福島応援プロジェクト茨城

福島の子ども達の保養のために!原発をなくすために!避難者を支えるために!

今日28日お掃除会開催。そして、初めてのお客様を迎えます。

2014年06月28日 | 保養
今日28日お掃除会いたします。
昨日新しい畳が入ってキレイになったともいきの郷!
乾拭きで仕上げます。

そして今晩は、初めてのお客様、高知県の山下正寿先生を迎えます。
29日に開催の茨城県母親大会にて 脱原発ネットワーク茨城担当の分科会「ビキニ被ばくの実相から福島を考える」で講師をしていただくのです。

1945年から世界中で約2400回も行われた核実験で、ビキニ・ブラボー実験は最悪の被曝をもたらし、日本の小児ガン死亡率は核実験にそって高まり、1968年に戦前の7倍となったのです。

以下は情報です。ぜひご参加ください

60年前、ビキニ事件の際、多くの漁民が命を落としました。
無視され隠されてきたのです。福島と同じです。
高知県の山下正寿先生が高校生と追跡してきた被災調査は素晴らしい仕事です。明日6月29日は、笠間で開催される茨城県母親大会に高知の山下先生に来ていただいて分科会「ビキニ被ばくの実相から福島を考える」を開催。

茨城県母親大会 第6分科会<講座> 6月29日 10時~12時30分
『ビキニ被ばくの実相から福島を考える』 助言者 山下正寿氏
会場 茨城県笠間市 県立笠間高校 
一般参加費1000円*高校生以下 参加費無料

1954年3月1日、マーシャル諸島ビキニ環礁で、アメリカが行った最初の水爆実験の威力は広島原爆の1000倍の15(メガトン)Mt。核実験は5月14日ま で6回行われ、放射能の「死の灰」は第五福竜丸ほか延べ1000隻(実数550隻)を超える日本のマグロ船や太平洋の島々、アメリカ中西部からフィリピ ン、そして日本にまで降りそそいだ。2度と子どもを原爆の脅威にさらさない決意のもとに女性たちが始めた、歴史的原水爆禁止運動は全国に広がり、3000 万筆の署名が集まった(当時の人口8000万人中)。しかし原子力発電の 導入を決めた日本政府や、核開発を推めるアメリカ政府の思惑により、一方的にマグロの放射能検査は中止され、政治決着が図られ、被害は隠されて徹底的に無 視された。その後「原子力の平和利用」という大々的キャンペーンにより、反核運動は急速に影をひそめることになっていった。

事件から約30年後、地域の現代史問題に取り組む高知県「幡多高校生ゼミナール」の生徒たちは、原爆被ばく者の調査中にビキニ被災漁船員の存在に突きあた り、200名を超える被害漁民の聞き取りを行った。高校生の熱心な活動により、それまで沈黙を守ってきた漁民たちは重い口を開き始め、現代史の闇の中に隠 されてきたビキニ被ばく被害の実態が明らかになった。生徒たちはビキニ事件の社会的背景、水爆と放射能など、27年間「知りたいから学ぶ」真の学習を引き 継ぎ、積み重ねてきた。

高校生の熱意の光が 歴史の闇を照らした。そして今、福島と高知、静岡の高校生が交流し未来といのち、社会について考える

無視され隠されたビキニ被災漁民の被害
  写真は第2幸成丸乗組員。26名中生存者4名。
 事件直後は急性放射線障害の他、盲腸炎で命を落と
す者が続出。後にはガン・心臓発作などで、4~60代で
早死した人が多く、生存者も2~30代で結核、胃潰瘍
などを発症、若くして認知症などになり、複数の病気に苦し
められている。しかし一切救済はされていない。

  1945年から世界中で約2400回も行われた核実験の中で、ビキニ・ブラボー実験は最悪の被曝をもたらしたといわれている。日本の小児ガン死亡率は核実験にそって高まり、1968年には戦前の7倍となった。福島原発被災とビキニ事件で共通しているのは海洋汚染である。食物連鎖で魚の内臓に放射性物質が溜 まり高濃度になる事、海流は同じ地域を循環するので放射線の濃い地帯(広さ・深さ)が存在しつづけ、海全体に拡散して薄まる事は無いと証明されたことなど、ビキニ事件から学ばなければならないことがたくさんある。そして、ビキニ事件から60年経った今も、病いに苦しめられている人々がいるのであり、福島のこれからの対策のためにも、健康調査の実施が極めて重要だと思われる。

ドキュンタリー映画
『放射能を浴びた[X年後]』
伊東英朗監督: http://x311.info/ 第6分科会にてTV用30分版上映。

山下 正寿
 1945年、高知県宿毛市生まれ。社会科教諭。幡多高校生ゼミナール顧問として、「地域の現代史調査を通じて平和と青春の生き方を見つめる」サークル活動 を支える。生徒とともに地域のビキニ水爆被災船調査に取組み、1000隻を越える被災船を追跡調査し、「もうひとつのビキニ事件」を執筆(第10回平和・ 協同ジャーナリスト基金大賞)。2011年福島原発事故後、ビキニ被災と福島原発被災に共通する問題を指摘し、「核の海の証言」を執筆。ドキュメンタリー 映画「放射能を浴びたX年後」にビキニ調査が収録、公開される。「社会科で現代史をほとんど教えていない」「家族や地域の課題解決能力が、青年期教育に決定的に欠けている」など現代教育の抱えている問題を指摘する。
太平洋核被災支援センター事務局長・幡多高校生ゼミナール顧問。

幡多ゼミナールは、2011年6月に第2回「焼津平和賞」の受賞をきっかけに、福島の高校生朗読グループ「たねまきうさぎ」を高知に迎え、自然体験交流に取 り組みました。朗読や心の悩みを聞いた生徒たちは、原発事故の影響や津波の被害を自分の目で見つめ、福島の高校生、大学生、農・漁業青年たちとともに結び 合おうと交流を続けています。 核の時代に生き、放射線被災・原発事故に立ち向かう若い世代の姿を通して、教育・暮らし・地域・社会のあり方を見つめて、 映画「種まきうさぎ」を撮影、製作中です。

DVD、書籍の販売もいたします。

DVD「ビキニの海は忘れない」¥1500
―ビキニ事件を追跡する高校生たちー 森康行監督、ナレーション吉永小百合、キネマ旬報記録映画ベストテン、国際映画祭参加  62分  
DVD  「渡り川」       ¥1500―強制連行を追跡し、国境を越えた交流を進める高校生たち―  森康行監督、キネマ旬報記録映画ベストテン1位、国際映画祭参加90分

冊子 『東北大震災に学ぶ旅』  ¥500
―津波・原発被災にむきあってー高校生たちの宮城・福島調査記録  p39
冊子 「ビキニ・死の灰世界各地へ」¥500
―米公文書「キャッスル作戦」放射性降下物記録抜粋、第5海福丸元聡機長の「日記」-                           p45
本「もうひとつのビキニ事件」 特別価格¥1500
―のべ1000隻の被災船を追うー ビキニ被災50周年 被災船員・沖縄・韓国調査 平和文化   p157
本「核の海の証言」           ¥1800
―ビキニ事件は終わらないー ビキニ被災60周年 日米両政府の政治決着 米国の公文書解明 ビキニとフクシマ      新日本出版社  p245

山下先生からの転送。
「要 点」
1、第5福竜丸は、ビキニより160キロ海域で、被災者は「半致死量」の放射線を浴び、造血機能障害など急性放射線障害により輸血をしないと危険な 病状でした。
2、アメリカ原子力委員会が中心となり、「輸血による肝臓障害死亡」説を押し付け、900隻の被災船員調査も放置して、因果関係立証困難にし ました。この手法は今の、福島原発事故処理に活かされています。 山下正寿
 

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