ヨガセラピ- by ナターシャ

ヨガによって身体感覚を取り戻し元気になることを具体的に紹介していきます。

若者が変わった!

2008年06月28日 | 雑記帖
相当前の話ではあるのですが、テレビを見ていてとても感動した番組がありました。
タイトルも忘れてしまったのですが、ある若者の変化の様子を題材にしていて、私にとってもこういうことってあるんだなーといろんな意味で再確認できた良い番組でした。

そこに出てきた若者はホストクラブの従業員でした。
彼はお店で何をやってもパッとせずお客さんに対する気配りや、声を出す事も満足に出来ないお荷物的な存在でした。
先輩に注意されても、一向に直すことなく失敗ばかりを繰り返す従業員だったのです。
顔も暗く、当然のことながらお客さんから指名されることなどほとんど無かったのです。

そこのお店の支配人は彼はこのままでは使い物にならないと、普通なら首にするところなんでしょうが彼を鍛えなおす為にあるパン屋さんに預けることにしました。
そのパン屋さんは涌き水をつかってパンの生地をこねていたらしく、彼の仕事は早朝の水汲みからはじまりました。
急な沢を降りていき、桶に水を汲んでそれを棒でかついでまた帰るのです。

慣れないうちは水がこぼれてしまい苦労していたようでした。
しかし、この時点ですでに彼の顔つきは変わってきていました。いきいきとしてきたのです。力仕事をほとんどした事のない若者がものをかついだり、急な沢の上り下りをして汗をかいた事が彼を変えたんですね。
水汲みを終えても次はパンの生地をこねる仕事が待っています。これまた、力仕事です。
このお店の主人は厳しいけれど、懐の深そうな方で常に見守っている感じが有りました。

また、彼の内気な部分を直すため店頭に立たせお客さんの呼び込みなどもさせていました。声の出し方も最初は頼り無かったけれど徐々に大きな声が出るようになって来ました。自分の呼び込みで実際お客さんがお店に入ってくれると更に自信がつきより大きな声が出るようになっていったのです。
彼にはそれまで、自分のしたことを誉められたり達成感を味わった経験がほとんど無かったようです。

彼にとってこのパン屋さんのご主人は、自分が変われるという事に気付く事の出来た人生の恩人といってもいいくらいの方だと思います。
彼は1度自分のお店に戻り前とは見違えたように接客出切るようになったのですが、将来の希望としてそのパン屋さんでもう一度最初から修行したいと言っていました。
今ごろりっぱなパン職人になっているかもしれません。

汗をかいて労働することや、懐の深い先輩が見守るという事は本当はとても大切な事なのですね。若者を批判するのは簡単ですが、良い環境を与えてこれなかった大人にも責任が有る事に気付かなくてはいけないです。


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