『“小・少”を大切にされる神様』マタイ18：12～14より 2021年9月26日小山コミュニティチャペル礼拝（25周年記念）
2021年9月26日 25周年記念礼拝メッセージ 要旨
■タイトル：『“小・少”を大切にされる神様』
■聖書箇所：マタイ18：12～14
■中心聖句：マタイ18：14 このように、この小さい者たちの一人が滅びることは、天におられるあなたがたの父のみこころではありません。
・島田ゆかさん、という方ご存じですか？絵本作家の方。
・”バムとケロ”シリーズを書いている。（子どもが小さい時からお世話になっています！）
・新聞に記事が載っていた。
「細かいところまで描き込まれている」とよく言われますが、昔から細かく描くことが好きなんです。」
・そうなんだ～！
・絵が楽しい！ユニーク！細かい！（どの場面にも、小さな犬が出てくる！ペットでもないし、人形でもないし、不思議な存在。）
・皆さんは細かいのはお好きですか？
・さて、神様は細かいことがお好きでしょうか？
◇聖書箇所を読む。
・この箇所は「“迷い出た羊”と“羊飼い”のたとえ話」
・当時のイスラエルではよくあった光景らしい。（あ）牧畜が中心的な産業だった。（い）羊は迷いやすい動物と言われている。羊を飼う人たちにとっては迷子捜し（迷い羊）は日常のことだったようだ。
・羊飼いの仲間同士でこんな風に語り合っていたのではないでしょうか。
・「この間はうちのメー太郎探しで大変だったよ。迷ってしまってうろうろしているのを見つけたよ」
・「聞いてくれ。うちではメー子が迷子になって丸一日探しても見つからなくて。あきらめかけたころ、ハッと思いついたところに行ってみたらはぐれたとは思っていないようでもくもくと草を食べていたよ」
・12、13節、のイエス様の話を聞いて、聞いていた者たちはみな、「そうだ。そうだ。」と深くうなずいていたのではないか。
・イエスは、そのたとえから、聖書が教える神について、話してくださった。
・12節 あなたがたはどう思いますか。もしある人に羊が百匹いて、そのうちの一匹が迷い出たら、その人は九十九匹を山に残して、迷った一匹を捜しに出かけないでしょうか。
・羊飼いはなぜ、迷った羊をさがすのでしょうか？
・自分の所有だから。それもそうでしょう。損したくないから。そう言ってもいいでしょう。
・こう言うことができるのではないでしょうか。羊への愛情のゆえ！！
・13節 まことに、あなたがたに言います。もしその羊を見つけたなら、その人は、迷わなかった九十九匹の羊以上にこの一匹を喜びます。
・羊を見つけて羊飼いは喜ぶ！見つかった羊への愛情のゆえにではないですか。
・イエス様は、羊と羊飼いの話から、父なる神様の話へとつなげる。
・：14 このように、この小さい者たちの一人が滅びることは、天におられるあなたがたの父のみこころではありません。
・「このように」、同じように、神様も捜される！愛情のゆえに！
１．羊飼いが迷った羊を捜すのは、その羊への愛情のゆえですが、それ以上に、神は私たちに愛情を注いでくださっています！
・その対象は？ クリスチャンのこと？そのように適用できます！でも、それだけではない！
・すべての人なのです！
・すべての人にいのちを与えてくださったのは神様！（使徒17：25）
・神が、私たちにいのちの与えてくださった。
・その意味では、すべての人が神のもの。神の羊。
・神様は、すべての人に愛情をもって接してくださる。愛を注いでくださっている！そう言うことができる！
・：14 このように、この小さい者たちの一人が滅びることは、天におられるあなたがたの父のみこころではありません。
・14節 この小さい者たちの一人 〈ギ〉「ヘン・トーン・ミクローン」ヘン＝一人、トーン＝～の、ミクローン＝小さい者たち
・ミクローン、もとはミクロス。この言葉が元となって、単位の名称㎛（マイクロメートル）が。1ミリの1000分の一、1メートルの100万分の一。
２．神の愛情は、自分は「小さい者」だと思っている人にも注がれています。また、一人一人に、個人的に注がれています。
（あ）「小さい者」
・「ミクローン」小さい者たち。
①18：3「子どもたちのようにならなければ、決して天の御国に入れません。」 小さい者たち＝子どもたち。年齢。
②また、小さい者たち＝信仰の幼い者たち。
③さらに、「自分は小さい者だ」、と感じている人たちとも言うことができる。
・神様の愛は、すべての人に注がれています。しかし、特に、小さな者にすぎないと弱さを感じている人、希望を失っている人、に神様の愛は注がれています！
（い）小さい者たちの一人！「ひとり」！
・神様の愛は全世界のすべての人に注がれています。
・しかし、まとめて、すべての人に、ということではない！
・一人一人に！
・神様にしかできない！ ・神様だからこそできる！ ・神様にふさわしい！
・神様は細かいことがお好きなのです！
・ひとりひとり、それぞれのことを考え、寄り添い、愛を注いでくださるのです！
・12節 あなたがたはどう思いますか。もしある人に羊が百匹いて、そのうちの一匹が迷い出たら、その人は九十九匹を山に残して、迷った一匹を捜しに出かけないでしょうか。
３．神様は、細やかな愛をもって、あなたを捜しておられるのです！
・羊飼いは、羊を捜しに出かける。
・神は、人を捜しに出かける！
・神様は、小さな者であっても、一人であっても、失うことを望んでおられない。
・だから、捜しに出かける！
・愛をもって！優しさをもって！細やかな、一人一人に寄り添う思いやりをもって！
（・心に残っている言葉がある。「必死なのは神！」）
適用
（あ）あなたへの神の愛です！受けとりましょう！受け続けましょう！感謝をもって！
（い）皆さんへの神の愛です！届けましょう！身近な人へ！遠くの人へも！祈りをもって。愛の行動をもって。
・また、そのためにも、あなたがまず、神様の愛を受け取ってください！
・静かな池に石を投げ入れるとどうなりますか？
・水面に輪が広がっていくでしょう。
・あなたが神様の愛を受け取る時、神様の愛の輪が広がっていくのです。
・神の愛の受信者になりましょう！
（う）小山コミュニティチャペルとしても。この神様の愛の中を歩んでいきましょう！
■宣言：神様、“小さい者たちの一人”である私にもあなたの愛は注がれています！感謝します。あなたの愛を受け取ります。あなたの愛にとどまります。あなたの愛を届けていきます。これからも私たちがあなたのみこころの道を歩ませてください！
『パウロの勧めに学ぶー”良い知らせ”である福音』（ピリピ書講解説教第16回）ピリピ1：27～30より 2021年9月19日小山コミュニティチャペル礼拝
2021年9月19日礼拝メッセージ 要旨
■タイトル：『パウロの勧めに学ぶ-“良い知らせ”である福音』（ピリピ書講解説教第16回）
■聖書箇所：ピリピ1：27～30
■中心聖句：
① ピリピ1：27～28a ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい。そうすれば、私が行ってあなたがたに会うにしても、離れているにしても、あなたがたについて、こう聞くことができるでしょう。あなたがたは霊を一つにして堅く立ち、福音の信仰のために心を一つにしてともに戦っていて、どんなことがあっても、反対者たちに脅かされることはない、と。
② ローマ5：8 しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。
・オリンピックでの忘れられない一場面、体操の内村選手。
・残念の一言。
・しかし、これもアスリートの通らなければならない現実。
・お疲れさまでした！
・さて、内村選手がこんな内容のことを話していた。
「体操の面白さ、基本を積み上げていくと、難しいわざもできるようになる。それが体操の面白さです。」
・いろいろなことに共通することですね。
・キリスト教信仰であっても！
◇聖書箇所を読む。
・：27～30の【内容】、一つの勧め、それにともなう3つの約束。（苦しみについて 2つのこと）
〈一つの勧め〉 パウロはピリピ教会に勧めを与える。「ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい」（：27）
・そうするなら聞くことができるでしょう。＝このように生きることができる！3つの面から。
〈三つの約束〉
（あ）霊を一つにして堅く立つことができる！ ※聖霊による一致〔神様がしてくださる面が強調されている〕
（い）福音の信仰のために心を一つにしてともに戦うことができる！ ※〔神の民の責務という面が強調されている〕
(:28)
（う）反対者たちに脅かされることはない歩みができる！ ※〔反対者に対してという面〕
・これ（反対者に脅かされないこと）はしるし。
・反対者たちにとっては…滅びのしるし。 ・あなたがたにとっては…救いのしるし
・「福音にふさわしく生きる」、クリスチャンの原動力。神様の愛を受けて歩むことだから。
・そのためには、「福音」とは何なのか、しっかりと確認し、受け止めることが大切！
・今日は、そこに焦点を合わせて学んでいきましょう。
・「福音」をあるキリスト教辞典で調べてみると、6000文字以上の解説。原稿用紙15枚以上！奥が深い！（読むだけでも大変。）
・ある辞書では・・・１ 喜びを伝える知らせ。よい便り。「福音をもたらす」 ２ イエス＝キリストによってもたらされた人類の救いと神の国に関する喜ばしい知らせ。また、福音書にしるされているキリストの生涯と教え。
・さらに一言で言うなら・・・
１．福音とは、「良い知らせ」です！あなたに益をもたらすものです！
・福音、〈ギ〉ユーアンゲリオン ＜ユー（良い）＋アンゲリア（知らせ）
・戦いの勝利の知らせを伝える者へのほうび、として使われていたが、良い知らせそのものを指すようになった。
・考古学的に。前9年の碑文，皇帝アウグストの誕生日に，「世界にとって喜ばしい知らせ（[ギリシャ語]ユーアンゲリア，[ギリシャ語]ユーアンゲリオンの複数形）の始まり」と歓呼したと述べられている．
・福音は、良い知らせ！喜ばしい知らせ！
・その言葉が、聖書の中で用いられた。
・まず知ってください！福音は、良い知らせです！Good news!!なのです！
・差出人はだれか？ そして、受取人は？
・ローマ1:1 キリスト・イエスのしもべ、神の福音のために選び出され、使徒として召されたパウロから。
２．福音とは、「神からの良い知らせ」です！神から、あなたへの知らせなのです！
・聖書は教える。ただ一人の神がおられる。
・世界のすべてを造られ、治めておられる神が。
・けれども、神はわからない！
・けれども、神は、福音を与えてくださった。神の福音！
・福音により神を知ることができる！
・ローマ5：8 しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。
・〈New International Version〉 But God demonstrates his own love for us in this: While we were still sinners, Christ died for us.
３．福音の中身は、「イエス・キリストという方が、私たちのために死んでくださった」、ということです！
・キリストは、私たちのために死なれた。・身代わりの死！
・何の身代わりか？
・余談ですが・・・
・ある牧師さんの話。自転車に乗っていた。工事現場、道が掘り返してあった。
砂利道、がたがたと。「あっ」と、ハンドルを取られ、穴の中へ。
ドスン 大けがだ！ と思ったが、かすり傷一つもない。
落ちたところに工事中の職人さんが。職人さんの背中の上に落ちた！そのおかげでけがひとつなし！
「すみません。すみません」と平謝りに謝った。
「あなたが身代わりになってくれたおかげでけが一つありませんでした」とその牧師。
職人さん、「身代わりとは何だ？」とおこってしまって一騒動だった。
※人は「身代わり」になんてなりたくない！しかし、イエス様は喜んで身代わりになってくださった！
・すべての人は神の前に罪ある者。罪がある者は神との関係が壊れてしまっている。
・罪の解決が必要！
・良い行いによって取り消してもらう？
・過去は消えない。それに、今後、何一つ罪を犯さない、というわけにはいかない。
・罪のない人が身代わりに罪を負ってくれればいい！
・それが、イエス様！
・罪のないイエス様が、身代わりに罪を負い、十字架で死んでくださった。
・救いの道が確かであることを示すため、三日目によみがえられ、弟子たちに現れてくださった。
・このお方を信じるなら、罪が赦され、神とともに歩むことができる！
・これが福音の中身なのです！
・スポルジョン、有名な説教者。亡くなる直前、「私にはこれだけだ！キリストは私のために死なれた！」
・ある牧師はこう書いている。「ともかくも聞いてもらいたい、知ってもらいたい、そうして信じて救われてもらいたい」
・それが福音、というものなのです！
・良い知らせなのですから。
神からあなたへの。
そして、イエス様は、あなたのために命を捨ててくださったのだから！
■宣言：神様、良い知らせである福音を私たちに届けてくださり、感謝します。イエス様は、私たちのために死んでくださいました。私たちの罪を赦し、救いへと導くためです。福音を受け止め、イエス様を信じます。信じ続けます。私たちを導いてください。
『パウロの勧めに学ぶー福音にふさわしく生きる者への祝福①』（ピリピ書講解説教第15回）ピリピ1：27～30より 2021年9月12日小山コミュニティチャペル礼拝
2021年9月12日礼拝メッセージ 要旨
■『パウロの勧めに学ぶ-福音にふさわしく生きる者への祝福①』（ピリピ書講解説教第15回）
■聖書箇所：ピリピ1：27～30
■中心聖句：ピリピ1：27～28a ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい。そうすれば、私が行ってあなたがたに会うにしても、離れているにしても、あなたがたについて、こう聞くことができるでしょう。あなたがたは霊を一つにして堅く立ち、福音の信仰のために心を一つにしてともに戦っていて、どんなことがあっても、反対者たちに脅かされることはない、と。
・あるスポーツチームがミーティングをした。どうしたら強くなれるか？
・ある人が言った。「一致団結することです！」皆さん、賛同！そうだ、そうだ。一致団結だ！
・別な人が聞いた。「一致団結のためには何が大切だろう？」
・いろいろな意見が出たが、最終的にたどり着いた。「それぞれの意見を尊重することだ！」みんな、そうだそうだ。
・ある人が言った。「そういうことなら、僕の意見、言っていいかな。強くなりたいんだけれど、一致団結なんて好きじゃない！面倒くさい！」
・さて、どうしたらいい？
・「一致」とは難しいもの！聖書はどう教えているでしょうか？
◇聖書箇所をお読みください。
・：27～30の【内容】は、「一つの勧め」、それにともなう「3つの約束」、（さらに、苦しみについて 2つのこと）
・〈一つの勧め〉 パウロはピリピ教会に勧めを与える。「ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい」（：27）
・そうするなら聞くことができるでしょう。＝このように生きることができる！3つの面から。
・〈三つの約束〉
（あ）霊を一つにして堅く立つことができる！ ※聖霊による一致〔神様がしてくださる面が強調されている〕
（い）福音の信仰のために心を一つにしてともに戦うことができる！ ※〔神の民の責務という面が強調されている〕
:28になると・・・
（う）反対者たちに脅かされることはない歩みができる！ ※〔反対者に対してという面〕
・これ（反対者に脅かされないこと）はしるし。
・反対者たちにとっては…滅びのしるし。 ・あなたがたにとっては…救いのしるし
・信仰生活、戦いや苦しみもある、ということを思い返させている。というのも・・・・
・あなたがたが受けた恵みは… （：29）
・「キリストを信じること」、だけではなく。・「キリストのために苦しむこと」、でもある。
・あなたがたは経験している。（：30）
・私について、かつて見、今聞いているのと同じ苦闘を。（私も通ってきたよ）
・今日は、以下、下線部の点に焦点を絞って学んでいきましょう。
・27節 ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい。そうすれば、私が行ってあなたがたに会うにしても、離れているにしても、あなたがたについて、こう聞くことができるでしょう。あなたがたは霊を一つにして堅く立ち、福音の信仰のために心を一つにしてともに戦っていて、どんなことがあっても、反対者たちに脅かされることはない、と。
・あなたがたは霊を一つにして堅く立ち、
・福音にふさわしく生活するなら、あなたがたは、霊を一つにして堅く立つことができますよ！！
１．“福音にふさわしく生きる者”へ約束されている祝福は、聖霊なる神様によって“一致”が与えられる、ということです！
・「霊を一つにして」
・〈ギリシャ語〉 エン ヘニ プニューマティ
・in one spirit
・直訳では、「一つの霊で」
・エペソ2：18では、まったく同じギリシャ語が「このキリストを通して、私たち二つのものが、一つの御霊によって御父に近づくことができるのです。」
・「霊を一つにして」という訳では、人間の側で、自分の霊を、コントロールして、ほかのクリスチャンたちと一つにしていく、というイメージとつながりやすい。
・「一つの御霊によって堅く立ち」と訳したい。
・福音にふさわしく生活する、そうすると、一つの御霊なる神様のお働きによって、一つになって、堅く立つことができる！
・同じ聖霊なる神様のお働きのおかげで、一つになることができる！
２．“福音にふさわしく生きる者”へ約束されている祝福は、聖霊なる神様のお働きによって“堅く立つことができる”ということです！
・「堅く立ち」＝〈ギリシャ語〉ステーコー
・これは、「兵士が、持ち場に配置され、その持ち場を守ろうと、敢然とその場に立っている」様子を表す言葉。
・福音にふさわしく生きると、堅く立つことができる！
・あなたは、イエス様への信仰に堅く立つことができる！
・あなたは、信仰を貫き通すことができる！
・あなたは、試練を乗り越えていける！
・あなたは、悪魔に勝利することができる！
・福音にふさわしく生きるとき！
・福音にふさわしく生きる、にはなぜ、そんな効果があるのか？（福音にふさわしく生きる、とは「基準」でもあるが、以上に「原動力」と先週学んだわけだが。）
・福音にふさわしく生きるとは、抽象的で、役に立たないものなのではないか。
・いいえ！
３．“福音にふさわしく生きる”とは、神様が注いでくださる愛を、全身全霊で受け止めて生きていくことです！ですから、聖霊による一致、堅く立つことを可能にしてくれます！
（あ）福音は、神様からの良い知らせ、愛の知らせ
・ヨハネ3：16
（い）福音にふさわしく生きる＝神様の愛のうちを生きる
・ガラテヤ2：20
・パウロは言う。今私が生きているのは、①神の御子に対する信仰による、②神の御子は、私を愛し、私のために、ご自分を与えてくださったお方！
・パウロはいつも心の中で言っていた（と言っていいでしょう）「イエス様は私を愛してくださった」、「イエス様は私のためにご自分を与えてくださった。」
・イエス様の愛、神様の愛を受けて生きていた！
・これが福音にふさわしく生きるということ！
（う）神の愛のうちを生きる、どういう姿か？
・ローマ8：31～39
：31 では、これらのことについて、どのように言えるでしょうか。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。
：32 私たちすべてのために、ご自分の御子さえも惜しむことなく死に渡された神が、どうして、御子とともにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがあるでしょうか。
：33 だれが、神に選ばれた者たちを訴えるのですか。神が義と認めてくださるのです。
：34 だれが、私たちを罪ありとするのですか。死んでくださった方、いや、よみがえられた方であるキリスト・イエスが、神の右の座に着き、しかも私たちのために、とりなしていてくださるのです。
：35 だれが、私たちをキリストの愛から引き離すのですか。苦難ですか、苦悩ですか、迫害ですか、飢えですか、裸ですか、危険ですか、剣ですか。
：36 こう書かれています。「あなたのために、私たちは休みなく殺され、屠られる子羊と見なされています。」
：37 しかし、これらすべてにおいても、私たちを愛してくださった方によって、私たちは圧倒的な勝利者です。
：38 私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いたちも、支配者たちも、今あるものも、後に来るものも、力あるものも、
：39 高いところにあるものも、深いところにあるものも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。
・神様の愛を受け止めて歩んでいきましょう！福音にふさわしい生き方ですから！
・ひとつの聖霊なる神様による一致をいただきましょう！また、堅く立たせていただきましょう！
■宣言：神様、あなたの大きな愛を感謝します。私たちは福音にふさわしく生き、あなたの愛を受け止めて歩んでいきます。一つの御霊によって堅く立つ者とならせてください。
『パウロの勧めに学ぶ-福音にふさわしく生きよ』（ピリピ書講解説教第14回）ピリピ1：27～30より 2021年9月5日小山コミュニティチャペル礼拝
今回はメッセージのみです。
2021年9月5日礼拝メッセージ 要旨
■『パウロの勧めに学ぶ-福音にふさわしく生きよ』（ピリピ書講解説教第14回）
■聖書箇所：ピリピ1：27～30
■中心聖句：ピリピ1：27～28a ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい。そうすれば、私が行ってあなたがたに会うにしても、離れているにしても、あなたがたについて、こう聞くことができるでしょう。あなたがたは霊を一つにして堅く立ち、福音の信仰のために心を一つにしてともに戦っていて、どんなことがあっても、反対者たちに脅かされることはない、と。
・今日は、俳句の話から。俳句と言えば・・・
・「古池や蛙飛び込む水の音」（松尾芭蕉）
・「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」（正岡子規）。
・わび、ざび、しみじみと世界ですね！
・「金欲し付合」って知っていますか？
・有名な俳句のあとに「それにつけてもカネの欲しさよ」を続ける江戸時代の遊びのこと。
・「古池や蛙飛び込む水の音」＋「それにつけてもカネの欲しさよ」
・「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」＋「それにつけてもカネの欲しさよ」
・なんとも滑稽なことに！
・さて、クリスチャンにっては？
・「それにつけても・・・・」
・「それにつけても、（福音のありがたさよ）」（字余り）！！
・聖書箇所をお読みください。
・ピリピ書における【流れ】
：1～2 あいさつ、
：3～8 パウロの感謝、
：9～11 パウロの祈り、
：12～18宣教報告、
：19～26パウロの抱負。
・：27から、信仰生活のための「勧め」が。
（これまでは前置きのようなもの！これから本論！）
・今日の箇所の【内容】、
一つの勧め、それにともなう3つの約束、苦しみについて知っておいてもらいたい2つのこと。
・パウロはピリピ教会に勧めを与える。「ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい」（：27）
・そうするなら聞くことができるでしょう。＝このように生きることができる！3つの面から。
（あ）霊を一つにして堅く立っている。
（い）福音の信仰のために心を一つにしてともに戦っている。
(:28)（う）反対者たちに脅かされることはない。
・これ（反対者に脅かされないこと）はしるし。
・反対者たちにとっては…滅びのしるし。 ・あなたがたにとっては…救いのしるし
・※信仰生活、戦いや苦しみもある、ということを思い返させている。というのも・・・・
・あなたがたが受けた恵みは… （：29）
・「キリストを信じること」、だけではなく。
・「キリストのために苦しむこと」、でもある。
・あなたがたは経験している。（：30）
・私について、かつて見、今聞いているのと同じ苦闘を。（私も通ってきたよ）
・今日は、27節「ただキリストの福音にふさわしく生活しなさい」を中心に
・本論、冒頭、「ただ」（〈ギ〉モノン）。強調のため。
・クリスチャン生活、一言で言うなら「キリストの福音にふさわしく生活しなさい」！
１．「福音にふさわしく生きる」とは、信仰生活の最高レベルの「基準」です！神様が与えてくださった基準なのですから、精一杯取り組んでいきましょう！
(ア)福音の偉大な「特権」を考えるなら、それに伴う「義務」も大きなものであることを覚悟する必要があることは普通に考えれば当然のこと！
①「特権」＝罪の赦し、神の子どもとして特権、神との交わり、永遠のいのち、栄光のからだ、…。
②ルカ12：48 「多く与えられた者はみな、多くを求められ、多く任された者は、さらに多くを要求されます。」
③神第一の生活、愛の生き方、きよい生き方、正しい生き方、…
(イ)似た内容の聖書箇所
①エペソ4：1 あなたがたは、召されたその召しにふさわしく歩みなさい。（516. Axiós）
②コロサイ1：10 また、主にふさわしく歩み、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる良いわざのうちに実を結び、神を知ることにおいて成長しますように。（516. Axiós）
③第一ペテロ1：15 むしろ、あなたがたを召された聖なる方に倣い、あなた方自身、生活のすべてにおいて聖なる者となりなさい。
(ウ)基準の「効果」と「限界」
①基準があると… 1.張り合いがある。元気が出る。 2.どうしたらいいかがわかる。
②基準の限界… 1.緊張する。 2.疲れる。 3.がっかりする。あきらめてしまう。やる気を失う。 4.うまく行っているときは優越感、そうでないと自己嫌悪！ 5.人を裁くことが増えてしまう。
・「福音にふさわしく生きる」とは、「基準」の意味だけなのでしょうか？
２．「福音にふさわしく生きる」とは、信仰生活の「原動力」です！福音を信じ、受け入れ、味わい、とどまり続け、エネルギーを受けていきましょう！
・まず、確認しましょう。「福音」とは「良い知らせ」です！どんな知らせか？
・福音のエッセンス 「人間は罪を犯し、神に背を向けて生きてきた（人の罪）。にもかかわらず、神は人間を愛し、救い主イエスを遣わしてくださった（神の愛）。イエスは、人間たちの罪を背負って、十字架で死なれた。三日目によみがえられた。そして、神への道を用意してくださった（イエスの十字架と復活）。この良い知らせ（福音）を信じ、受け入れる者は救いを受け、神とともに歩む者とされる（信仰）。」
・クリスチャンは、みな、この福音を受け止め、信じた。そして、救いをいただいた！
・救いをいただいた者は、喜ぶ！感謝する！神を愛するようになる！人を愛するようになる！神が喜ばれる生き方をして恩に報いたい、と思うようになる！
・福音にふさわしく生きるとは、そのように生きること！
・福音にふさわしい生活とは、「～すべし、という基準」である以上に、「原動力」！
・ローマ1：16では、福音は「神の力」だと記されている！
・福音を聞いて、信じるとき、救いが与えられる（ローマ1：16）。福音は神の力なので（ローマ1：16）。そして、福音は、信仰に始まり、信仰に進ませる(ローマ1：16)。福音は神の力なので！
・☆福音を聞いて信じ、救われた、そのことに心を向けるとき、新しい力がわいてくる（内から）！注がれる（外から）！
・福音にふさわしく生きる、とは・・・
（あ）神様への感謝があふれる生き方のこと。
（い）与えられたさまざまな恵みについて感謝があふれる生き方のこと。
（う）救いの喜びがあふれる生き方のこと。
（え）たましいの自由のうちを生きること。
（お）救いの喜びをともに喜ぶ生活のこと。〔教会生活〕
（か）何とかして恵みを人に伝えたい、そういう気持ちで生き、実践していく生活。〔伝道〕
・福音にふさわしく生きるとは、福音にふさわしいかどうかと過度に心配して生きることではない！
・福音を信じて救われていることを喜んでいる生活、ということができる。
・※疑問点 自分だけ喜んでいるだけにならないか。自己満足だけではないか。
・神様の愛と恵みと救いに満足すること、何が問題でしょう？
・独り占めなら問題。 ・自分の満足だけを求める、それは問題。
・しかし、苦しんでいる人がいるから、私も救いの喜びなど置いておきます。これは聖書的ではない！
・あなたが救いを喜ぶことは、隣人へ祝福をもたらす。最高の発信！
・花に虫が集まってくるように！
・最初の話に戻ります。
・「それにつけても福音のありがたさよ」！！
■宣言：神様、私たちは、福音にふさわしく、福音を【基準】として生きていきます！また、福音にふさわしく、福音を【原動力】として生きていきます！神様、あなたの愛を、救い主イエス様を、永遠のいのちを感謝します！
『 頼りになるお方がいる！ 』 ヘブル 4 :14～16より 2021年8月29日小山コミュニティチャペル礼拝
2021年8月29日礼拝メッセージ 要旨
■『頼りになるお方がいる！』
■聖書箇所：ヘブル4：14～16
■中心聖句：
：14 さて、私たちには、もろもろの天を通られた、神の子イエスという偉大な大祭司がおられるのですから、信仰の告白を堅く保とうではありませんか。
：15 私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです。
：16 ですから私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。
・ありがたいなあ、と思うこと時々ありますね。
・何気ない日常、
・家族の中での重要な出来事、
・相談することのできる先輩、友人、もありがたいですね。
・この聖書箇所は、ヘブル書の中心箇所と言われている。
・内容は
○信仰の告白を堅く保とう！（：14） 大祭司イエスがおられるのだから。
①ただの大祭司ではない。偉大な大祭司！ ・イエスは、もろもろの天を通られた！神の子！
②とともに、弱さを理解してくださるお方！（：15） ・罪は犯されなかったが、すべての点で私たちと同じ試みにあわれた。
○大胆に恵みの御座に近づこう！（：16） 2つの目的のため。
①「あわれみ」を受けるために！
②折にかなった助けにあずかれるよう、「恵み」をいただくために！
・：14 さて、私たちには、もろもろの天を通られた、神の子イエスという偉大な大祭司がおられるのですから、信仰の告白を堅く保とうではありませんか。
１．クリスチャンの特権を思い出しましょう！クリスチャンは、頼りになるお方との親しい関わりが与えられています！そのお方は、偉大な大祭司であるイエス様です！
・クリスチャンの特権。
・すばらしい働きをしてくれるお方と知り合いになり、助けてもらえる。
・偉大な大祭司であるイエスとの親しい関わりが与えられている！
・最近、新しく知り合いになった方。
・新幹線の整備士をしている方！
・鉄道マニアの人にしたら貴重な出会い！
・私はそれほどではないけれども、それでもわくわくしました！
・ギリシャ語では、「偉大な大祭司を持っているのですから・・・」
・クリスチャンは持っている！所有している！
・NIV Therefore, since we have a great high priest who has gone through the heavens, Jesus the Son of God, let us hold firmly to the faith we profess.
・グリフィス・トーマス この箇所の解説。クリスチャンには「霊的な所有についての自覚があるべきです。」、「霊的な事柄における“現在のリアリティ”を意味しています。」
・クリスチャンであるあなたに知って欲しい！あなたは持っている！偉大な大祭司であるイエス様を！！
・：14 さて、私たちには、もろもろの天を通られた、神の子イエスという偉大な大祭司がおられるのですから、信仰の告白を堅く保とうではありませんか。 ：15 私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです。
２．イエス様は、偉大なお方（偉大な大祭司）であり、また、それと同時に、私たちの弱さを理解し、同情してくださるお方です！
・もろもろの天を通られたお方！（超自然な方であることを示す。新聖書注解新約3 ｐ233安田）
・神の子！（神であるお方）
・スティブス（聖書注解KGK ｐ1124）「彼の人性と地上の経験のゆえに、彼は私たち人間の限界と試練とに同情と理解を持たれる。」
・私自身の経験。
・つらい出来事に直面していた。
・その真っただ、ある方が、押しつけがましさは少しもなく、短くこう言ってくれました。
・「私も経験をしました。こういうことでした。」と状況を説明してくれました。
・「同じような経験をした人がいるんだ！」と、慰めとなったことがありました。
・イエス様は、神であるお方。それとともに、私たちと同じように試練を通られたお方です。
・イエス様は、罪を犯すことはありませんでした。そうでなければ、私たちの身代わりに罪を負って十字架にかかる資格はなかった。
・イエス様は試練を通られました。
・イエス様は神の子なのだから試練など何でもなかったのではないか、と思う方もあるかもしれません。逆なのです。
・私たちはたびたび、罪の力に打ち負かされてしまいます。罪の力に流されているのです。
・イエス様は、罪に立ち向かい、罪に抵抗しました。罪の流れに逆らい、歩み続けたのです。私たちが考えることのできないほどの戦いだったと言っていいでしょう。
・イエス様は、私たちと同じように試みにあわれました。そして、試みの中でもがいている私たちを理解してくださるのです。同情してくださるのです。
・：16 ですから私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。
・恵みの御座に近づく＝恵みに満ちた神に近づく
３．大祭司イエス様を通して、神様に近づきましょう。まず、①信仰者となるという意味で神様に近づきましょう！ ②信仰者として、神様に近づき始めましょう！ ③信仰者として、いつも神様に近づきましょう！
・16節、直訳は、以下。 私たちは大胆に恵みの御座に近づこう。（あ）あわれみを受けるために。（い）折にかなった助けのための恵みを見出すために。
・目的2つ
（あ）あわれみを受けるため。
・神様のあわれみを受けることができる！
・人の最大の課題、罪に対する解決、「罪の赦し」を指していると考えられる。
（い）折にかなった助けのための恵みを見出す（恵みをいただいて）ために。
・折にかなった＝ユーカイロス ←ユー（良い）＋カイロス（機会）
・折にかなった助けとは、人の弱さ、欠乏、に対する解決と考えられる。
・それが神の恵み！！
・神様に近づきましょう！近づき始めましょう！近づき続けましょう！
■宣言：神様、私たちに、偉大であり、また、あわれみ深い大祭司であるイエス様を与えてくださりありがとうございます。あわれみと恵みをいただくため、イエス様を通して、神様に近づきます！近づき続けます！
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