を効率よく蓄えるには必要な進化だったのでしょうね。

この日は久しぶりの好天の元での撮影。

コントラストの強い写真になってしまいました。

天気に合わせてデジカメの画質設定も変えないといけないですね。










【ハマゴウ クマツヅラ科】



恋路ヶ浜の砂地に近づくとハマゴウがたくさん咲いていました。

小さな草が砂地にたくさん生えているのかと思ったのですが、なんとこれ、地中でつながっていて、一つの大きな木になっているとのことでびっくり。

はとってもかわいいのですが、なんとも海辺の草木はたくましいですね。





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鬼久保ふれあい広場の湿地に咲く花 9月5日

2008年09月06日 | 山 散歩
サワギキョウの池のさらに奥には沢沿いに木道が設けられています。

少し歩いてみましたがめぼしいものは見つけられませんでした。

それより一面芝生の広場の脇にわずかに残された湿地にいくつか花が咲いていました。








【ミズギク キク科】



ここにもサワギキョウは咲いていますが、策で覆われているので写真は撮りづらいです。

策の近くにはミズギクが咲いていました。

左の写真は絞りF9ですが、F4まで開くとこんな感じ。

どっちがいいかは・・・好みですね(笑)



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【サワシロギク キク科】



ミズギクの黄色に混じって白いサワシロギクがぽつぽつと咲いていました。

さほど見栄えのする花ではありませんが、自生している花は貴重ですよね。










【ミズギボウシ ユリ科】



ギボウシの仲間では小型の部類ではないでしょうか。

まだまだつぼみの方が多かったですが、一株だけ咲いていました。

このギボウシも葉っぱの無いものがあり・・・
そんなにおいしいのでしょうか?



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ここにはほかにも咲くようで、マアザミはまだつぼみでした。

それにしてもこの鬼久保広場と言う所、山の中のそれも尾根上ともいえる
標高の高い所に忽然とグランドやテニスコート、グランドゴルフ場、
屋内プールなどの豪華施設が集まっているちょっと不思議な所です。

その片隅にこの湿地がわずかに残されているのですが、
昔はこのあたりどんな感じだったのでしょうね。

手を加えてしまった自然はもう二度と元に戻らないと言うことを
しみじみと感じさせられる所です。



鬼久保ふれあい広場の湿地 サワギキョウ 9月5日

2008年09月06日 | 山 散歩
新城に仕事に行ったついでに、本宮山スカイラインを通って鬼久保ふれあい広場まで行ってきました。

スポーツ広場などの施設の奥の湿地にサワギキョウがいい見ごろになっていました。








【サワギキョウ キキョウ科】



手の加えられた公園の池のような所に多数咲いていました。

キキョウらしい紫色、つぼみもキキョウに似ていますが、花の形はほんとにキキョウ科?と言う感じです。



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【サワギキョウ アップ】



アップで見るとラン科の花のような複雑な形をしています。

でもどこかがキキョウなんでしょうね。



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【倒れたサワギキョウ】



先週、東海地方を襲った豪雨はこの地も無縁ではなかったらしく、多数のサワギキョウが横倒しになっていました。

中には流れてきた落ち葉に埋もれてしまったものも。

ちょっとかわいそう。



奥三河 晩夏の花めぐり オオキツネノカミソリ 8月22日

2008年09月01日 | 山 散歩
8月30日を境に、一気に夏が終わった感じですが・・・
22日はもう一箇所、オオキツネノカミソリの群生地に行ってきました。






【オオキツネノカミソリ ヒガンバナ科】



稲武の大栗山という所にオオキツネノカミソリが見ごろになっているということで行ってみました。
車道からそこそこの山道を20分ほど登った所に群生地があります。
思った以上の広さの所にわんさか群生していました。

昔々植えられたものが増えて群落を作っているということで、今はロープ、バラ線に囲まれて保護されています。

キツネノカミソリに比べて確かに花は大きいですが、花びらが細いので力強さはあまり感じられません。









【ケヤキの森のオオキツネノカミソリ】



この群生地に着いての第一印象が「暗い・・・」ということ。

今まで登ってきた針葉樹の人工林より暗いのです。

天気がいまいちで、人工林がよく手入れされていたせいもありますが、夏の広葉樹の森は意外と暗いのですね。

写真撮るのには苦労します。




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奥三河 晩夏の花めぐり レンゲショウマ 8月22日

2008年08月25日 | 山 散歩
この日のお目当ては、この花。
奥三河にも人知れずひっそりと咲いています。








【レンゲショウマ キンポウゲ科】



ちょっと暗い林の中に本当にひっそりと咲いていました。

でも近くで見るとなかなか、どうして、かなり美しい花です。

いつまでもがんばって!!と応援したくなります。



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【レンゲショウマ 背中 キンポウゲ科】



上から見てもその美しさは変わりありません。

も~ガラス細工のよう。



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【レンゲショウマ 横向き キンポウゲ科】



この日は時々雨も降り、時々日も差す変化の激しい天気でしたが、
日の光を浴びるとまたまた美しいですね。

でも下の花が不自然に横に向いていると思ったら、
元のほうが折れてました。

写真撮りに来た人が折ったとは思いたくないですが・・・。



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奥三河 晩夏の花めぐり フウロソウ 8月22日

2008年08月24日 | 山 散歩
朝晩はめっきり涼しくなりましたが、まだまだ見たい花があります。

ということで、またまた奥三河の花の名所に行ってきました。









【コフウロ フウロソウ科】



山中の車道脇に何気に咲いていました。

フウロソウの仲間だとは分かるのですが、
葉が3つにはっきり分かれていたのでコフウロでしょうか。

雄しべは取れているみたいです。

ちなみにYahooでコフウロを検索すると、
「コブクロではありませんか?」と余計なことを言ってきます(笑)





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【ゲンノショウコ フウロソウ科】



別の場所の、これまた車道脇に咲いていました。

同じ花だろうと思って撮ったのですが、
写真を見て葉っぱの形が違うことに気づきました。

茎の近くでは3つ葉がくっついています。

ゲンノショウコかミツバフウロでしょうか。

現地でもっとよく観察する癖をつけないといけないですね。


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奥三河 崖の上のイワタバコ 8月12日

2008年08月16日 | 山 散歩
8月5日に見にいけなかったイワタバコを見に行きました。

しかもその間にokatyさんに教えていていただいたスペシャルの場所に!!








【イワタバコ イワタバコ科】



この面白い形の花を見たくて、暑い中でかけました。

日陰に咲く花ですが、ここは時間帯によって日が差すので撮影しやすかったです。

ちょっと盛りは過ぎていました。


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【崖の上のイワタバコ イワタバコ科】



こんな感じの濡れた日陰の岩場が好みです。

い~わ、いわいわイワタバコ♪







【滝の裏のイワタバコ イワタバコ科】



滝の裏側なんて特等席でしょうね。

でも受粉とかはしなくていいのでしょうか。









【道の下のイワタバコ イワタバコ科】



下を流れる沢と遊歩道の間の石垣にびっしり自生していました。

条件さえそろえば繁殖力は旺盛のようですね。

もっともこの場所を好む植物はそう無いのかもしれませんが。



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帰り道、ちょこっと寄り道をして
キツネノカミソリを見てきました。
残念ながらちょっと虫食い、盛りは過ぎていました。

しかし、今日もまた昼間の夕立に降られ・・・
今年はほんとに夕立が多いですね。

奥三河 真夏の花めぐり 面ノ木園地 8月5日

2008年08月16日 | 山 散歩
茶臼山から無料になった高原道路をスイスイ走り面ノ木へ向かいました。
ですが途中から雲が多くなり・・・。










【カワラナデシコ ナデシコ 科】



面ノ木には白いナデシコが多かったす。

白いナデシコははじめて見ました。



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【コオニユリ ユリ科】



こういう花が咲いているのですから、ここはなかなか貴重な場所です。



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【フシグロセンノウ ナデシコ科】



フウロソウの仲間と思っていましたが、ナデシコ科なのですね。

暗いところで撮ったので色がいまいちですが、もっときれいな色をしています。











【ウツボグサ シソ科】



踏まれそうなところに咲いていました。

この日は花おじさん、おばさんが何人か撮影に来ていました。

中にはキャンプ椅子を出して優雅に木陰で読書している人も。

なかなかの別天地です。



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【タマアジサイ ユキノシタ科】



多少気になるのが沢沿いに植えられたセイヨウアジサイ。

もう少しほかに何か無かったのでしょうか。

このタマアジサイも植えられたものかもしれませんが、たくさんつぼみを付けていました。

玉を割って出てきたばかり。




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しかし、撮影をしていると近くで雷がゴロゴロ、ドドーンと鳴り出し、雨も降ってきそうな感じになりました。

本当はもう一箇所回りたかったのですが、午後の仕事がありますので早々に退散。
昼間の夕立の中、帰路に着きました。



奥三河 真夏の花めぐり 茶臼山 8月5日

2008年08月13日 | 山 散歩
真夏の花を求めて奥三河を散策してきました。
まずは久しぶりに訪れた茶臼山。

池の周囲を歩いて終わりにしようと思っていたのですが、
歩いているうちに萩太郎山への登山道を発見!!

ゲレンデは登る気になれなかったのですが木陰の道なので登ってみました。
ですが、木陰の道は程なく終わり、その先は「ここは宅地造成中か!?」
とも思えるほど大規模に地面を引っぺがしてなにやら作っているところに出ました。
最近売り物にしようとしている芝桜の観光園を拡大しようとしているようです。

国定公園とはいえ許可が下りれば何でもありですね。
ま~地域振興のために人集め施設は重要でしょうが、
ほどほどにお願いしたいものです。








【ノハラナデシコ? ナデシコ 科】



ゲレンデ内には帰化植物と思われる黄色い花が咲いていましたが、その中に小さなナデシコに似た花も咲いていました。

帰って調べたらノハラナデシコというヨーロッパ原産の花に似ている感じですが、どうでしょう?


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【オオバギボウシ ユリ科】



下りはゲレンデを歩いて降りました。

ニッコウキスゲの終わった斜面にはオオバギボウシがたくさん咲いていました。

ですが、葉っぱの無いものが多数あり、ここでも鹿が暗躍しているのでしょうか。

ニッコウキスゲもオオバギボウシも植えられたものかもしれませんので、鹿にとっては2度おいしいプレゼントをもらって大喜びですね。


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【ヤナギラン アカバナ科】



日当たりのいい斜面にはヤナギランが少し咲いていました。

もっと群生しそうな感じですが、花付もいまいちだったので、何かが足りないのでしょうね。


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【サイヨウシャジン キキョウ科】



一箇所だけですが、サイヨウシャジンがまとまって咲いていました。

当初ツリガネニンジンだろうと思っていたのですが、
このかたの記事を見てサイヨウシャジンかなと思いました。

以前八ヶ岳山ろくで見たツリガネニンジンよりずいぶん丸っこいです。

でも分布が「中国地方以西、九州、琉球、中国に分布する多年草。」となっているのですが・・・。



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【ツチアケビ ラン科】



ゲレンデを下りきると元の湖畔に戻ります。
続きの池一周をしている途中に茶色い枝がヌッと出ていて黄色い花をつけていました。

現物を見るのは初めてですが、んん~きれい!!と言うとお世辞になりますね。


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【オニヤガラ ラン科】



車を茶臼山湖へ移動して少し歩いてみました。

ここでも茶色い棒が・・・・。
1mぐらいはあったでしょうか。

背景は巨大化したミズバショウの葉っぱです。



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【キバナノヤマオダマキ キンポウゲ科】



一株だけ咲いていました。

最後に清楚な花が見れて一安心です。



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