ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

板塀が続く路地。

2010-08-05 11:20:34 | 建造物入門
 安芸郡安田町の町中の路地です。
 
 幕末の土佐勤皇党の養い親といわれる、高松順蔵の家、高松家の板塀です。
 高松順蔵は、ご存知の方は多いと思いますが、坂本龍馬の姉千鶴の夫ですが、安芸郡市では儒学者として歌人として知られた存在です。

 彼の長男太郎は、龍馬の誘いを受け海援隊に入隊し活躍しますし、子供のなかった龍馬の家督を継ぎます。さらに、次男は龍馬の兄権平の家督を継いで坂本直寛となります。

 路地は見ていたのでしょう。彼らの成長過程を、そして旅立ちの姿を静かに見守っていたのです。

 連続する板塀は、日に焼けていい色になっています。
 こうした板塀もこれから徐々に少なくなってゆくのでしょうが、いい風情です。
 
 いい風が吹いていましたよ。
 
 

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