福島応援プロジェクト茨城

福島の子ども達の保養のために!原発をなくすために!避難者を支えるために!

神田香織公演・広瀬隆講演会開催

2017年11月28日 | 保養
原発事故から命を守るために
神田香織公演13:00  講談「ふくしまの祈り― ある母子避難の声」
      避難のリアルな現実を、福島県民としてその身になって伝える神田香織さんの語り      は真実に迫ります。
出版記念 
広瀬隆講演会14:20 「日本列島の全原発が危ない!-広瀬隆 白熱授業」DAYS JAPAN刊 
      広瀬隆さんから原発の全てを学びたいと思います。

原発事故後、福島では甲状腺がんの多発だけでなく、突然死、心臓疾患、脳血管障害などが急増しています。
そんな中、日本原子力発電は東海第二原発の再稼働に向けた手続きをずんずん進めています。
新たな事故を防ぎ、命と暮らしを守る為に、今何をなすべきなのかを、皆様と一緒に考えたいと思います。

2018年1月20日(土)  開場  12:30
茨城県県南生涯学習センター多目的ホール 土浦市大和町9-1 ウララビル5F

  入場料 前売  一般1500円 学生・障がい者  800円 
      当日  一般1800円 学生・障がい者1000円
         福島県避難者・高校生以下は無料

主催 福島応援プロジェクト茨城 http://blog.goo.ne.jp/oueniba
後援 土浦市・土浦市教育委員会・つくば市・つくば市教育委員会
   常総生協・東海第2原発の再稼働を止める会
協賛 DAYS JAPAN・IWJ・快医学ネットワーク・さよなら原発いばらきネットワーク

チケット問合せ 090-9108-0464小張 090-7845-6599長田 090-2430-2011丸町
        080-9206-8570片平 029-857-8845 花小路




東海第二原発、再稼働=原発事故が目前に迫る
日本原子力発電は再稼働へ着々と準備を進めており、原子力規制委員会で「適合性審査合格」が示されてGOサインが出、20年運転延長が認められる見通しとなりました。
 東海第2原発は、運転開始から40年を迎える老朽炉で、東日本大震災で被災し、内部にどんな損傷を受けたかもしれない日本一危険な原発です。現代の原発の国際標準装備である①多重格納容器、②コアキャッチャー、③フィルターベント、のうちフィルターベントしか装備されません。原発には万全の安全性は求められていないと原電は明言しています。
 福島県と同じ苦難が茨城県民に降掛かる怖れは、今、目前に迫りつつあります。半径30km圏内に96万人もが住み、事故が起きれば避難を余儀なくされますが、脱出および長期にわたる避難は、可能でしょうか? 原発は、避難計画が立てられなければ動かせない発電法で、しかも、経済的に決して安くない代物だということが、はっきり判っているのです。

誰も事故の責任を問われず、被ばくの危険性が無視されている
福島県では、原発事故のあと心臓病で亡くなる人が増加し、急性心筋梗塞で全国平均の2倍以上、慢性リウマチ性心疾患で3倍以上の死者が出ています。子どもの甲状腺がんは200人近く発症し、事故前の50倍以上で異常な事態です。
 チェルノブイリでの移住義務である年間5ミリシーベルトの4倍の20ミリシーベルトまで安全と決めつけられ、危険な汚染地に住民を戻す政策が強行されているのが日本の現実です。 推進してきた国が勝手に引いた線引きにより、避難区域外とされた地域の人々の被害や不安は、無視されて補償を受けることもまったくありません。自力で避難し子どもを守ってきた人々の命綱だった住宅無償提供が打ち切られ、困窮に打ちのめされている状況は、明日の私たちに起きることかも知れません。

放射線のもつ高いエネルギーは、生体の組織や細胞、分子を
破壊する力を備えており、生体はそれを防御できない。
たとえ低線量でも放射能は無視できない。
「放射能と人体」落合栄一郎著。講談社・ブルーバックス


福島原発事故は津波ではなく、地震で起きた

福島原発は津波の前に地震で配管が損傷していたことが、判ってきました。漏れ出た高線量の放射能に阻まれ、事故対応が出来なかったのです。2000ガル以上の地震はたびたび起きていますが、原発の耐震指針は600ガルまでしか想定されていませんし、40年前に作られた東海第二原発は、その指針すら無い時代の設計施工であり、元来、配管の塊である原発は、極めて地震に弱いのです。
 地殻活動が活発化して危機が指摘されている今の日本で、大地震に耐えられる原発は、ひとつも無いと断言しても良いのではないでしょうか。電力自由化を活用して、原発を使わない新電力を選び、真に安全な社会を作りましょう。

プレートテクニクス理論が、地震のメカニズムを解明した
 日本列島は、地球を覆う4枚のプレートの衝突部にあって、北米プレートとユーラシアプレートの2つの大陸地殻にまたがり、太平洋プレート、フィリピン海プレートの沈み込みによって、2方向から強く圧縮されている――世界有数の地震多発地帯なのだ。

広瀬 隆   プロフィール
東京生まれ。作家。早稲田大学理工学部卒業。メーカー技術者を経て、執筆活動開始。1979年のスリーマイル島 原発事故以来、原発の危険性を警鐘し続けてきた。
著書多数。『東京に原発を!』1981年。 『原子炉時限爆弾  大地震におびえる日本列島』 2010年。『新エネルギーが世界を変える。』 2011年。 『第二のフクシマ、日本滅亡』 2012年

神田 香織   プロフィール
いわき市生まれ。立体的演出で独自の境地を開く講談師。NPO「ふくしま支援―人と文化ネットワーク」理事長。 1986年「はだしのゲン」で日本雑学賞受賞。 2010年 女性人権活動奨励賞「やより賞」受賞。 2012年 第24回多田謡子反権力人権賞受賞。作品「はだしのゲン」「チェルノブイリの祈り」米軍機墜落事件「哀しみの母子像」「フラガール物語」他。