桜華庵

日々の出来事、想いを徒然なるままに…

土用の丑の日

2005-07-28 21:23:36 | 思案
今日も図書館で勉強していたわけですが、一言物申したい!
音楽を聴いている女学生。
音楽を聴くのは良いけれど、音漏れしていますよ!
気をつけて下さい。

今度から耳栓を持って行こうっと。


さて、今日は土用の丑の日です。
この土用の丑の日の土用とは何なのか、調べてみました。
すると、

「土用の丑」の「土用」は古代中国の暦法の陰陽五行思想に由来しています。
五行説はこの世のすべての事象を木、火、土、金、水の五つに分類しますが、この分類で季節も木=春、火=夏、金=秋、水=冬とし、それぞれの季節の終わりの18日間を「土用」としました。
それぞれの「土用」のはじめの日を「土用の入り」としています。
各季節それぞれに土用があるのですが、現在では夏の土用が一般的に親しまれています。

とのことです。
なるほどなるほど。
また、何故土用の丑の日に鰻(うなぎ)を食べるのかと言うと、

色々な説がありますが、江戸時代の有名な蘭学者 平賀源内が、繁盛せずに困っているうなぎ屋に宣伝用の看板として「本日土用の丑の日」と書いたのが始まりだといわれています。実際、そのうなぎ屋はたいへん繁盛したそうです
その後、他のうなぎ屋も真似るようになり、「土用の丑の日にはうなぎ」という風習が定着しました。

とのこと。
この説は僕も聞いたことがあるので、知っていました。

と言うわけで、夕食には勿論鰻を食べました。
親から

「浜名湖産白焼うなぎ」

と言うものが送られて来たので、それを頂きました。
ごちそうさまでした。

鰻には、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンE、DHA(ドコサヘキサエン酸)、コラーゲン、鉄、亜鉛などのビタミンや栄養素が豊富です。
また、鰻は意外とカロリーが低いので(うな丼は約647kcal、カツ丼は約900kcal、天丼は約752kcal)、女性にもオススメです。
さらに、鰻の脂は不飽和脂肪酸だから、逆に中性脂肪を減らす役割を果たしてくれるとも言われているようです。
ただ、鰻にはビタミンCが全く含まれていないのが欠点…。
しかし、僕は今日グレープフルーツジュースを飲んだので、ビタミンCもしっかり採りました!

今日の「土用の丑の日に鰻を食べる」と言うように、「この日には、この食べ物を食べる」と言うような風習が他にもあります。
例えば、

「冬至にカボチャを食べる」

「正月七日に七草粥を食べる」

などです。
僕はこのような風習は欠かさず行います。
冬至の日にはカボチャの煮物を作るし、正月七日には七草粥を食べます。
しかし、最近の若い人(注:僕もまだ若いです)は、このような風習を行わない人も増えているように思えて、それが残念です。
若い人は、「冬至にカボチャ」なんてことよりも、

「クリスマスにはケーキを食べる」

と言ったようなものの方が浸透しているのかもしれませんね。


日本の風習にも、もう少し関心を持とう。
ちょっとした警鐘を鳴らしてみました。