『細やかな愛で愛する』(ピリピ書講解説教第28回)ピリピ2:25~30より 2022年4月24日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年4月24日礼拝メッセージ 要旨
■タイトル:『細やかな愛で愛する』(ピリピ書講解説教第28回)
■聖書箇所:ピリピ2:25~30
■中心聖句:
①ピリピ2:29 ですから大きな喜びをもって、主にあって彼を迎えてください。また、彼のような人たちを尊敬しなさい。
②コロサイ3:12 ですから、あなたがたは神に選ばれた者、聖なる者、愛されている者として.深い慈愛の心、親切、謙遜、柔和、寛容を着なさい。
・渋滞している中、自動車を運転していました。
・左側に入りたそうにしている車が見えました。パッシングをして、どうぞ、と入れてあげました。
・会釈しながら、助かった、という表情。
・譲ってあげられると気持ちがいいですね。
・あいかわらず渋滞しています。
・少し進むと、入れてあげた車が、左側からの車を入れてあげている。
・こんな経験はありませんか。
・“人はしてもらったことをするもの”、という原則があるらしいですがまさにその通りですね。
・ちなみに、譲ってばかりでは進まないように思いますが、意外とスムーズに進むことができ、気持ちも余裕が生まれるし、ほどなく、渋滞も解消。譲り合いの精神、大切にしたいですね。
・“人はしてもらったことをする”、そんなことが出てくる聖書の学びです。
◇聖書箇所をお読みください。
・この箇所、ピリピ書の用件の部分
・第一の用件 2:19~24 テモテの派遣〔4/3に学びました〕
・今日の箇所 2:25~30 エパフロディトの派遣!
・4/3に解説しましたが、教え(教理)、勧め(実践)は学びやすい。教えは理解し、心に留める。勧めは実行する。
・今日の箇所は「用件」!
・聖書はすべて聖霊様の導きのもと書かれた。第二テモテ3:15~17。救いと成長を目的としている!
・用件は用件、そのままなのだが、やはり、教えや勧めを学び取ることができる!!
・しかし、一読しただけでは要領を得ないのでは。何かすっきりしない。
・疑問も出てくる。「なぜ、こんなにエパフロディトを絶賛するのか?」
・聖書を読み取るときの大切な原則。推測(想像力)で読まない。わからないところがあるとき、こんな意味だろう、と推測で結論づけない。教理については特に!(一つ一つ言葉の意味を調べる必要があるかも。他の箇所が教えているかも。背景がわかれば理解できるかも。・・・)
・しかし、想像力、推測が必要な場合もある!物語、手紙の用件、等の場合。一つ一つの言葉を調べる以上に、著者の言いたいことを捕らえることが大切。
※榊原康夫師 『聖書読解術』p16 “思想読み取りの術”として取り上げている。
・パウロの思いを探ってみましょう。エパフロディトの状況について調べてみましょう。
○エパフロディトについて。
・ピリピ教会から遣わされた使者だった。「あなたがたの使者で…」(2:25) (ピリピ教会のパウロへの愛の表れであったと言えるだろう。また、エパフロディト自身もパウロを尊敬していたのでは。深いつながりがあったと言えるだろう。エパフロディトは、ピリピ教会とパウロの“友情のしるし”だったのだろう。)
・2つの目的のための使者として。
(あ)ピリピ教会からの支援物資を運んだ。(4:18)
(い)パウロのもとにとどまり、パウロに仕えた。(2:25、30)
・「わたしの必要に仕えてくれた」(2:25)
※具体的にはわからない。身の回りのお世話をすることだったか、働き人として伝道や牧会をしたのか。
・そのような中、病気にかかってしまった。(2:26)それも、死ぬほどの病気だった。(2:27、30)
・神のあわれみにより回復した。(2:27)
○エパフロディトの心情:望郷(ホームシック)と心配
〈心配〉
・自分が病気になったことがピリピ教会に伝わったことを気にしている。(2:26) :26 「彼はあなたがたみなを慕っており、自分が病気になったことがあなたがたに伝わったことを、気にしているからです。」
※新共同では明確な表現:「しきりにあなたがた一同と会いたがっており、自分の病気があなたがたに知られたことを心苦しく思っているからです。」
〈望郷(ホームシック)〉
・ホームシックだったのではないか。
・:26 「彼はあなたがたみなを慕っており…」 ※欄外注「あなたがたみなに会うことを切望しており…」
・エパフロディトの気持ち。「ピリピに帰りたい」 パウロは前向きに表現したのではないか!
・※「突然望郷の念に駆られた」 I suddenly felt homesick. I was suddenly overcome with homesickness.
・想像だが、彼はパウロに打ち明けたのではないか。
「パウロ先生、折り入ってお話しがあるのですが。大変、申し上げにくいことなのですが、ピリピに帰りたいのです。お役に立ちたい気持ちは変わりありません。ピリピ教会の代表として遣わされたことも心得ています。 私は大病をしました。死の瀬戸際を通りました。神様のあわれみで生き延びられました。 私はピリピに帰りたいのです。故郷のピリピに。ピリピ教会の仲間たちと会いたいのです。いっしょに祈り合い、励まし合いたいのです。」
○エパフロディトへの起こりうる批判。
・「大切な役目を任せたのに病気になってしまうなんて役立たず。だらしがない。」(病気はやむを得ないことなのだが)
・「病気にかかってしまうのはやむを得ないにしても、パウロ先生を残して帰ってきてしまうとは情けない。意気地がない。」
・「帰ってくる理由が帰りたいから、などとはとんでもない!自分の都合ではないか!」
○パウロの配慮
(あ)「とりなし」 ・エパフロディトを「大きな喜びをもって、主にあって…迎えてください。」(2:29)
・「彼のような人たちを尊敬しなさい。」(2:29) ・エパフロディトが冷たく扱われることがないように配慮して。
(い)前向きな評価 ・「わたしの兄弟、同労者、戦友」(2:25)「私の必要に仕えてくれた…」(同)
(う)大病と死にかけたこと、についての前向きな解釈 ・「彼はキリストの働きのために、死ぬばかりになりました。」(:30)
・「あなたがたがわたしに仕えることができなかった分を果たすために、いのちの危険を冒したのです。」(:30)
・エパフロディトへのパウロの細やかな配慮が。(クリスチャンが目指すべき、理想的な姿!)
1.パウロの細やかな愛、自分を忘れた愛に見習いましょう!【模範】
(あ)細やかな愛。
・調べてきたとおり。とりなし、前向きな評価、出来事の良い方への解釈。
(い)自分を忘れた愛。
・パウロの置かれていた状況。鎖につながれた状況。軟禁、と考えられる。牢獄で鎖につながれた状況よりは自由があった、と考えられる。
・とは言え、自由に移動・旅行はできない。ホームシックになっている場合ではない。動けないのだから。
・そのパウロが、ホームシックにかかったエパフロディトを受け入れている。送り返そうとしている。心配なく帰れるように配慮してあげている!
・パウロにならって自己忘却、細やかな愛をもって愛する者となりたい。
・ところで、振り返ってみると、どうでしょうか?
・私たちは、すぐに自分のことで精一杯になってしまう。いつももがいている。「自分ではなく」、と格闘している。
・どこから始めたら良いか?
2.自分中心であり、他の人のことを配慮することができない、そのような至らない自分であることを認めることから始めるのです!【出発点】
・マタイ5:3 心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。
・弱さ、至らなさ、罪深さを認めることが第一歩!
・認めればいい。
・簡潔!
・だが、難しい!
・神様の助けをいただいて心の貧しい者とならせていただきましょう!
・「天の御国はその人たちのものだからです」=神様の御支配がそこにある。神様が用意して下さっている祝福が実現する、ということ!
・認める人には神様の祝福が臨む。
・「我知らず…」という言葉があるが、神様の恵みにより、あるとき、気がつくと、自己忘却と細やかさの愛で愛する者とならせていただいていることに気づくことになるでしょう。
・もう一つの点を心に留めましょう。模範、へりくだり、それだけではない! ・パウロのエパフロディトへの愛は、“神様の愛”の反映です! ・神様の愛がどのようなものであるかが、パウロを通して現われているのです。
3.あなたは、神様の細やかな愛によって愛されています。神様の愛が注がれていることにいつも気づかせていただきましょう。そして、愛する者となっていきましょう!【原動力】
・パウロは神様の愛に気づいた!目が開かれた!神を愛し、隣人を愛した!
・コロサイ3:12 ですから、あなたがたは神に選ばれた者、聖なる者、愛されている者として、深い慈愛の心、親切、謙遜、柔和、寛容を着なさい。
・最初の話を思い出してください。譲られた人は譲る人になるのです。愛された人は愛する人になるのです。
・神様の愛。
(あ)救い主イエス様において。
(い)日々の歩みにおいて。
・「キリストの働きのために死ぬばかりになりました」(:30)
・あなたの日々の歩み(仕事、勉強、スポーツ、家事、雑務)を神様はそのように評価してくださっている!
・あなたが出会う困難な出来事(病気、けが、アクシデント)をそのように評価してくださっている。
■宣言:神様、あなたはひとり子イエス様を送ってくださるほど、私たちを愛してくださっています。私たちは愛のない者であることを認めます。あなたの愛に気づかせてください。パウロがそうだったように、自分を忘れ、細やかな愛をもって、隣人を愛する者とならせてください。
『喜びと驚き、復活されたイエスの来訪』(復活日礼拝)ルカ24:36~53より 2022年4月17日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年4月17日復活日礼拝メッセージ 要旨
■『喜びと驚き、復活されたイエスの来訪』
■聖書箇所:ルカ24:36~53
■中心聖句:ルカ24:36 これらのことを話していると、イエスご自身が彼らの真ん中に立ち、「平安があなたがたにあるように」と言われた。
ローマ4:25 主イエスは、私たちの背きの罪のゆえに死に渡され、私たちが義と認められるために、よみがえられました。
・領収証の話。
・ある人が買い物をしました。
・領収証をお願いすると、店員さん「宛名はどうしましょうか?」
・その人、「上」でいいです。
・「わかりました。」
・「こちらになります。」
※聞こえなくもないけど・・・
・別な話です。
・「但し書きはどうしましょう?」
・「品代」でお願いします。
・「わかりました。」
・「こちらになります」
・今日は領収証がでてきます。
◇聖書箇所をお読見ください。
・今日の第一のポイントは・・・
1.イエス様は確かに復活された、と聖書は教えています。
(あ):36~43 復活の証拠―物質的に(姿、声、手足、食事)
(い):44~47 復活の必要性―預言の成就(心を開いて)
・:46 「キリストは苦しみを受け」 →イザヤ53章
・:46 「キリストは・・・三日目に死人の中からよみがえり、」
→ヨナ書、ご自身による解説:マタイ12:38~40
・:47 「その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。」
→イザヤ49:6 わたしはあなたを国々の光とし、
地の果てにまでわたしの救いをもたらす者とする。
→「神に立ち帰れ」という、OTにおけるイスラエルの民への呼びかけが、
あらゆる国の人へと適用されるように!
・第2のポイントは・・・
2.イエス様の復活は、十字架のみわざ(人類の罪を身代わりに背負われたこと)の保証です!
(あ):46~47 苦しみ→よみがえり→「罪の赦しを得させる悔い改め」が宣教される。
・神様のご計画。
・つながっている!
(い)罪を代わりに負ってあげたよ、と言葉では言えるだろう。本当にそのことが実現したかどうかはわからない!
・イエス様は復活された!十字架のみわざの保証として!
・イエス様は罪の代価を支払われた!そして言われた。「完了した!」。だからよみがえられた!
・復活は十字架のみわざが完了した証拠!しるし!あかし!領収証!
・ローマ4:25 主イエスは、私たちの背きの罪のゆえに死に渡され、私たちが義と認められるために、よみがえられました。
・第3のポイントは・・・
3.「イエス様は、私の罪のために十字架で死なれ、そして、私を義と認めるために復活された」、と信じるなら、その人は救われ、神様とともに歩む祝福の中へ入れていただくことができます!
(あ)まだイエス様を信じていない方へ。
・「イエス様は復活された」、という聖書の知らせに向き合いましょう!
・そして神様の助けにより復活の事実を認め、イエス様を信じましょう!
(い)信じている方へ。
・イエス様の復活を喜び祝いましょう!
・実現していただいている神様との交わりを味わいましょう。
・イエス様の十字架と復活を伝えましょう!(具体策 ・教会の礼拝に誘ってみましょう!・礼拝の動画を紹介してみましょう!)
■宣言:イエス様、あなたは私たちの罪を負って十字架で死んでくださいました。そして、3日目によみがえられ、そのみわざが確かであることを示してくださいました。イエス様、あなたを信じます。信じ続けます。
『彼らをお赦しください』(受難週礼拝)ルカ23:32~38より 2022年4月10日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年4月10日受難週礼拝メッセージ 要旨
■『彼らをお赦しください』
■聖書箇所:ルカ23:32~38
■中心聖句:ルカ22:33~34
:33 「どくろ」と呼ばれている場所に来ると、そこで彼らはイエスを十字架につけた。また犯罪人たちを、一人は右に、もう一人は左に十字架につけた。
:34 そのとき、イエスはこう言われた。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているかが分かっていないのです。」彼らはイエスの衣を分けるため、くじを引いた。
◇聖書箇所をお読みください。
:34 そのとき、イエスはこう言われた。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているかが分かっていないのです。」彼らはイエスの衣を分けるため、くじを引いた。
1.驚くべきことに、イエス様は、十字架につけられたとき、真っ先に、「彼らをお赦しください」と赦しを祈られました。
(あ)その時の状況
・不当な裁判。律法学者たち、祭司たちの策略だった。
・ローマの属国であったのでローマ総督ピラトのもとでの裁判。祭司長たち、民衆を扇動(マルコ15:11)。結果、有罪、十字架刑に。
・:33 ローマの死刑執行人たちによるはりつけ。 ・:35 議員たちによるあざけり。
・:37 兵士たちによるあざけり。 ・そんな状況にもかかわらず、イエスは赦しのことばを発された!
・敵をも愛する愛!
(い)背景にあったことは?
・イエス様は、ご自分が教えられたことを実践した!
・マタイ5:44「自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」(山上の説教の一部)を、生きた!
・敵対する者さえも愛すべき。神のみこころがなされるよう祈るべき。
・イエス様は、敵をも愛し、ご自分が教えられたことを実践し、「彼らをお赦しください」と祈られた。
(う)対象 誰のことを念頭に置いて祈られたのか?
・ローマ人死刑執行人たち。(:33)(一番直接的には)
・イエスに敵対し、十字架につけたユダヤ人律法学者・ユダヤ教指導者たち。(もう少し広く)(ルカ22:66)
・全人類のためのとりなしの祈り。(霊的な意義においては)(マルコ14:24 これは、多くの人のために流される、わたしの契約の血です。)
(え)評価
・驚くべきこと!
・人間にはできないこと!
・悪い意味ではなく。 人は、自分の権利を守ることにより、自分の存在を保っている。自分の存在を脅かす者には反射的に反応する。
・罪深い性質を持つものとして。 人としての権利をいつのまにか振りかざし、別な人(敵)の権利を踏みにじってしまう。やられたら倍にしてやり返してしまう。
・笹尾鉄三郎師の解説(全集第三巻 新約講義・上 p204) 33節において、イエスを十字架につけたその釘は、主のおからだを刺したのである。このとき発せられたのがこのお言葉である。あたかも、水がいっぱいの袋に穴を開けたように、主のうちに満ち満ちた愛―敵を愛する愛―は、溢れ出たのである。
・ところでシビアな質問です。
・「しかし、それは、良いものであったが、ことばだけだったのではないだろうか?」。どうなのでしょう。
・結論から申し上げると、…。
2.イエス様は、赦しを与えることがおできになりました。なぜなら、赦しを与えるための完全ないけにえとしてご自分をささげられたからです!
・旧約聖書の背景を知る必要があります。イスラエルの民はこう教えられていた。神の前に罪を犯したなら、罪の赦しのために動物のいけにえをささげよ、と。 レビ記4:2~3 「罪のきよめのささげもの」 不完全なものであった。イスラエルの民を通して罪が赦されるための必要は何であるか、神は啓示された。
・ヘブル9:22 律法によれば、ほとんどすべてのものは血によってきよめられます。血を流すことがなければ、罪の赦しはありません。
・今日の聖書箇所の場面をもう一度、見てみましょう。
・:33 「どくろ」と呼ばれている場所に来ると、そこで彼らはイエスを十字架につけた。
・ということは・・・イエス様がこのことばを発されたとき、釘づけられたその手から血が流れていた。
・血ということばは出てこない。四福音書いずれでも、イエス様が十字架に付けられる場面では記述されていない。(息を引き取られた後、槍で突き刺されたときのみ。ヨハネ19:34) ※十字架刑での肉体的・生理的な苦痛はあえて詳細には記述されなかったと言っても良い。霊的な意義にこそ、人の心が向けられるため。映像化による真理の伝達の可能性は否定できないが、注意も必要。「聖書にとどまる」、「聖書に立ち戻る」ことを大切にしたい。
・イエス様は、このとりなしの祈りをささげる権限を、持たれた!
・罪なきお方が、罪を背負われ、十字架にかかり、苦しみ、血を流されたことによって!
・「罪の赦し」の門が開かれた!
・イエス様は、ご自分のもとに導くよう計画された人々のために、とりなし続けておられます!
・ヘブル7:25 したがって、イエスは、いつも生きていて、彼らのためにとりなしをしておられるので、ご自分によって神に近づく人々を完全に救うことがおできになります。
・イエス様のとりなしの祈りには効果があったのでしょうか?
3.イエス様のとりなしの祈りは、実を結びました!そして、実を結び続けています!
・「父よ、彼らをお赦しください。」というイエス様のとりなしの祈りは実を結びました!どのように実現したでしょうか?
(あ)3時間後までに。(十字架につけられたのは午前9時頃 マルコ15:25。ルカ23:44で12時頃)・ルカ23:39~43 いっしょに十字架につけられた犯罪人の一人。→「あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」
(い)6時間後までに。(亡くなられたのは午後3時。マタイ27:46)・ルカ23:47 百人隊長。この出来事を見て、神をほめたたえ、「本当にこの方は正しい人であった」と言った。
(う)3日後。週の初めの日。復活されたイエス、弟子たちに現る。弟子たち喜ぶ。(ヨハネ20:19)
(え)40+3日後 ・使徒2:41 彼のことばを受け入れた人々はバプテスマを受けた。その日、三千人ほどが仲間に加えられた。
(え)1~2年後? ・使徒6:7 弟子の数が非常に増えていった。また、祭司たちが大勢、次々と信仰に入った。
(お)約2000年、イエス様のとりなしの祈りは実を結び続けている!
・あなたもイエス様のとりなしの実です!
・次はあなたが祈っている方の番かもしれない。
〈適用〉
○イエス様を信じている方へ
・イエス様のとりなしの祈りを感謝しましょう!「父よ。彼らをお赦しください」それは私のためです!
・イエス様のとりなしの祈りは実を結び続けています!神様に期待しましょう!「父よ。彼らをお赦しください」それは私が祈っている家族のためです。友人のためです。
・イエス様のみからだの一部分とされているものとして、人々のためにとりなし祈っていきましょう!
○イエス様を信じていない方へ イエス様はあなたの罪を背負って十字架にかかりました。あなたの罪が赦され、神様のもとへ帰ることができるためにです。あなたのためにイエス様は祈っておられます。「父よ。彼らをお赦しください」と。
■宣言:イエス様、あなたは十字架につけられるなか、「彼らをお赦しください」と祈ってくださいました。あなたが罪を背負ってくださったので、あなたのとりなしには力があります。これまでも、これからも、実を結んでいきます!信じます!感謝します!期待します!とりなし祈ります!
『パウロの思いやり・神の思いやり』(ピリピ書講解説教第27回)ピリピ2:19~24より 2022年4月3日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年4月3日礼拝メッセージ 要旨
■『パウロの思いやり・神の思いやり』(ピリピ書講解説教第27回)
■聖書箇所:ピリピ2:19~24
■中心聖句:
①ピリピ2:20 テモテのように私と同じ心になって、真実にあなたがたのことを心配している者は、だれもいません。
②ヨハネ14:26 しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。
・画像をご覧下さい。
・中身は何でしょう?
・フルーツ、フルーツグラノーラ、切り干し大根の煮物!
・どういう組み合わせでしょう?
・正解は「母親が、最近、持たせてくれた手みやげ」!
・先日、実家に行ったのですが、母親がいろいろと持たせてくれたものなのです。
・行く度にあれやこれやと持たせてくれます!
・気前がいい!手提げ袋がいくつにもなってしまうときも!
・ところで最近気づいたのです。妻が言っているのです。「何を持たせてあげようか?」!
・さらに気づきました。自分も同じことを考えているのです!
◇聖書箇所をお読みください。
・ピリピ人への手紙の内容は(他の書簡と共通)、あいさつ、祈り、教え(教理)、勧め(実践)、用件、など。
・教え(教理)、勧め(実践)は学びやすい。教えは理解し、心に留める。勧めは実行する。
・今日の箇所は「用件」。
・聖書はすべて聖霊様の導きのもと書かれた。第二テモテ3:15~17。救いと成長を目的としている!
・用件は用件、そのままなのだが、それでもやはり、教えや勧めを学び取ることができる!!
・第一にくみ取るべきことは、模範としてのパウロのあり方です。
・19節 私は早くテモテを・・・送りたいと、主イエスにあって望んでいます。
・23節 ・・・分かり次第、すぐに彼を送りたいと望んでいます。
1.パウロは、「ピリピのクリスチャンたちを思いやるテモテ」を派遣して、彼らを励ますことを望んでいました。パウロの「深い思いやり」がここに!見習いましょう!
・パウロはなぜ、テモテをピリピ教会に遣わそうとしたのでしょうか?
・それも手紙を通して、予告している。
・ピリピのクリスチャンたちを励ますため!
・パウロは、信頼できるテモテを遣わし、彼らを励ますことを願っていた。
・「信頼できるテモテ」。
・20節 真実にあなたがたのことを心配している者は、だれもいません。
・22節 テモテが適任であることは、あなたがたが知っています。
・テモテを絶賛している! 何のため?
・「頼りになるそのテモテをあなたがたのところに遣わしますよ!」
・ピリピ教会のクリスチャンたちを励ますため!!
・パウロのピリピ教会への深い思いやりがここにある!
・パウロの現状、とらわれの身だった。どういう判決が下されるか、見当もつかない。生き延びられるか、死か。
・そんな状況の中でも、パウロは、ピリピ教会のクリスチャンたちのことを考えている。
・「彼らのために何ができるだろうか?」、「彼らを励ますためには何をしたらよいだろうか?」※「何を持たせてあげようか」と同じ!
・祈ったことでしょう。そして、考えたでしょう。そして、実行。 ・テモテを遣わそう!!
・パウロの「深い思いやり」がここに込められています!
・愛に満ちた配慮が。
・私たちも見習いたい。
・毎日の歩みの中で、仲間のクリスチャンのために祈りましょう!「彼らのためになにができるでしょうか」
・神様に教えていただきましょう。考え、実行しましょう!
・さて、模範としてパウロのあり方を学びましたが、それだけであったなら、聖書から学ばなくても、良い行いをすべきであるという教えはいろいろある。他宗教でも、道徳でも。もう少し掘り下げたい!
2.パウロの深い思いやりは、神様ご自身のパウロへの愛と思いやりの反映でした。
☆パウロは神様の愛に動かされていたのです!
・神様の愛が神様から流れ出て、パウロに届き、そして、パウロはからピリピ教会のクリスチャンたちへ流れていったのです!!
・その現れがテモテの派遣だった!!
・ピリピ1:8 私がキリスト・イエスの愛の心をもって、どんなにあなたがたすべてを慕っているか、その証しをしてくださるのは神です。
・ローマ8:35 だれが、私たちをキリストの愛から引き離すのですか。…。
・:37 しかし、これらすべてにおいても、私たちを愛してくださった方によって、私たちは圧倒的な勝利者です。
・この箇所の内容は、「用件」。
・しかし、味わってみましょう!
・パウロの思いやりを感じ取りましょう。
・そして、その背後にある神様の愛を感じ取りましょう!
・神様の愛はどのように現されたでしょうか?
3.神様は、愛をもって、①御子イエス様を派遣して下さいました。そして、②イエス様を信じた者には聖霊なる神様を派遣して下さいました。
①神様は、愛をもって、御子イエス様を派遣して下さいました。
・イエス様を救い主として信じましょう。
②神様は、愛のゆえに、また、「助け主である聖霊」を遣わして下さいました。
・ヨハネ14:26 しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。
(あ)それは、使徒の働き2章のペンテコステの出来事において、歴史的に実現しました。〔過去「すでに」〕
・イエス様を信じる者の群れに聖霊様が来て下さった。
・歴史上、一度限りの決定的なみわざとして。
(い)それは、イエス様を信じる人において、個人的に実現するものです。〔現在「今」〕
・イエス様を信じた人はうちにおられる聖霊様を認めましょう。
・聖霊なる神様は、神であられます。聖霊なる神様をあがめましょう。
・聖霊なる神様は、導いてくださいます。聖霊なる神様に従っていましょう。
(う)それは、聖霊様を歓迎し、求める人に増し加えて実現するものです。〔未来「さらに」〕
・ルカ11:13 天の父はご自分に求める者たちに聖霊を与えくださいます。
・みことばから、神様の愛のお心をくみ取りましょう。
・ピリピ2:19 私は早く・・・〔テモテを〕《救い主イエスを、助け主である聖霊を》・・・あなたがたのところに送りたいと、・・・望んでいます。
・:20 真実にあなたがたのことを心配している者は、〔テモテの他〕《イエス様のほか、聖霊なる神様他》だれもいません。
:23 すぐ彼を《イエスを、聖霊を》送りたいと望んでいます。
・そのとおり、御子イエス様は遣わされ、来られました!!
・聖霊なる神様は、遣わされました!聖霊なる神様に関しては、さらに豊かに送って下さろうと神様は望んでおられます。
・私たちへの愛のゆえに!!
■宣言:神様、パウロがテモテを派遣したその背後には、あなたの大きな愛がありました。あなたは、その愛で、イエス様を、また、聖霊なる神様を遣わして下さいました。あなたの愛を感謝します!信じて救いを受けます!聖霊なる神様を認め、さらに求めていきます!