ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

メダカの話。

2010-05-11 17:27:05 | 日記
 メダカの産卵が続いています。だいたい一週間から10日ほどで孵化するのですが、その稚魚は体調4mm程度、楊枝の先ですね。

 メダカを飼いはじめて、もう7年ぐらいになりますが、実に面白い生き物です。

 メダカそのものの歴史は、人間より古くからいるようですから、地球上では先輩です。
 ただホンの40年程前までは、メダカは日本全国・北海道以外何処にでもいたのですが、いまは絶滅危惧種に指定されています。
 
 奈半利の町で探しても生息エリアと特定できないのです。誰かが放流した池には生きてはいるのですが、野生のとはいえません。いまはインターネットででも販売されていますからね。
弥生時代の稲作が始まった時期ぐらいから、人間の身近で生きている魚です。
 昨夜はメダカの本を読んでおりました。
 
 面白い記述がありました。
 
 海を泳ぐメダカ。?
 メダカの学校はどこ?

 楽しい時間を過しました。
 メダカは海水の中でも、生きているのだそうです。知らなかったですねえ。
 ただ、急に海水に放り込んでもOKだとは、書いていないのですが、塩分濃度を徐々に高めると、大丈夫だったそうです。
 ちょっとかわいそうですから、実験はやりませんがね。

 アジア全域に分布しているそうですから、何処からか発生して移動した過程があることになります。

 メダカの学校?それは歌にあるように、川の中だと思っていたのです。
 しかしその資料によると、メダカの学校は水田だ。というのです。

 水の張られた水田は浅く暖かで、栄養豊かなのです。成魚のメダカが水田に入り、産卵をして、そこで成長するのです。餌になるプランクトンは豊富だし、外敵は少ないのです。
 奈半利でも、多分紀元前200年ごろ、長谷川の水を引き込んで水田を造ったであろう大先輩の時代から、お付き合いはあったでしょうが、水田の基盤整備事業と農薬はメダカを絶滅危惧種にしてしまいました。

 今日も我が家の水槽には、メダカが下腹部に5~6粒の小さな卵をつけたまま泳いでいます。

 これから自然豊かな田舎を標榜して高知県東部地域は、観光産業化に向かうのですから、メダカや鮒やタナゴやなまづ。小さな昆虫も含めて元気に暮らせるような自然がいいと思うのですが、無理かなあ。
 

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2 コメント

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こちらにもいますよ (yannmin)
2010-05-12 05:32:52
近くの公園の大きな池にメダカがいます。
卵のときからですから、だれかが飼育してる
のか?自然に?なのかはわかりませんが
子供たちが公園をおとづれる楽しみ一つになっていますよ。
メダカって奥が深いんですね。
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へ~~。 (ふくろう親父。)
2010-05-12 09:22:21
ホンとですか?

yannminさんが住んでいる場所と、我が家では気候的にかなり違いがありそうですがね。とくに冬は寒そうです。
 多分、公園の池にどなたかが、入れたのでしょう。結構強い魚です。
 餌は自然界では、プランクトン等微細なもので良いのですから、不足はないのでしょう。
 問題は、大きな肉食魚が入ってきたら、絶滅ですけどね。自然界は恐ろしいのです。
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