銀座ヤマハホールに映画試写会「フラガール」を観にいった。
この映画は常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の
誕生の実話をもとにして作られた。
常磐ハワイアンセンターはただのお気楽極楽(古い!)なレジャー施設かと
思いきや、昭和40年、エネルギー革命(石油)により、
炭鉱町が石炭掘りに行き止まりを感じ、生き残りを掛けた大プロジェクトだった。
プロジェクトX~(効果音)
炭鉱町の娘(一部例外もあり。笑)が自分や町の将来のために
ハワイアンセンターの目玉であるフラダンスショーを成功に向け、
フラダンスを練習する笑いあり、感動ありのなかなかいい映画だ。
役者は真剣に演じつつもユーモアに溢れ、好感が持てる。
松雪泰子が男湯に乗り込んでいくシーンは圧巻である。
また南海キャンディーズの静ちゃんの存在感(あのデカさ)、
演技力(地でOKの役?)はいい味を出している。
徳永えりは蒼井優を凌駕してしまうほど、明るく輝いていた。
監督矢口史靖のウォーターボーイズ、スウィングガールズ系のような
ハッピーエンドで終わり、感動があり、字幕もない、この手の単純な
邦画が最近お気に入りだ。