週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

神は沈黙するのか…

2018年04月25日 | アルビレックス新潟
窮地に陥っているアルビレックスの現状の中で、ボクは青年時代に読んだ遠藤周作の小説「沈黙」を思い出していました。まぁ小説の主題である宗教観とアルビの現状とは、まったく似ても似つかないものなんですけどね。
 
映画化もされている小説なので内容を知っている方も少なくないと思いますが、「なぜ神は沈黙するか?(なぜ救いの手を差し伸べないのか?)」というのが、この小説の大きなテーマでした。
 
神は沈黙する。人間の生死、善悪、正邪を無感動に洗い続け、執拗なまでに沈黙する。なぜ、黙っておられるのですか、どうしてこんな惨いことを放っておけるのですか、あなたは本当にいるのですか…
 
こんな感じかな。サッカーの神様は、なぜアルビサポーターにこんな試練をお与えになるのか。私たちはじっと耐えるしかないのですか?…ってことで、この小説のことを思い出したってわけです。あっはっは。なんてマゾヒスティック。
 
でもね。ボクはもう開き直りつつあります。これは神に与えられた試練なんです。アルビのサポーターは試されているんです。「お前たちはこの試練に耐えられるのか?」「この苦境の中でも『アイシテル・ニイガタ』と言い続けられるのか?」「選手とともに闘えるのか?」ってね。
 
「沈黙」の作者・遠藤周作氏は、こんな名言も残しています。

恋愛は「くるたのしい」ものである。
「くるたのしい」とは「苦しく、かつ、楽しい」を略した私の新造語だが。

サッカー観戦も恋愛も同じなんじゃないのかな。「苦しく、かつ、楽しい」「苦しいからこそ楽しい」「くるたのしい」

ボクらアルビサポは、今まさに「くるたのしい」の境地に立ち、勝てない苦しさを楽しむことが必要なんじゃないのかな。

冒頭の画像は、TeNYの内田アナと試合中継の打ち合わせをする、解説者の本間勲氏であります。大宮戦のテレビ中継、一応録画したんだけど見る気がしません。このまま消去かな。HDDもいっぱいになってきたし。



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3 コメント

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無神論者の意見 (納豆・そら豆・ピーナッツ)
2018-04-26 00:20:38
現在の4連敗で何ら光明を見出せない惨憺たるチーム状況を「くるたのしい」と思える八百政さんの心境は私が思った「諦観」の心境をさらにプラス思考に転換したサポーターの鑑ですね。恐れ入りました。

でも、私はサッカーの神様がいるとは思えない無神論者です。この現実を変えられるのはフロントしかないと思っています。
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 (下町アルビ魂)
2018-04-26 10:24:10
なんか八百政さんが思想家になったような悟りに
私にはここまでの悟りは・・・マイペースな親父なもんで(笑)
ジョンレノンの「ジョンの魂」に入ってる「神」に通じる精神かもしれません
水戸黄門OPの「人生楽ありゃ苦もあるさあ」

おー、神よ奇跡を起こしてください
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日蓮宗 (八百政)
2018-04-28 13:28:17
>納豆・そら豆・ピーナッツさん
わが家は日蓮宗。南無妙法蓮華経…であります。
まぁ葬式くらいしかお寺と付き合いはありませんが。
「心の持ち方」によっては、現在のアルビの状況もまた「楽しみ」に繋がるかもしれません。でも勝ちたいですよね、やっぱり。

>下町アルビ魂さん
楽ありゃ苦もある、勝ったり負けたり、点を取ったり取られたり。こうありたいですよね。
楽なくて苦ばかり。勝ちなくて負けばかり。点は取らずに取られてばかり。これでは困ります。
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