自然文化研究科

NPO法人大阪府高齢者大学校 「自然文化研究科」の活動をアップします。

「和食を世界遺産へ」 「我が国の食生活の現状と食育の推進」

2014年01月29日 | 食物
1月28日

本日は午前と午後に授業を受けました。
午前 「和食のユネスコ無形文化遺産」「我が国の食生活の現状」「食育の推進」 
午後 「生き活き人生の食事とは」

午前の授業
「和食のユネスコ無形文化遺産」「我が国の食生活の現状」「食育の推進」 について。

講師は 農林水産省近畿農政局 企画調整室 中山 直子室長に講義して頂きました。

本日の授業内容

和食の無形文化遺産に就いて

芸能や伝統工芸技術などの形のない文化であって、土地の歴史や生活風習などと密接に関わっているもの。
我が国では、和食を始め22件の登録が有る

「食」関連では、2010年「フランス美食術」をはじめ8件の登録が有る。

「和食提案の概要」

・「キーワード」は自然尊重とい日本人の精神を体現した食に関する「社会的習慣」
・国民の認知と未来に継承していくための保護が必要。

我が国の食生活の現状

農林水産業就業者数はS35年〜H22までで6割減少

農業者の高齢化平均年齢はは66.1歳(H22年)

耕地面積の減少と耕作放棄地の増加。
耕地面積は50年で25%減少、耕作放棄地は30年で3倍となった。

食料自給率は先進国の中で最低水準の39%(H24年度・カロリーベース)

今日の授業で小生が<ハット>させられた事。
考えてみたら当たり前の事ですが、我々国産の肉を食べているから、自給生産の物を食べていると勘違いしてましたが、飼料が輸入品とは知って居ながら、此れほどとは認識して居ませんでした。

日本人の食生活の変化と食をめぐる問題

食政策は50年で大きく変化、米の消費量は半減、畜産物・油脂類は増加

栄養バランスに優れた「日本食」の崩壊
男性は30〜60代の3人に1人が肥満、女性は20代の5人に1人が痩せすぎ。

食卓の風景の変化
家族団らんや地域性・季節感のある食事が減少。又朝食を食べない20〜30代の3割が食べていない

膨大な食糧の廃棄、本来は食べられる食品ロスは年間500〜800トン

食育の推進

食育をめぐる問題

もはや個人での努力では健全な食生活は実現できないとの事で「食品基本法」の制定(H17年6月)

そもそも食育とは、上記の事を目的とする。






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