goo blog サービス終了のお知らせ 

道を探して

興味のあることをつづっていきます。

中央アルプス 三ノ沢岳 7月30日 おまけ

2008年08月12日 | 山 散歩
極楽平から千畳敷に戻ったのは1:30。
早速ロープウェイの整理券をもらいに行きましたが、
乗車は2:40と言うことで、1時間以上時間が有ります。

ですが千畳敷の遊歩道は人、人、人でごった返しています。
最近人ごみとは無縁の生活を送っているので、
ちょっと行く気にはなれず近くの喫茶店!!のウッドデッキで
ケーキセットを食べながらのんびりしていました。

やっとのことでロープウェイに乗りしらび平まで降りました。
ロープウェイから見る中御所谷はとてもきれいで、
歩いたらさぞいいところだろうと思うのですが、
もともと破線で示されているコースだったのですが、
今年買った地図では破線は破線でも赤線から黒線に格下げになっていました。

一般の登山者も歩かずにロープウェイを利用するので
荒れてしまったのでしょうか。








【ヤマホタルブクロ キキョウ科】



せっかくだからしらび平を少し歩いてみましたが、目に止まったのはヤマホタルブクロぐらいでした。

この時期、あちこちで見かけるので結構繁殖力は強いのかもしれませんね。



_
  




中央アルプス 三ノ沢岳 7月30日 Part2

2008年08月09日 | 山 散歩
千畳敷から極楽平までは昔々登ったことがあります。

低気圧が接近していて天候が崩れるのはわかっていたのですが、
ある思いを秘めて極楽平から島田娘を目指しました。

ですが、極楽平の稜線に出るとものすごい風でまともに立って歩くこともできずあえなく敗退。
(下界でも思いは達せられず、あえなく敗退、若かったね~。)

おまけにロープウェイもストップして千畳敷のホテルに相部屋で泊まった記憶があります。

お気軽に行けるとはいえ、ここは森林限界を超えた第一級のアルプス。
あなどってはいけません。






【ゴゼンタチバナ ミズキ科】



三ノ沢岳へはいったん大きく下ります。
ハイマツの多い道ですが、花もいくつか咲いています。

この花もハイマツのかげに咲いていました。










【ミヤマアキノキリンソウ キク科】



数は少なかったですが、ちょうどいい開花時期でした。

実物はそれほど見栄えのする花ではないのですが、写真に撮るといいですね。
(自己満足(^_^;)


_
  










【ツマトリソウ サクラソウ科】



ゴゼンタチバナと同じようなところによく咲いていました。

仙丈ヶ岳などでもよく咲いていたのですが、今回初登場です。


_
  











【コケモモ ツツジ科】



秋には食べられる赤い実がなるそうですが、生食だと酸っぱいそうなので取るのはやめましょう。

この手の小さな花は写真を撮るのが大変です。

マクロレンズは持っていないので(銀塩時代はM社のマクロ:100mm、50mmをよく山に持っていったのですが・・・)ピントの合う限界まで寄って、後はトリミングしています。




_
  











【ハクサンイチゲ キンポウゲ科】



三ノ沢岳頂上直下まで来ると草地に生える高山植物のお花畑が広がっています。

今年3度目の登場のハクサンイチゲも日の光を浴びて満開でした。




_
  











【ハクサンチドリ ラン科】



ハクサンチドリの個体数も多かったです。

写真は2本が絡まっているので花数が多く見えます。

アップにするとラン科の花らしい複雑な顔がわかります。




_
  











【ミヤマダイコンソウ バラ科】



この手の黄色い花は色々種類があるのですが、丸い葉っぱがこの花の特徴です。

大根の葉には似てない気がしますが・・・。




_
  










【モミジカラマツ キンポウゲ科】



これもキンポウゲ科なのですね。

花弁は無く、白いのは雄しべの集まりだそうです。





_
  




そうこうするうちに三ノ沢岳に到着、10:30でした。

しばし休憩、食事の後来た道を引き返します。
同じ道を歩くのはさほど苦にはならないのですが、
今回は下山したいのに最後に極楽平までの登りがあるので
閉口しました。

そして極楽平に着くころには朝見えていた空木岳方面
すっかり雲の中でした。

そしてこの稜線上で8月6日に痛ましい事故がありました。
落雷で登山者1名が命を落としました。
詳しくはこちらの方が私感を含めてレポートしています。

簡単に稜線に出られるとはいへ、高山であることに変わりはありません。
私も最近は日帰りで遅くまで山中にいることが多いので、
今一度気を引きしめ直さないといけないなと思ったしだいです。

しかし、私が帰り道の極楽平への登りで出会ったおばちゃん2人組、
これから三ノ沢岳に行こうかどおか迷っていましたが・・・・。
私と話しているうちに行く気が後退したようなので
行っていないと思いますが・・・。




中央アルプス 三ノ沢岳 7月30日 Part1

2008年08月06日 | 山 散歩
早いものでもう8月。
ああ、夏が終わってしまう・・・。
ということで7月末に夏山に行ってきました。

三ノ沢岳、というと何処?という感じですが、
要は中央アルプスの千畳敷までロープウェイに乗って、
そこから往復5時間ぐらいの楽チンコースです。

天気は朝は快晴、南アルプスの大展望が拝めました。
でもすぐにガスが上がって、帰りごろはすっかり雲の中でした。






【チングルマ群落 バラ科】



ロープウェイを降りると千畳敷カールの遊歩道とは反対側の
左側の斜面を登っていきます。

仙丈ヶ岳では少ししか咲いていなかったチングルマもわんさか咲いていました。









【ミヤマクロユリ ユリ科】



そして、あのクロユリも咲いていました。

臭いをかがないで!!と言うように背を向けていましたが。

高山に咲くクロユリはミヤマクロユリとして別扱いされているようです。


_
  











【チシマギキョウ キキョウ科】



極楽平と呼ばれている稜線に出ると咲いている花も一変します。

早くもチシマギキョウが咲いていました。

そして、これから向かう三ノ沢岳も勇姿を現します。



_
  











【コマウスユキソウ キク科】



ヨーロッパアルプスのエーデルワイスに似ていると言われています。
(エーデルワイスは見たことがないので)

小さくてもじゃもじゃした変わり者の花です。



_
  











【ウサギギク キク科】



園芸品種にありそうな花形ですが、れっきとした高山産です。

砂礫地に咲いていたせいか、背丈は10cmほどと小さめでした。



_
  











【ヨツバシオガマ ゴマノハグサ科】



宝剣岳と三ノ沢岳の分岐にはヨツバシオガマが数株咲いていました。

ミヤマシオガマは早くも営業を終了していました。

三ノ沢岳へはここからいったん下ってからの登り返しになります。

極楽平まで登ってくるだけでも千畳敷カールの周遊とはまた違った、登山の雰囲気が味わえるのでお勧めです。



_
  



Part2 につづく




愛知県 サギソウ ラン科 7月29日

2008年07月31日 | 山 散歩
こう暑いと昼間野山をうろうろるす気になれず、
夕方に池のほとりにある湿地に行ってみました。

時刻は夕方5時を過ぎており、何かあるかな?ぐらいの気持ちで行ってみたのですが、
運よくサギソウが咲き始めていました。

しかし、近くの人が散歩をしているようなところに咲いているのですから、
恐るべし、愛知の里山!!








【サギソウ 1匹】



サギソウを見るのは実は初めてです。

ラン科の花らしくややこしい形をしています。

花の下には、長ーーい「距」と呼ばれるものが付いていて、ここに蜜がたまるそうです。

詳しくはこちらを。





_
  








【サギソウ 2匹】






2匹仲良くランデブーしていました。

付近にはつぼみもいくつか確認できたので、まだまだ咲きそうです。

こういう花が人里近くに咲いているのですから、宅地開発もほどほどに、場所を十分吟味して行ってほしいものです。




しかし、山野草の雑誌でこのサギソウを小さな皿のような鉢に何株も植えて
ギュウギュウに咲かせている写真を見たことがあるのですが・・・・。

ま~美しいと思うかどうかは個人の感性によるところが大きいでしょうから、
多くは申しませんが。
田んぼで自由に飛んでるサギと、動物園のオリに入ったサギ
(あまり動物園にはいないか?)との差とでも申しましょうかね。

南アルプス 仙丈ヶ岳 7月16日 Part2

2008年07月25日 | 山 散歩
仙丈ヶ岳からの下山路は馬ノ背ヒュッテ→大滝ノ頭経由で北沢峠に戻ります。

当初、最終の16時のバスに間に合えばいいかと思っていましたが、
その前の15時のバスに間に合いそうです。









【シナノキンバイ キンポウゲ科】



仙丈小屋付近からは草地に生える植物が見られます。

シナノキンバイも数は少なかったですが立派な花をつけていました。


_
  








【ナナカマド バラ科】






紅葉で有名なナナカマドもきれいな花をつけます。

肩ぐらいの高さのナナカマドの中を下って行きます。










【ハクサンチドリ ラン科】



馬ノ背ヒュッテ上部の明るい林の中にいくつか咲いていました。

まだ咲き始めたばかりでしょうね。
もう少したくさんの花を上に伸びながらつけていきます。

ですが、馬ノ背ヒュッテの方がなにやらにぎやかいです。
と、中学生軍団がジャージ姿で大挙して登ってくるではないですか!!




_
  










【キバナノコマノツメ スミレ科】



八ヶ岳ではピンボケ、テブレでしたが、今回は一脚を立てて撮りました。

結構いいですね、一脚。

中学生軍団は馬ノ背ヒュッテの上部と下部ですれ違いましたが、仙丈ヶ岳に登る途中でも出会いましたので、3グループ100名以上はいたでしょうか。

ま~元気だこと。




_
  










【ヤマガラシ アブラナ科】



藪沢沿いの道は通行止めとのことなので大滝の頭に通じるトラバース道を行きます。

結構細く、いくつかの沢を横切るのでここで軍団に遭遇しなくてよかったです。

沢のヘリにはヤマガラシがおいしそうに咲いていました。




_
  










【タカネグンナイフウロ? フウロソウ科】



あまり色の無い林の中にひときわ鮮やかに咲いていました。

霧ヶ峰で見たグンナイフウロとはシベの形や色も違いますし、なにより草丈が小さいです。

タカネグンナイフウロでしょうか。




_
  










【白いラン ラン科】



登るときに気づいていたのですが、林の中に白いランが咲いていました。

当初、黒い目玉が無いのであのランとは別の種類かと思っていたのですが、どうも同じ種類のようです。

どうやら色々な顔を持っているようで、4個体撮影したのですがどれも微妙に顔が違うことに帰ってから気づきました。

馬面一つ目点々

いや~面白ですね。


_
  











【クリンソウ サクラソウ科】



何とか3時10分前にバス停まで下山することができました。
ザックを置くと、来るとき見つけていた長衛壮前のくぼ地に咲いているクリンソウを急いで撮りにいきました。

奥三河より1ヶ月以上、霧が峰より20日以上遅くに咲いているわけですからやはり標高が高い影響ですよね。

きれいな水がしたたっている所に立派な花をつけていましたが、もしかすると植えられたものが増えたのかもしれませんね。


_
  


仙丈ヶ岳は南アルプスの中でも花が多いことで有名ですが、
その名にはじずたくさんの花を見せてくれました。

これから先キキョウ類も咲き出すのでまだまだ楽しめます。

今度は藪沢沿いを歩いてみたいですね。

おしまい。


南アルプス 仙丈ヶ岳 7月16日 Part1

2008年07月19日 | 山 散歩
久しぶりの南アルプス、仙丈ヶ岳へ行ってきました。

伊那方面からだと仙流荘奥の無料駐車場に車を置き、そこからマイクロバスで標高2030mの北沢峠まで景色を楽しみながら連れていってくれます。

仙丈ヶ岳の標高が3032.6mですから、標高差1000m、日帰りで行けてしまうのです。

あいにく天気は曇り空。
でも花の写真を撮るにはちょうどいい天気でした。








【コイワカガミ イワウメ科】



森林限界を越えてまずお出迎えしてくれたのがこれです。

結構色が濃かったです。



_
  










【チングルマ バラ科】



高山植物の代表格です。

でもまだ咲き始めたばかりか、群生して咲いているところは見かけませんでした。



_
  










【キバナシャクナゲ ツツジ科】



ハイマツとシャクナゲの混生が森林限界を超えた代表的な植物でしょうか。

日差しが強いと白トビしてしまうので、ガスった時のを一枚。



_
  










【ツガザクラ ツツジ科】



岩場には背の低い小さな木の花が良く咲いています。

これもその一つ、ピンクの部分が大きいですね。



_
  










【アオノツガザクラ ツツジ科】



これも良く咲いていました。

花の形はドウダンツツジなどに良く似ています。



_
  








【イワウメ イワウメ科】






小さな葉をコケのように岩にへばりつかせて、そこからたくさんの花をつけます。
これも木に分類されます。

コイワカガミと同じ科だったのですね。









【ミヤマキンバイ バラ科】






小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳に至る巻き道は砂礫地に生える高山植物の宝庫でした。

ミヤマキンバイもたくさんの花をつけていました。










【ミヤマシオガマ ゴマノハグサ科】






このあたりで咲いている花の中では結構立派で見栄えのする花でした。

アップにするとこんな感じ










【オヤマノエンドウ マメ科】



われもわれもとたくさん咲いていました。

空気がきれいなせいか、デジカメ(KISS DIGITAL N)のせいか、色鮮やかです。



_
  











【タカネツメクサ ナデシコ科】



仙丈ヶ岳の山頂にも色々咲いています。

色鮮やかな花が多い中、白い花は逆に新鮮です。


_
  









【イワベンケイ ベンケイソウ科】






高山植物の中では珍しい肉厚の葉を持っています。

もう少しするともっと黄色い花が目立ってくるでしょうか。










【ハクサンイチゲ キンポウゲ科】



山頂には同じバスに乗ってきた2組5名の人がすでに到着していました。

7時に登り始めて私が到着したのが11時8分、皆さん結構ハイペースです。

このころになるとだいぶ雲も下がってきて、ハクサンイチゲも輝きの無い写真になってしまいました。


_
  




ちょっと長くなったので、残りはPart2へ

初夏の湿原めぐり 葦毛湿原 黒河湿地 7月1日

2008年07月01日 | 山 散歩
早いもので今日から7月。
天気もよさそうなので、久しぶりに朝の散歩に行ってきました。
ガソリンも余っているし(何?どういうこと?)

今日のお供はまたまた入荷したCanon S3IS です。
スーパーマクロあり、バリアングル液晶ありで、小さなものにもきっちりフォーカスしてくれるので、
花撮りにはもってこいの優れものです。








【モウセンゴケ モウセンゴケ科 葦毛湿原にて】



久しぶりに葦毛湿原に行ってみました。

ノハナショウブはすでに終わりかけで、サギソウにはまだ早く、見られた花は小さな小さなモウセンゴケの白い花でした。

数mmの小さな花ですが、写真に撮ると肉眼で見るより細かいデテールが解ります。

これが花撮りの楽しみでもあります。

虫を捕らえる葉も写真に撮るとよくわかります。

でもこれだけ水滴が付いてると、ネバネバの効果も疑わしいですよね。



_
  










【モウセンゴケ モウセンゴケ科 黒河湿地にて】



そして、場所を移動して黒河湿地のモウセンゴケです。

ま~同じ花ですね。

ここは、春にシデコブシを見に来たところです。

すっかり濃い緑で覆われていました。



_
  










【トウカイコモウセンゴケ モウセンゴケ科 黒河湿地にて】



トウカイコモウセンゴケも咲いていました。

晴れた午前中にしか咲かないそうです。

でも咲いていたのは木道から少し離れたところだったので、木道に腹ばいに寝そべり、片手でバリアングル液晶を遠目に見ながらなんとか撮れました。

一眼レフだとなかなかできない芸当です。
そもそもカメラの重さも違いますしね。



_
  










【ミミカキグサ タヌキモ科 黒河湿地にて】



よくよく見ないと咲いていることにも気づかない小さな花です。

横幅3mmぐらいでしょうか。

さすがにピントの外れたものが何枚かでました。

でも、背丈も短いので大きなカメラだと真横からは撮れません。

この時も、木道に横向きに寝そべり、片手で手前の草をかき分け、片手持ちで何とか撮れました。

花撮りも大変です。



_
  








【ハッチョウトンボ オス】






そして黒河湿地のスターがこのハッチョウトンボです。
小さなモウセンゴケの花にとまった小さなトンボです。
トンボに露出が合うと白い花は露出オーバーですね。

それにしてもこのトンボ、話に聞いていた通りホンとにカメラ近づけても逃げません。
どいつもこいつも小枝に止まってじっとしてます。

でもトンボってかっこいいね。
ましてこいつ、赤腹のJV44みたいでドガックィ~









【ハッチョウトンボ 羽化したてのオス】






当初メスかと思っていたのですが、okatyさんより「羽化したばかりのオスではないか」とのコメントをいただきました。

確かにokatyさんのblogに載っている茶色いのとは感じが違いました。

たんさんの葉を広げたシデコブシにとまっていました。




この後、藤七原湿地にも行ってみましたが、めぼしいものは見つかりませんでした。

それどころか、去年たくさんの花を付けていた駐車場脇のシデコブシ
枯れ木のようになっていてショックでした。

湿地内にも枯れ木が目立ち・・・、どうしちゃったのでしょうね?
心配です。

八ヶ岳 横岳 6月10日 花編 南沢

2008年06月20日 | 山 散歩
美濃戸から行者小屋の間の南沢にもいくつか花が咲いていました。
でも沢の上部は残雪も結構あり花が楽しめるのは下流のほうです。








【コミヤマカタバミ カタバミ科】



一番たくさん咲いているのがこれでした。

ミヤマカタバミに比べて花は小型です。

行者小屋に掲げてあった「お花情報」によるとコミヤカタバミとなっていましたのでそうだと思います。



_
  










【キバナノコマノツメ スミレ科】



スミレの仲間ですが、○○スミレという名前の付かない変わり者です。

丸い葉っぱがかわいいですが、ちょっとピンボケでしたね。



_
  











【イチョウラン ラン科】



写真を撮るには暗い林の中にイチョウランが一輪ひっそりと咲いていました。

ラン科の花は形がユニークで、その分愛好者も多いようですが、お願いですから持って帰るのはやめてね。

私の住む豊橋から一時間ちょっとの奥三河の山にも咲いているようですが、盗掘にあってしまったそうです。

ほんとに持って帰ってちゃんと育つのでしょうか?



_
  



写真は下山時に撮ったので、下るに従い日も傾き写真を撮る条件はだんだん厳しくなってしまいました。

あとから登った人に抜かれに抜かれて、結局美濃戸に着いたのはなんと17時を過ぎてしまいました。
もっとガンガン下って美濃戸付近を重点的に撮影すればよかったと、あとで反省。

おしまい。

え、もっと花の写真は無いのかって?
はい、ありません。
あとは行ってみてのお楽しみと言うことで(^^)v。



八ヶ岳 横岳 6月10日 花編 横岳稜線上

2008年06月19日 | 山 散歩
そもそも横岳は八ヶ岳の中でも花の多い山ですが、この時期ツクモグサ以外にも気の早い花が咲き始めていました。









【オヤマノエンドウ マメ科】



岩場にへばりつくように咲いていました。

なんともふざけたというか他愛のない名前ですが、花の形も笑っているような面白い花です。


_
  











【ハクサンイチゲ キンポウゲ科】



ハクサンイチゲもわずかですが咲き始めていました。

ですが見慣れたものより小さく(2cmぐらい)群生もしていなかったので同じ種類かな?という感じでした。

葉も広がっておらずなんとも初々しいですよね。


_
  










【ミヤマキンバイ バラ科】



これも高山植物の代表みたいな花ですが、ほんとにどれも咲き始めは初々しいですね。

これからどんどん日を浴びて増えていくのでしょうか。



_
  











【チシマアマナ ユリ科】



細くひょろひょろっとしているので、強風が吹いたら大丈夫かなと思ってしまいますが、何世代にもわたってここで咲き続けているのでしょうから、余計な心配ですよね。

このほか、稜線上ではウルップソウやチョウノスケソウも見られましたが、花はまだ先のようです。



_
  




八ヶ岳 横岳 6月10日 花編 ツクモグサ

2008年06月17日 | 山 散歩
この梅雨の時期にわざわざ横岳に登る人のお目当ては、このツクモグサです。

ツクモグサは本州ではここ横岳と白馬岳にのみ分布する貴重な花です。

オキナグサの親戚ですが、オキナグサが比較的低地に咲くため盗掘で自生のものはかなり貴重になってしまいましたが、ツクモグサはこの横岳の岩山を登ってくれば今のところ必ず出会えます。

「今のところ」と言ったのは、この日お会いした自然保護監視員の方のお話を聞いたら数が激減してるとのことでしたので。

その原因が私のように写真を撮りに来るおいちゃん、おばちゃんに起因するとのことでちょっとショックです。写真を撮るために自生地の中を歩き回ると、地面が踏み固められてしまい、そうなると植物が生えなくなってしまます。そこへ雨が降ると土がどんどん流されてしまいツクモグサが育つ環境が減少してしまうのです。

ロープ内の自生地は立ち入り禁止になっていますので、自生地内に道のように踏み跡があっても決して立ち入らないように、今ならまだその踏み跡が元に戻るかもしれませんので。






【ツクモグサ キンポウゲ科】






地蔵尾根から横岳に登って最初のツクモグサの自生地はロープで覆われていますが、ロープのすぐそばにもたくさん咲いているので写真撮影、観察に困ることはありません。

このクリーム色の花はなんとも愛らしいですよね。









【ツクモグサ 横顔】






この地面からちょこんと出ていきなり花を咲かせる姿はほんとにかわいい。









【ツクモグサ 咲き始め】






そしてツクモグサをさらに愛らしくしているのがこのヒゲヒゲです。
今日咲き始めたばかりでしょうか。











【ツクモグサ アップ】



アップも1枚。

これだけ美しい花が自然の中に咲いているのですから。

本当に大切にしたいものです。

ゆめゆめほじくって持って帰りたいとか、摘んでいって生け花にしたいとか、押し花にしたいとか、ドライフラワーにしたいとか思わないように。



_
  










【ツクモグサ 阿弥陀岳をバックに】



そして、場所を移動して大権現あたりまで行くと阿弥陀岳をバックにツクモグサが撮影できるいい所があります。

ですがこのあたりはロープは無いのでくれぐれも草地には入らないように。

下手に入って滑り落ちると右側は断崖絶壁、命はありません。



_
  








【ツクモグサ ウルップソウと】






傍らには次の主役、ウルップソウのツボミと仲良く並んでいました。

このつぼみが開くのは7月はじめ。

高山植物の中では珍しい形の青い花をつけます。

この先にも自生地はありますがロープがあって近くでは観察できないとのことなので、ここで引き返しました。