ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

そんな筈は。

2010-08-26 20:04:20 | 田舎の理屈
 かつての仕事でよくあった話です。
 田舎の小さな商店が利益が出すぎていたのです。年に一回早春に決算をするのですが、あるはずもない利益が出ていることになっていたのです。

 「そんな筈はないろう。」いつも言っていたのですが、多かったのです。総売上から仕入れ額を引いて、販売管理費を引くのです。利益はその残りなのですが、残りすぎているケースが多かったのです。結構ありましたね。経費がキチンと集計されていない、そんなことが多かったのです。本当は赤字なのに税金を納めることになっていたのです。

 そんなことを今日のニュ-スを聞いて思い出していました。文久年間に生まれた方々が生きていることになっているのだそうです。幕末の志士達と同年代の方々が生きていることになっていたのです。ほんとうなら凄いことなのです。しかしながらそんなはずもなく、管理している方々は、おかしいとも思わないのです。そして確認作業もしないのです。

 行政の側にとっては、文書が提出されないことから、生きていることになるのですし、店舗の経営の話からすると、経費の書き出しが不十分なのです。どちらにしても行政側は困りはしないのですが、現状把握が出来ているとはいえないのです。

 長寿社会はいいことですし、利益を出している店舗が多いのはいいことです。

 ただ実態がそうではないのですから、困ることになります。

 さらにこんなことがありました。アンケート調査です。店舗等についての調査だったのですが、店舗面積について一桁多い面積が記載されて調査書が帰ってきたのですが、そのままの数字で累計数字が発表されたことが何度となくありました。
 数字を見ておかしいと思わないのです。個人の小さな店舗がスーパーマーケット並みの広さになっていても気がつかないのです。調査をする意味がないですね。

 指摘されないと、おかしいとも思わないのですから、これも仕方なしです。
 年金支給等の実害がないからいいというようなことでは、ないと思うなあ。

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