7月2日
7月最初の授業は 「衣服の歴史」に付いて
武庫川女子大 生活環境部 横川公子教授に、講義をして頂きました。
本日の授業内容
衣服の歴史、
・衣服はその時代の社会環境の影響を受けながら、様々に変換している。
・各時代に於ける衣装の変異、古墳時代から昭和時代までの時代別衣装の変異
横川公子教授
本日の授業内容
古墳時代
埴輪に見られる様な服装で「衣」「褌(ふんどし)」「裳(も;腰から下に待とう衣裳)
飛鳥・奈良時代
聖徳太子の時代中国の唐文化の影響を受けた時代である。衣服令が定められ身分階級に従い礼服・朝服・制服が決められ衣服の組み合わせや色目も階級によって決められていた。
平安時代
「源氏物語」でおなじみの日本の服装の中でも一番美しく複雑な時代となった。
日本独自の色や型が出現した時代である。十二単衣は上流階級の女性の晴れ装束である。
鎌倉時代
武士が主役の時代である。服装は簡素でより活動的なものになった。
室町時代
江戸時代
現在の和服のほとんどがこの時代に生まれ染織技術も、深み・味わい・精緻さの点(せいち:常に細かい点にまで注意が行き届いていること)で比類ない発展をとげた。
明治時代
明治維新により西洋風俗が流れ込んできた。文明開化の嵐により、服装面も混乱した。
大正・昭和時代
洋装化の時代に入り、特に男性の洋装化はめざましく背広が流行した。
女性は鮭色や紫のぼかし染めの派手な羽織や道行コートが出現した。第二次大戦の始まりとともに、国防色の上下服、筒袖の着物にモンペスタイルとなった。終戦を迎え、洋装は進歩し日常生活から切っても切れないものとなった。一方、和服の方は色彩が淡くなり、日常的ではなくなってきたが、逆に和服独自の魅力がきわだってくるようになった。
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