田中達也選手の引退試合となった昨日の最終節・町田戦。キャプテンマークを巻いて先発出場する背番号14の達也さんの姿を見て早くも涙、途中交代でピッチを去る達也さんを新潟と町田の選手が花道を作って送る様子にさらにウルウルし、試合後の引退セレモニーの達也さんのスピーチでは滂沱(ぼうだ)の涙を流すサポーターでビッグスワンはいっぱいでした。
「あぁ…もうピッチで躍動する達也さんの姿を見ることができないのか…」「今まで本当に本当にありがとう!」寂しさや感謝の気持ちが複雑に胸中で交錯し、達也さんが新潟に来てからの9年間の思い出が蘇りました。達也さん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。あなたのことは絶対に忘れません。
そんな、感動的な出来事があった最終節の町田戦だったわけですが、肝心のゲームの方はというと実に塩っぱい内容でした。ボールは保持するものの(保持率は59%)、決定機はほとんど作れず(シュート数はわずか3本)に無得点。一方の町田には前後半にそれぞれきっちりとチャンスをモノにされて、2失点。結局「決定力不足」という課題を何ら解決できないまま最終節の5位争奪対決に敗れ、アルビレックスは6位でシーズンを終えました。
もしかしてシーズン後半の失速に対して、アルベルト監督はもはや打つ手がなかったんじゃないのかな?…と思っちゃいました。監督のゲーム後のコメントも、このところずっと一緒でしたものね。今回の監督退任の決断は、「新潟のサッカーに種を蒔き苗を育てる」という自身に与えられた任務を遂行し、「さらに成長させ花を咲かせる」という次のミッションは「別の指揮官の下で行われるべき」とアルベルト監督は自ら判断したのかもしれませんね。
ただ、やっぱりボクらとしては、「失速の原因を追求、明確に!」というこのゴール裏に掲げられたダンマクの言葉に、大きく同意するところです。でも、もちろん何よりも強い気持ちは、アルベルト監督に対する感謝の気持ちですよね。本当にこの2年間、新しいサッカーの魅力をボクらに与えてくれてありがとうございました。大きな声を出して声援を届けることができなかったことが、残念でなりません。
「さぁそれじゃぁ次の監督はいったい誰なんだ?」「誰がアルビのサッカーに花を咲かせてくれるんだ?」っていうサポーターの不安を払拭するかのように、今朝の新潟日報にビッグニュースが掲載されましたよ。しかも一面です。
「松橋力蔵コーチが新監督に就任」のニュースです。正式発表は今日なのかな?さぁ!期待の2022シーズンが早くもスタートですぜ!