
千畳敷から極楽平までは昔々登ったことがあります。
低気圧が接近していて天候が崩れるのはわかっていたのですが、
ある思いを秘めて極楽平から島田娘を目指しました。
ですが、極楽平の稜線に出るとものすごい風でまともに立って歩くこともできずあえなく敗退。
(下界でも思いは達せられず、あえなく敗退、若かったね~。)
おまけにロープウェイもストップして千畳敷のホテルに相部屋で泊まった記憶があります。
お気軽に行けるとはいえ、ここは森林限界を超えた第一級のアルプス。
あなどってはいけません。
【ゴゼンタチバナ ミズキ科】
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三ノ沢岳へはいったん大きく下ります。
ハイマツの多い道ですが、花もいくつか咲いています。
この花もハイマツのかげに咲いていました。
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【ミヤマアキノキリンソウ キク科】
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数は少なかったですが、ちょうどいい開花時期でした。
実物はそれほど見栄えのする花ではないのですが、写真に撮るといいですね。
(自己満足(^_^;)
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【ツマトリソウ サクラソウ科】
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ゴゼンタチバナと同じようなところによく咲いていました。
仙丈ヶ岳などでもよく咲いていたのですが、今回初登場です。
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【コケモモ ツツジ科】
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秋には食べられる赤い実がなるそうですが、生食だと酸っぱいそうなので取るのはやめましょう。
この手の小さな花は写真を撮るのが大変です。
マクロレンズは持っていないので(銀塩時代はM社のマクロ:100mm、50mmをよく山に持っていったのですが・・・)ピントの合う限界まで寄って、後はトリミングしています。
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【ハクサンイチゲ キンポウゲ科】
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三ノ沢岳頂上直下まで来ると草地に生える高山植物のお花畑が広がっています。
今年3度目の登場のハクサンイチゲも日の光を浴びて満開でした。
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【ハクサンチドリ ラン科】
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ハクサンチドリの個体数も多かったです。
写真は2本が絡まっているので花数が多く見えます。
アップにするとラン科の花らしい複雑な顔がわかります。
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【ミヤマダイコンソウ バラ科】
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この手の黄色い花は色々種類があるのですが、丸い葉っぱがこの花の特徴です。
大根の葉には似てない気がしますが・・・。
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【モミジカラマツ キンポウゲ科】
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これもキンポウゲ科なのですね。
花弁は無く、白いのは雄しべの集まりだそうです。
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そうこうするうちに三ノ沢岳に到着、10:30でした。
しばし休憩、食事の後来た道を引き返します。
同じ道を歩くのはさほど苦にはならないのですが、
今回は下山したいのに最後に極楽平までの登りがあるので
閉口しました。
そして極楽平に着くころには朝見えていた
空木岳方面も
すっかり雲の中でした。
そしてこの稜線上で8月6日に痛ましい事故がありました。
落雷で登山者1名が命を落としました。
詳しくは
こちらの方が私感を含めてレポートしています。
簡単に稜線に出られるとはいへ、高山であることに変わりはありません。
私も最近は日帰りで遅くまで山中にいることが多いので、
今一度気を引きしめ直さないといけないなと思ったしだいです。
しかし、私が帰り道の極楽平への登りで出会ったおばちゃん2人組、
これから三ノ沢岳に行こうかどおか迷っていましたが・・・・。
私と話しているうちに行く気が後退したようなので
行っていないと思いますが・・・。