自然文化研究科

NPO法人大阪府高齢者大学校 「自然文化研究科」の活動をアップします。

丹波立杭焼の郷を訪ねる

2013年06月25日 | 校外授業
6月25日

森ノ宮を8時30分出発 丹波伝統工芸公園に10時前に到着。

丹波伝統工芸公園 立杭「陶の郷(すえのさと)」に於いて、古丹波焼、伝統工芸師の作品展を見学
その後、伝統工芸師の大上巧(大熊窯)氏から立杭焼の歴史、窯の種類、装飾と文様など大変詳しく約二時間お話をして頂きました。特に日本六古窯は800年間途絶えることなく伝統の火を守り抜いて脈々と今に繋がっている事に感銘しました。
又、大上巧伝統工芸師は小学校の社会の教科書の表紙にも成っておられます。

午後は陶芸教室で各自が陶芸にチャレンジ、器用な人、不器用な人それぞれ楽しい体験をしました。
 陶芸終了後は時間の許す限り、窯元を見学。


8時30分 森ノ宮駅前を出発 

陶の郷

写真奥に沢山の窯元が有ります。


大上巧伝統工芸師と講義内容

登り窯の図解

教室裏の登り窯実物と焚口の奥

陶芸教室


粘土を前にやる気満々

だけどその前に、先生の注意、作り方を学ぶ。

チョット マズかったかな手直し手直し。

お皿は完成、余りでぐい呑みでも作ろうか。

生徒が作った作品の一部。

窯元探訪

磁器かと思うような、手触りと立杭焼とは思われない、色だし

県指定文化財 丹波立杭登り窯


丹波立杭登り窯の右に郷土天然記念物「上立杭の大アベマキ」。幹周・5.4m、樹高・28m、樹齢・約500年が有りました。

稲荷神社が祀られています。

尚、陶芸教室の作品は9/17午後に開封、品評会の予定です。
皆さんの作品が割れる事無く、焼きあがることを祈ります。

6月18日の班活動

2013年06月19日 | 校外活動
6月18日

午前の講義が終わり、午後からは各班の年間計画に従い校外に出ました。
各班の情報が入り次第アップしていきます。

自然文化研究科は5班に分かれていまして、6月4日に各班とも、年間を通じての自主活動、社会参加活動、及び社会奉仕活動方針を決めて昨日から行動を開始しました。

はじめは、4班の活動を報告します。
本日の予定は午後からの活動でしたので、学校から、真田山方面を歩きました。
「テーマ」 高大(高齢者大学の略で今後は高大で書きます)〜玉造周辺の史跡・巨樹めぐりと社会奉仕
参加者は9名でした。
コースは 越中井→聖マリヤ大聖堂→玉作稲荷神社→三光神社→鎌八幡(円珠庵)→心眼寺の5か所に行きました。
当日は大阪の最高気温が31.3度と暑い日でしたが、緑も多く、三光寺ではアジサイが見ごろで、途中の街路樹のヤマモモも沢山の実を付けていて、約3㎞を楽しく歩きました。

  コース
①越中井
細川越中守忠興の妻、細川ガラシャ夫人が石田三成の人質になることを拒み、この地で果てたといわれています。近くの聖マリア大聖堂には夫人像があります。
   
(写真はクリックで大きくなります。)

②聖マリヤ大聖堂
大阪カテドラル聖マリア大聖堂は、大阪府大阪市中央区にあるカトリック玉造教会の大聖堂である。カトリック大阪大司教区の大司教座が置かれ、「大阪カテドラル」と呼ばれる。教会の記念する聖人は「無原罪の聖母(聖マリア)」。
礼拝堂は大小100の窓に施されたステンドグラスは羽淵紅州の作、十字架や聖像はオーストリアの彫刻家ルンガルチエの作と、当時一流の芸術家を集めて造られた。パイプ数2400の巨大なパイプオルガンでも知られる。
 
写真説明
①大聖堂正面。
②高山右近像。
③細川ガラシャ像。
礼拝堂の内部は、ステンドグラス・パイプオルガンなど立派でしたが、撮影禁止でお見せすることが出来ません。

③玉造稲荷神社
紀元前12年の秋に創祀されたと伝えられる由緒ある神社。豊臣秀頼奉納の鳥居や千利休の顕彰碑などが並ぶ豊臣家ゆかりの神社でもあります。

 
写真説明
①本殿
②御神木の楠木。
③雌楠には早くも実が付いていました。 
④豊臣秀頼公奉納の鳥居
 関西淡路大震災で基礎が損傷、記念として保存してます。


③-2 道路の真ん中に榎の大木がありました。
 
玉造稲荷神社を出て50m位の道路のまん中に大きな榎が有り根元のの祠には。白光大神が祀られていました。

④三光神社
 当神社は大阪城東南の丘陵(上町台)真田山に鎮座し昔は姫山神社(大昔の姫の松原の遺称)と称したが、全国的には真田山の三光の名称の方がよく知られ今では三光神社となった。
  創立は仁徳天皇から三代後人皇十八代反正天皇の御宇と言い伝えられ創建以後神職として奉仕された武内宿弥の末裔武川氏(八十六代)にして今に至ると言う。
 当神社は古来より日本全国で唯一の中風除の神として広く知られ毎年恒例の神事として六月一日を祈願の初日と定め七日間往古より今に至るまで変わることなくとり行われ全国各地からの参拝者が絶える事が無いそうです。

 ⑥      
写真説明
①北側参道、階段を上がると春は桜の名所です。
②本殿
③真田の抜け穴脇に真田幸村公の陣中指揮姿の銅像が有ります。
④拝殿横に樹齢約400年(想像です)の楠木。
⑤奉仕活動で境内公園のごみ拾い。
⑥楠木の前での集合写真。
⑦アジサイの花が丁度見ごろでした。
⑧その通りですね、名文句。

⑤鎌八幡(円珠庵)
古来より霊木として信仰されていた榎に真田幸村が鎌を打ち付けて祈念し、江戸時代頃には祈祷寺として信仰が広まっていたお寺です。「悪縁切り」のお寺として有名になったのは昭和に入ってからで、境内にある榎にはびっしりと鎌が打ち付けられています。
 
残念ながら門から中は撮影禁止で榎などの写真はありません。

⑤心眼寺
出丸城廊跡地に、真田幸村父子の冥福を祈るため創建されたのが心眼寺。

写真説明
①山門 扉に真田家の旗印「六文銭」が書かれています。
②出丸城址の碑
③本堂、その他に境内には、「まんなおし地蔵」 のお堂があります。
    これは、「この頃まんわるいなー」と思うときにお参りすると良いそうです。
④お寺前の坂道を心眼寺坂と言います。
⑤左側に有るのが心眼寺。

食文化の歴史

2013年06月18日 | 食物
6月18日

本日の予定
午前
日本の食文化の歴史
午後
斑別自主活動

日本の食文化部の歴史

午前は、梅花女子大学食品文化部専任講師の、東四柳祥子(ひがしよツやなぎ しょうこ)先生から日本の食文化に付いて講義をいただきました。

講義の内容は
・旧石器時代
・縄文時代
・弥生時代
・古墳(大和時代 (3世紀後半〜7世紀)
・奈良時代(710〜)
・平安時代(794〜)
・鎌倉時代(1192〜)
・室町時代(1336〜)
・安土桃山時代(1573〜)
・江戸時代(1600〜1867)
・明治時代(1868〜1912)
・大正時代(1912〜1926)
・昭和時代 前期(1926〜1945)
・昭和時代 後期(1945〜現代)
各時代の社会情勢・食文化の遷移の講義を受けました。


本日御講義をして頂いた 東四柳祥子先生

・旧石器時代
・縄文時代
・弥生時代
この3時代は食していた物の種別
土器の特徴
食べ物の偏移 生もの〜土器による加熱料理
弥生時代から稲作を中核とする本格的な農業社会の成立等のお話でした。

古墳(大和)時代(3世紀後半〜7世紀)
大和朝廷の統一、遣隋使、遣唐使の派遣など社会情勢。
渡来人による新しい調味料の製法が伝来。

奈良時代(710〜)
その時代の社会情勢、平城京の誕生。
律令体制の開始。
中国交流によって伝わった食文化、唐菓子・砂糖・乳製品など。

平安時代(794〜)
京都に遷都、貴族による饗宴料理の始まり。
饗宴料理配膳方法の図解。
中国からの多彩な食器のの伝来 箸・匙・銀器・同器・ガラス器。

鎌倉時代(1192〜)
武士の食生活
この時代から、戦国時代に入り武士のモットーとして「質実剛健」→玄米主義・一汁一菜・調味料(塩・みそ・蜂蜜等が使われる)。
「腹が減っては戦はできぬ」との事から、1日2食制から3食制へ移り戦陣食として保存食が発達。
宋から伝わった「精進料理」の出現
茶の浸透 栄西(臨済宗)が宋より茶種を持ち帰り、武家社会に浸透させる。

室町時代(1336〜)
政治の中心が又京都へ、形式を尊ぶ時代へ。
本膳料理「日本料理の基本的形式・武家社会の正式料理。
強飯から姫飯(現在のように水を加えて炊くご飯)。
大豆の生産量増加でみそ作りが普及。

安土桃山時代
南蛮人がもたらした新しい食文化 (南蛮菓子・南蛮野菜・南蛮料理)。
懐石料理(茶懐石)千利休が茶の湯の前に簡単な食事を出した。
懐石料理の特徴 季節感を重んじる・新鮮な食材を使用・不必要な飾りを廃する・食べやすく、出来立てをだす・料理と食器の調和・室内や周囲のあしらい・客の年齢などに細やかな気配りをする。

江戸時代(1600〜1867)
外食の発達
 高級志向 料理茶屋 酒飲むための「懐石料理」。
 一般向き 一膳茶屋 街道茶屋から発達した素朴な料理を出す処。
鎖国により限定された外国料理
 卓袱料理 長崎の出島に伝わり、現在では長崎県の郷土料理。
 普茶料理 明の禅僧であった黄檗宗の隠元(萬福寺)によって伝えられた中国料理。
伊勢参りなどの旅の習慣が生まれ、地方の名産や銘菓が、名物土産として伝えられた。

明治時代(1868〜1912)
鎖国から開国へ
開国によって居留地を中心に西洋からの食品が食され始めた。
日本人による新技術の発展 インスタントコーヒー・グルタミン酸ナトリウム(味の素)
又、此のころ西洋の調理本が翻訳された。

大正時代(1912〜1926)
第1次世界大戦による食生活への影響として、栄養教育の発展があげられる。
日本独自の食事「洋食」ライスカレー・オムライス・とんかつ・コロッケなど

昭和時代 前期(1926〜1945)
世界恐慌・第2次世界大戦で苦しい食生活、物資不足配給制の実施

昭和時代 後期(1945〜現代)
     1945 終戦 厳しい食糧難・闇市の全盛
     1950 朝鮮戦争 特需景気で景気回復
     1964 東京オリンピック
     1970 大阪万国博覧会             抜粋
1950年代 不足の時代
     徐々に食料政策が撤廃される。配給制の撤廃など。
     新しい電化製品の普及によって家事、食料の変化。
     食品加工の発展冷凍食品・インスタント食品・レトルト食品など。
1970年代 飽食の時代
     外国資本の外食・中食産業の発展。ファミリーレストラン・コンビニエンスストアーなど。
     食品技術の発展 コールドチェーン、バイオテクノロジー(遺伝子組み換え)

以上先生のお話を思い出しながら又、頂いた資料を読み返し書きましたが、約15,000年(?)の食文化
全てをお伝えすることはできませんでした。
しかし、古代の人々から現代までの生活環境、時代背景それに伴う時代時代の食文化を知ることが出来ました。
東四柳先生には、僅か2時間の講演で全てのお話が出来ずにご苦労をお掛けしました、本当にありがとうございました。

午後の自主活動は別にアップします。












日本のエネルギーの現状と自然エネルギーの可能性

2013年06月11日 | エネルギー問題
6月11日

本日の課題は日本のエネルギーの現状と自然エネルギ-の可能性をテーマに、

大阪ガス株式会社 エネルギー・文化研究所(CEL)の、
志波徹主任研究員にエネルギーについて、ご講演いただきました。

講義の内容は
�はじめに 
�エネルギーの現状
�自然エネルギーの概要
�様々なな自然エネルギー
�太陽光発電

�はじめに

本日講演頂いた大阪ガス� エネルギー・文化研究所 主席研究員の志波徹先生

エネルギー・文化研究所(CEL)の研究活動
�エネルギーの現状
エネルギー消費の動向 家庭での消費が増大、節電が重要と思いました。

家庭用エネルギーの変化

エネルギー政策
�自然エネルギーの概要

自然エネルギ-の種類

自然エネルギ-の導入ポテンシャル

自然エネルギーの現在の設備容量

固定価格買取制度
�様々なな自然エネルギー
A)風力発電
B)水力発電
C)地熱発電
D)潮力発電・波力発電
E)太陽光発電

風力発電のメリット・デメリット

水力発電メリット・デメリット

地熱発電メリット・デメリット

バイオマス発電

潮力発電・波力発電

太陽光発電の種類

太陽光発電効率

太陽光発電のメリット・デメリット

家庭用W発電

スマートエネルギーネットワーク

実際にはもっと細部のお話があり、原発が停止している今が未来に向かってエネルギ-を転換する時期であると思いました。

社会への参加活動 (準備期間)

2013年06月04日 | 社会参加活動
6月4日

本日は一か月ぶりの教室で、9月24日と来年の2月18日実施される「社会への参加活動」のクラス、班の取り組み方、テーマ等のミーティングを行いました。
本日の予定は
午前 ①社会参加と社会貢献について、中原ディレクターより説明.  
     ②班ミーティング  ★班の活動テーマ
                ★クラスの活動テーマ

午後 ①班ミーティングの発表
    ②クラス討議(班の進め方)
    ③班長・副班長会議

社会参加と社会貢献について、中原ディレクターより説明の概要

社会参加活動についての理論 理事長 佐藤宏一(文責)の説明
1、高齢期の適応や幸福を考える論理
  サクセスフル・エイジング等。
2、サクセスフル・エイジングから見た社会参加
  病気とそれに付随した障害が生じるリスクが低いこと等。
3、シニアの社会参加が及ぼす効果
  死亡率の減少・認知機能の維持や改善・認知症発生リスクの減少等。
4、夫婦における配偶者への社会参加活動の影響の違い
  夫婦でのコミュニケーションや同伴活動が活発であると夫婦関係の満足度  が高まる等。
5、社会参加と地域社会への溶け込み
  社会的ネットワーク→社会参加→地域でのネットワ-ク→地域社会への
  溶け込み等。

その他
・超高齢化と社会参加
・実際にどの様な活動が有るかの実例
・クラスディレクターの考えている、
 自然文化研究科の社会参加・社会貢献を実施するのに、テーマをどの様に決定するかのチャ- ト (このプリントは事前に配布済)。
・社会参加のキーワード
   学ぶ・お金を使う・参加する。
   禁止キーワード。嫌がられる・迷惑をかける。
・社会貢献のキーワード
   喜んでもらえる・後に残る・継続する、継続できる・世代を超えて。
・少しの貢献でもGO!
以上が中原ディレクターの説明概要です。

中原デレクターの説明後、クラスミーティングで各班の活動を検討し決定しました。

午後は
①班ミーティングの発表
 各班の代表者がミーティング結果を発表
②クラス討議
 各班が決定した案をクラス全体で実施するか、又班単位で実行するか検討。
 結果は各班決定案を班別で実施する事に成りました。
③班長・副班長会議
 ミーティング終了後、班長、副班長が集まり懸案事項を協議しました。

各班の活動計画をボードに書き込み、説明をする。

班長、副班長会議の様子

お詫び
未熟のために文章左側が不揃いに成っている事をお詫びします。