桜華庵

日々の出来事、想いを徒然なるままに…

とるにたらないものもの

2005-07-17 22:07:35 | 読書
江國香織さんの

とるにたらないものもの

を読みました。
この本は、江國さんの小説ではなくエッセイです。
江國さんのエッセイは、小説同様、とても面白いものです。

このエッセイでは、

「日々の生活に散らばったモノたちへの愛おしい記憶」

が綴られています。

このエッセイを読んでいて気付いたのは、

「江國さんの真似をしたい」

と言うこと。
言い換えるならば、

「江國さんの好きなものを、僕も好きでありたい」

と言うことです。
ただのファン心理だと言われてしまえば、それまでなのですが…。

僕が江國さんに影響されたものは多々あります。
例えば、パトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズ。
沢木耕太郎の「深夜特急」
これらの本は、江國さんが読んでいると言うので、僕も読んでみました。

僕がイタリア語を勉強している(最近はかなりサボり気味ですが…)のも、江國さんと辻仁成さんの共作の、「冷静と情熱のあいだ」の主な舞台がイタリアだから、と言う理由だからです。

さすがに僕も、ここまで人に影響されるとは思いませんでした…。
人と言うよりも、「江國さんと江國さんの作品に」と言った方が正しいですね。

しかし、悪い影響ではないので、おそらくこれからも影響され続けるでしょう。