2021年5月23日小山コミュニティチャペル礼拝『最高の支援者』(ヨハネ16:1~7より)
2021年5月23日小山コミュニティチャペル ペンテコステ記念礼拝 メッセージ要旨
■『最高の支援者』
■聖書箇所:ヨハネ16:1~7
■中心聖句:ヨハネ16:7 しかし、わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのです。去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はおいでになりません。でも、行けば、わたしはあなたがたのところに助け主を遣わします。
・この箇所は、イエス様の告別説教(14~16章)の一部。(ちなみに17章は大祭司としてのイエスの祈り。)
・弟子たちを思うイエスの思いがにじみ出ている。
・5節 しかし今、わたしは、わたしを遣わされた方のもとに行こうとしています。
・弟子たちは悲しんだ。しかし、イエスはさらに驚くべきことを言われる。
・7節 わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのです。
・そして、約束を与えてくださった。7節「でも、行けば、わたしは助け主を遣わします。」
・助け主とは、聖霊なる神のこと!
1.【聖霊の約束】弟子たちは、イエス様から、助け主である聖霊様を遣わすと約束をいただきました。それはイエス様がともにおられるのにまさる祝福(益)だと、イエス様は言われました。
・益となる、とは?
(あ)聖霊は、霊的な存在であるから。
・イエス様がともにいてくださること、想像するだけでもわくわくする。いったい、どれほど励ましとなるだろうか。
・しかし、肉体をもっておられたイエス様には(人としての)限界があった。
・同時にいくつもの場所にいることはできない。 ・同時に何人もの話を聞くことはできない。
・聖霊なる神様は霊的な存在。
○遍在のお方。同時にいくつもの場所に存在することができる。というよりも、空間に支配されない。超越している。
○同時に多くの祈りを受け取ることができる。
○そして、弟子たち、使徒たち、一人一人を助けることができる。
○聖霊は弟子たちの心に住んでくださり(内住)、内側から助けを与えることができる。
※※内住 教会用語 心の内に住んでくださること 一般では、うち‐ずみ【内住】. (「うち」は宮中の意) 皇子、皇女や女官などが、宮中に住むこと.宮中で生活すること.宮仕えすること。
(い)聖霊は助け主であるから!
・助け主、ギリシャ語「パラクレートス」
・別の訳語 第一ヨハ2:1「とりなしてくださる方」 キリストを指して。
・語源的には、「誰かのそばに立つべく呼ばれたもの」
・パラクレートス ← 動詞、パラカレオ- ← パラ(そばに)+カレオー(呼ぶ)
・法律用語として使われるように。「弁護人」、「被告弁護人」として。
・もう少し広い意味、ニュアンスも。 “古代ギリシャにおいて、裁判沙汰に巻き込まれると、その人はできる限り多くの支援者を集めようとした。支援者は法律の専門家でなくてもよく、ただ、やってきて「私はそのとき現場に居合わせなかった。何が起きたのか、目撃もしていない。だが、この友人がそんなことをするはずがないことを、私はよく知っている」と言いさえすれば良かった。こういう人たちをパラクレートスと呼んだ。” (モリス『聖霊論』 p47)
・弟子たちにとって。イエスの証人として使命を達成していくため、支えが必要だった。支えてくれるのが聖霊!
・イエス様の約束はすばらしい!
・弟子たちにとってどれほどの励ましだったことでしょう。
2.【聖霊降臨の実現】イエス様は言われたとおり、去って行かれました。そして、約束通り、助け主である聖霊なる神様を遣わしてくださいました!ペンテコステの時に!
・イエス様は去って行かれました。この記事の後、十字架にかかられ、私たちの罪の身代わりに死なれました。三日目によみがえられました。弟子たちにあらわれました。40日にわたって。使徒1:3~8。
・そして、父なる神のみもと、天に昇られた。使徒1:9~11。
・さらにその10日後、ペンテコステの祭りにおいて、聖霊を遣わしてくださった!聖霊が臨んでくださった!
・これは歴史的な出来事。事実。そのことを心に留めましょう!
(・聖霊のみわざを受け止めていくにあたって、まず、事実を受け取りましょう。いきなりペンテコステを体験しようとしてもそれは難しい。極端な体験主義か、あきらめか、どちらかに陥ってしまう)
・約2000年前、イエスが歴史的事実であったように、聖霊も事実、臨まれた。
・聖霊なる神様は来てくださった。礼拝しましょう!ほめたたえましょう!
・そして、その流れの中に、全教会が生かされている!(「キリスト教会は、聖霊共同体だ))
・いよいよ、私たちに関することになります!
3.【聖霊の享受】イエス様を信じた者は、みな、助け主である聖霊なる神様をいただくことができます。そして、聖霊様から助けをいただいて、信仰の道を歩んでいくことができます。
・イエス様を信じるということは、大きな神の家族(普遍的教会)の一員になるということ。聖霊共同体の一員に。
・イエス様を信じると、聖霊が来て、その人の心に住んでくださる!
・そして、助け主である聖霊の助けを受けていくことができる。
・どのような助けでしょうか?
(あ)信仰者としての使命を果たすための助け!信仰生活。祈り、みことば、あかし、ささげる、従う、…。
(い)もう少し広く考えることができるだろう。信仰者といえども、この地上を生きている。生活をしている。家庭あり、仕事あり、経済活動があり、人間関係の中にあり、興味・関心がある。
・神様第一、だから、それらのことを考えるのは不信仰?ふたごころ?これらにおいては助けを受けられるはずがない?
・創世記1:28 神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地の上を這うすべての生き物を支配せよ」。ある神学では「文化命令」と呼んでいる。
・この地上に生かされているのは、①宣教のため。大宣教命令のゆえ。 ・マタイ28:19 ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。 ②それとともに、神の管理者として地を治めるため、だということ。 そして、③すべては神の栄光のため!
・聖霊の助けは、宣教に励む神の民に与えられます。
・また、聖霊の助けは、神様からの文化命令に従い、あらゆる場面で、神の栄光を求める神の民に与えられます。
・家庭でも、職場でも、経済活動でも、人間関係の中でも、興味・関心(文化)の追求の中でも!
(あ)信仰者として ○聖霊の内住を忘れずに! ○聖霊に助けを求めよう!
(い)求道者の方へ ○キリスト教信仰の特権を知ってください。聖霊の助けをいただける! ○イエス様を信じましょう!
■宣言:神様、助け主である聖霊様の約束を、そして、約束通りに聖霊様が臨んでくださったことを、感謝します。イエス様を信じたゆえに、聖霊様の流れの中に生かされていることを感謝します。聖霊なる神様がうちに住んでくださっていることをいつも覚えます。そして、助けをいただきます。
2021年5月16日小山コミュニティチャペル礼拝『“パウロの愛の告白”に表れた”キリストの愛”』ピリピ書講解第3回(ピリピ1:7~8より)
2021年5月16日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ 要旨
■『“パウロの愛の告白”に表れた“キリストの愛”』(ピリピ書講解説教第3回)
■聖書箇所:ピリピ1:3~8
■中心聖句:ピリピ1:7 あなたがたすべてについて、私がこのように考えるのは正しいことです。あなたがたはみな、私が投獄されているときも、福音を弁明し立証しているときも、私とともに恵みにあずかった人たちであり、そのようなあなたがたを私は心に留めているからです。
・言葉にもいろいろありますね。
・世間話、過ぎ去っていくだけの言葉、考えさせる言葉、名言、支えとなる言葉、励ましを与える言葉、・・・。
・ところで、その人(たち)にとってかけがえのない言葉と言ったら?
・ヒント、ある限られた境遇の人に関係する。(婚約中、あるいは、既婚の人)
・そう、プロポーズの言葉です!
(※最近、うれしいことが。身近な人から報告が。「プロポーズされました」!!!)
・なぜそんな話?
◇聖書箇所を読んでみましょう。
・先週。3~6節 パウロはピリピ教会のゆえ神へ感謝している。ピリピ教会を思い、喜びをもって祈りつつ。また、福音の共有(コイノニア)を感謝している。良い働きを始めた神が完成してくださることを確信しつつ。
・7節 パウロは言う。そのように(3~6節を受けて)考えることは正しいことだ!ふさわしいことだ!当然のことだ!
・なぜか?
①あなたがたは「ともに恵みあずかった人たち」であるから。(状況、牢獄でも、福音を弁明し立証しているときも)同労者。祈りによって、ささげものをもって。
②「あなたがたを…心に留めているからです」 ギリシャ語ではとてもインパクトのある言葉!原語に対応した英語では、
I have you in my heart.
(New International Version)
・私はあなたがたを私の心に持っています(直訳)
・私の心にはあなたがたがいる!
・あなたがたなしは私の心はぽっかりと穴が開いてしまう。
・「これはパウロの率直な愛の告白です」(フランシス・デビッドソン)
・8節 パウロは言う。「(どんなに)あなたがたすべてを慕っている(か)…」 あなたがたを慕っているよ!
・それも、イエス様の愛で!
・そしてさらには、「その証しをしてくださるのは神です」 神様に登場してもらっている!神に誓って!
・パウロは、ピリピ教会の皆さんへ、愛を表しているのです!
1.パウロは、ピリピ教会の人々を心から愛していました。愛し合い、支え合う、うるわしい関係がそこにはありました。主にあって見習っていきましょう!祈り求めていきましょう!
・この箇所では、パウロのピリピ教会クリスチャンたちへの愛が中心。
・ピリピ教会クリスチャンたちのパウロへの愛も。
・祈りによって ピリ1:19
・ささげものをもって ピリピ4:15~16 「物をやりとりして私の働きに関わってくれた教会はあなたがただけで…」
・私たちも見習っていきたい。
・現状はどうでしょうか?
①パウロがそうしたように牧師はメンバーを愛しているでしょうか?(残念ながら、おわびの心をもって、できていないと言わざるをえない)
②ピリピ教会クリスチャンたちがパウロにそうしたように牧師を愛しているでしょうか?(感謝します!実行されています!今、私がここに立っていられるのは皆さんの愛と祈りと支えがあるからです! とは言え、神様が願っておられるところまで達していないところはないでしょうか?)
③教会員同士の中に愛があふれているでしょうか?(神様の恵み!うるわしい関係があります!でもやはり神様が願っておられるようになっていきたいですね)
※愛における成長にはどういう面があるか、次の回で学ぶ予定。
・パウロは、なぜ、そのような愛の人となれたのか?
・かぎは? 8節「キリスト・イエスの愛の心をもって」
・そのようなレベルで愛し、慕っている、ともとれる。しかし、イエス様の愛を原動力として、すなわち、それをエネルギー源として、ともとれる。
・パウロ自身がイエス様の愛に捕らえられていたのです。
・ガラテヤ2:20b 今私が肉において生きているいのちは、私を愛し、私のためにご自分を与えてくださった、神の御子を信じる信仰によるのです。
・参考 第二コリ5:14 キリストの愛が私たちを捕らえているからです。ローマ8:39 (どんなものも)私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。
2.パウロが愛の人となれたのは、イエス様の愛に捕らえられていたからです!私たちも、イエス様の愛にとどまりましょう!
・イエス様の愛にとどまるための手がかりを学んでおきましょう!
3.イエス様は、あなたにも言っておられます。「I have you in my heart」、「私はあなたを心の中に持っている」、と。イエス様の言葉を受け止め、イエス様の愛にとどまりましょう!
・「私はあなたを心の中に持っている!」
①いつからですか?永遠の初めから! I have you in my heart
②そうしていただく資格があったのですか?いいえ!何一つ!罪を犯し、神に背を向けていた。当然の結果として罪の罰を負わなければならない者だった。 しかし、I have you in my heart
③愛して何をしてくれたのですか?あなたの罪を身代わりに負ってくださった。罪のないお方だったのに。いのちを捨ててくださった! I have you in my heart
・第一ヨハネ3:16 キリストは私たちのために、ご自分のいのちを捨ててくださいました。それによって私たちに愛が分かったのです。
・今日は恵みの時、救いの日です。
・信じていない方へ。イエス様の愛を受け取りましょう!救いをいただきましょう!
・クリスチャンへ。イエス様の愛を新たに受け取りましょう!イエス様の愛にとどまり続けましょう!イエス様の愛のうちを歩んでいきましょう!
■宣言:イエス様、あなたは私を愛して、私の罪の身代わりに、十字架の上でいのちを捨ててくださいました。そして言ってくださいます。「I have you in my heart」と。あなたの愛と救いを受け取ります。新たに受け取ります。あなたの愛にとどまります。
2021年5月9日小山コミュニティチャペル礼拝『ピリピ書冒頭の感謝に学ぶ「神のみわざ」』ピリピ書講解第2回(ピリピ1:3~6より)
2021年5月9日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ 要旨
■『ピリピ書冒頭の“感謝”に学ぶ神のみわざ』(ピリピ書講解説教第2回)
■聖書箇所:ピリピ1:3~6
■中心聖句:ピリピ1:6 あなたがたの間で良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信しています。
・あなたはどんなおじぎのしかたをしていますか?
・ペコリと頭を下げる、深々とおじぎする、ひょくひょくと?(鳥のように?)、人それぞれ。
・いずれにしても、様子を見ていると、お世話になったんだろうな、と伝わってくるもの。
・今日はパウロが記した感謝の記事。何が見えてくるでしょうか?
(聖書箇所をお読みください)
・先週は1:1~2 「パウロからピリピ教会へのあいさつ」。
・あいさつではあるが、イエス様のみわざが現れている、それについて学んだ。
・今日はあいさつに続く、「神様への感謝」の部分。
・まずは、3~6節の全体の流れ。
・3節 原語では最初に「私は…私の神に感謝しています。」
・そして、感謝する内容が取り上げられている。
・感謝の内容①、「あなたがたのことを思うたびに…」=「あなたがたへの思いにおいて」あなたがたを思い出すことにおいて
・4節 その理由をくわしく。「あなたがたすべてのために祈るたびに、いつも喜びをもって祈り、」
・強調点は、「喜びをもって」にあるようだ。パウロとピリピ教会の深いつながりを思わされる。
・「神への感謝」、「あなたがたへの思いにおいて」、「喜びをもって祈っているので」
・感謝の内容②は、5節「あなたがたが最初の日から今日まで、福音を伝えることにともに携わってきたことを(感謝しています)」 「福音を伝えることにともに携わってきたこと」、英語では、your partnership in the gospel、原語ではテー・コイノーニア・ヒュモーン・エイス・ト・ユーアンゲリオン、直訳的には、「福音のコイノーニア、共有」
・「あなたがたの、最初の日から今日までの福音の共有を感謝しています」
・福音の共有とは、
①ともに福音を伝えること(新改訳)、
②ともに福音の恩恵にあずかる(新共同訳)、
両方を含む広い意味ではないか。
・6節 その理由をくわしく。:6 「あなたがたの間で良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信して(います)」
・救いのみわざを始めてくださった神は、キリストの再臨までにそのみわざを完成してくださる!
・「神への感謝」、「福音の共有(コイノーニア)において」、「神は完成してくださるので」
・この箇所、パウロはピリピ教会に関して、神に感謝をささげている。
・私たちにどうあてはめるか、大きな分かれ道。
・例 あなたがたを思い、喜びをもって祈っているゆえ、神に感謝。
・適用例:
(あ)どんなときにも喜びをもって祈れ!どんな状況でも。そうとも言える。できるときはいい。しかし、できないときがある。がっかりさせられる。重荷となってしまう。
(い)パウロはピリピ教会に関して、喜びをもって祈った。クリスチャンたちよ、牧師が思い出すたびに喜びをもって祈れるようにしっかりやりなさい。牧師に従い、ささえなさい。内容的にはいいですね。しかし、できないときがある。がっかりする。
・以上で共通しているのは、「私たちはどうすべきか」、に焦点を合わせている。※繰り返すが、もちろん、その面も大切!
・神様はどういうお方なのか、どうしてくださるのか、その面からみことばを受け取る必要がある!
・その視点からすると、以下のように質問することになる。
・「神様は、どのようなご性質のお方なのでしょうか?」
・「神様は、私たちにどのように接してくださるのでしょうか?」
・「神様は、私たちにどんな祝福を用意してくださっているのでしょうか?」
1.神様は、私たちが喜びをもって祈れるように、さまざまな状況の中に働いてくださいます!(3~4節)
・パウロによるピリピでの宣教を思い出しましょう。使徒16章。幻による導き。リディアとの出会いと入信。看守の家族の救い。パウロをささえ、祈り、ささげるピリピ教会。それゆえ、パウロは喜びをもって祈ることができた!
・幻による導き、神の一方的な導き。一般的な恵みとは言えないでしょう。しかし、神様は、今も、聖書を通して、聖霊様のみ声をとおして、状況を通して、私たちを導いてくださいます!
・出会いを与えてくださいます。
・人が救われる。仲間が与えられる。支え合う交わりが生まれます。
・喜びをもって祈ることができる!
・私たちも、「いつも喜びをもって祈り」と神様に感謝をささげる歩みへ入れていただいています!すでに!
・そして、さらに!私たちは、神様に期待する!信頼する!教えられ、導かれるままに進んでいく。
2.神様は、福音を共有するように(福音の恵みの共有として、また、福音を伝えることの共有として)導いてくださいます!(5節)
(あ)福音の恵みの共有。ともに福音の恵みを味わう。喜ぶ。福音を中心とした交わり。
(い)福音を伝えることの共有。宣教のための仲間が起こされる。チームが形成される。支えてくれる人と出会い、サポートを受けることができる。支える人になる。福音を伝える働きに貢献できる。
・神様は、パウロのために、ピリピ教会との支え合いを導いてくださった。
・私たちのためにも、神様はそのようなみわざをなしてくださいます!
3.神様は、良い働き、すなわち、救いのみわざを始めてくださったお方なのですから、その救いのみわざを完成させてくださいます!私たちはそのことを確信できるのです!(6節)
・救いは、初めから終わりまで、神様のみわざ。
・私たちの応答という面も確かにある。残念ながら、私たちの応答はいつも不確か。不十分。
・神様はそれらを越えて、救いのみわざをご自分のお働きとして、完成される!
・始めたのが神様であるなら、その神様は完成される!
・「聖書的楽観主義」と言っても良い!
・具体的な適用
(あ)信仰生活におけるやすらぎ、
(い)はげまし、
(う)※信仰後退者についてどう考えるか
・まとめ
・情景を思い浮かべてみてください。
・小さな子どもさんがお母さんと手をつないで歩いている。
・おっと、つまずいた。
・ひざをすりむいたか?頭をぶつけたか?
・あぶないところだったが、お母さんが握っていた手を引っ張り上げてくれた!けがなし!
・神様があなたの手を握ってくださっている!
■宣言:神様、あなたの豊かなみわざを感謝します。あなたは、私たちが喜んで祈れるように状況の中に働いてくださいます。「福音の恩恵」も、「福音宣教」も共有させてくださいます。良い働きを始めてくださったあなたが、それを完成してくださいます。あなたに感謝をささげます!
2021年5月2日小山コミュニティチャペル礼拝『イエスのみわざ-ピリピ書講解①』(ピリピ1:1~2より)
2021年5月2日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ 要旨
■タイトル:『ピリピ書冒頭のあいさつに学ぶ「イエス様のみわざ」』(ピリピ書講解説教第1回)
■聖書箇所:ピリピ1:1~2 キリスト・イエスのしもべである、パウロとテモテから、ピリピにいる、キリスト・イエスにあるすべての聖徒たち、ならびに監督たちと執事たちへ。私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたにありますように。
・ピリピ人への手紙を学んでいきたい。ピリピ教会への手紙、と言うほうがふさわしい。
・パウロとテモテが差出人。パウロがローマの獄中で記したと考えられている。
・ピリピ教会の始まりについては、使徒16:9~40。パウロの第2回伝道旅行において。
・きっかけ。アジア州(今のトルコ)のトロアスでパウロは幻を見る。マケドニア人が必死で頼み込んでくる。「マケドニアに渡って来て、私たちを助けてください」 マケドニアはヨーロッパの一部。ピリピ教会はヨーロッパで最初のキリスト教会!
(あ)紫布商人のリディアという女性(ユダヤ人)が福音を聞いて心を開いた。クリスチャンになった!
(い)占いの霊につかれた若い女奴隷との出会い。この女性を悪霊から解放してあげた。その主人たちは、金儲けができなくなってしまった、とパウロとシラスを訴え、牢に入れてしまった。
(う)牢の中でも祈り、賛美するパウロとシラス!大地震が!看守はみな逃げてしまったと思い自殺しようとする。とどめるパウロ。そして、伝道をする!「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」看守の家へ行ったらしい。全家族そろって福音を聞き、イエス様を信じ、洗礼を受けた。
・かくしてピリピ教会は始まった!
・ピリピ教会はパウロを一生懸命応援した。祈りをもって!また、ささげものをもって!
・ピリピ書は、パウロからの感謝の手紙!
・今日はあいさつの部分。
・たかがあいさつ、と軽く見るべからず!
・第二テモテ3:15~17 聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練とのために有益!!
・あいさつから、イエス様のみわざを学んでいきましょう。
1.イエス様のみわざ:その1イエス様は救いを与えてくださる、聖徒・Holy peopleとしてくださいます!
・1節 「ピリピにいる、キリスト・イエスにあるすべての聖徒たち、…」
・To all God's holy people in Christ Jesus at Philippi
・ギリシャ語 「トイス・ハギオイス・エン・クリストー・イエスー・」
・「聖い」=神様の御性質 第一ペテロ1:15
・holy people とされた!聖徒とされた!神の御前で!
・「義とされた」と同じ。
・救いをいただいた、ということ!
・ピリピのリディアや、看守とその家族、さらに救われた人々、みな!
・「キリスト・イエスにある…聖徒たち」
・イエス様につながっているゆえ、聖徒とされた。イエス様を信じたゆえ、聖徒とされた。
・イエス様は救いのみわざをなされた。【すでに】
・人となられ、罪のない生き方をされ、人類の罪を負い、十字架で死なれ、三日目によみがえられた。
・イエス様を信じる者は、イエス様にあって、聖徒とならせていただくことができる!【今も】
・イエス様はみわざをなし続けておられる!十字架と復活だけではない!
・今も、イエス様を信じるなら、その人は、イエス様によって救いをいただき、聖徒とならせていただける!
・あなたもイエス様を信じたなら、聖徒、Holy peopleとされました!ハレルヤ!
2.イエス様のみわざ、その2、イエス様は、教会にリーダー・奉仕者を立ててくださいます!
・1節 (ピリピにいる、キリスト・イエスにあるすべての聖徒たち、)ならびに監督たちと執事たちへ。
・教会にリーダーが立てられ、運営がなされていた。
・イエス様が、教会にリーダーを立て、教会を治めさせる。 参考 エペソ4:11 ・教会の運営のスタイルには幅がある。(監督制、長老制、会衆制、自由型?)あっていい。聖書はそれを許容しているから。
・イエス様は、リーダーを立てられる、という原則を大切にしたい。
・パウロも同じ!イエス様のしもべ、とはそういうこと!
・だからこそ、つぎのみことばが大切!
・ヘブル13:17 あなたがたの指導者たちの言うことを聞き、また服従しなさい。この人たちは神に申し開きをする者として、あなたがたのたましいのために見張りをしているのです。ですから、この人たちが喜んでそのことをし、嘆きながらすることにならないようにしなさい。そうでないと、あなたがたの益にはならないからです。
・リーダーは主に任された責任を果たす。(神に申し開きをする=とりなし祈る、見張りをしている=見守る役目)
・メンバーは主にあってリーダーに「服従」する。※言うなり、ではない!牧師へのアドバイス、叱責、時に必要。基本的な姿勢、従う。
・嘆きながらすることにならないようにしなさない
・小山CCでいうと、恐れ多いことだが、私が牧師の務めをさせていただいている。イエス様がそのように導いてくださった。
・務めが果たせるよう、お祈りください。
・執事たちへ=奉仕する者たち 小山CCにおいても!とりなし祈る人、実務で支える人、経済で支える人、いろいろ!イエス様が立ててくださっている!それぞれがイエス様の導きの中で!賜物に応じて!
・それぞれが大切!イエス様が導き、立ててくださったのだから。
3.イエス様のみわざ、その3,イエス様は、神の民の祈りを用いて、恵みと平安を注いでくださいます!
・2節 私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたにありますように。
・パウロは、ピリピ教会の皆さんのために祈った。神とイエス・キリストから平安があるように、と。
・イエス様は、その祈りに答えて、恵みと平安を注いでくださった!
・イエス様は今も同じようにみわざをなしておられる。
・神の民である私たちがイエス様の御名によって祈る、イエス様は祈りに答えて恵みと平安を注いでくださる!
・祈りを大切にしていきましょう!神様の導きを求めつつ祈っていきましょう!
・教会のメンバーのために、その家族のために、とりなしのリストを用いて。イエス様が用いてくださることを信じて!
【まとめ】
・あいさつから学ぶべきことを学んできました!
・この短いあいさつの中に「イエス・キリスト」とイエス様の御名が3度も登場している。
・救いは、聖徒とされるのは、イエス様の御名を通して!
・リーダー、奉仕者が立てられるのは、イエス様の御名を通して!
・祈りを通して恵みと平安が注がれるのもイエス様の御名を通して!
・イエス様の御名をほめたたえつつ、導かれる道を進んでいきましょう!
■宣言:イエス様、あなたの御名はすばらしいです!あなたの御名によって救いを与えられ、あなたを通して教会のリーダー、奉仕者が立てられ、あなたの御名を通して、祈りが答えられ、恵みが注がれます。あなたの御名をほめたたえます!