福島応援プロジェクト茨城

福島の子ども達の保養のために!原発をなくすために!避難者を支えるために!

茨城ゆっくらキャンプ2016報告です

2016年08月16日 | 保養
福島応援プロジェクトの「茨城ゆっくらキャンプ2016」は
7月31日から始まり、8月6日で終了しました。

けが人もなく、病人も出ずに無事に親御さんにお返しすることができてほっとしました。

皆様の多大なご協力に心より感謝いたします。

様々なプログラムを実施しましたが、特に今回は東京から我妻先生と言う方においでいただき、快医学の講義と実践をしました。




我妻先生の見立てでは、講座当日来ていただいたお母さんも含めほぼ全員に甲状腺機能に問題ありとのことでした。
見た目にも腫れている子供も数名。
ほとんどの子どもの腎臓と膀胱にセシウム反応があるとのことでしたが、東京のこどもにも多く出ているので、不思議ではないと、先生がおっしゃいましたことを考えると、やはり心配です。

先生に推奨されたよもぎとスギナの薬草茶は、次の日につくば山の麓でみんなで採取し、作ることができました。


温熱療法のこんにゃく湿布を全員とても気に入って、毎晩喜んで実施いたしました。


タオルを持って並び、「こんにゃくお願いします」と言ってくる子供たちを見ると、
気持ち良いからにしても、それぞれ健康に対して不安を
抱えているのだなと思って切ない気持ちになりました。

これは多分福島に帰ってからも、続けられる方法だと思います。
講習では和裁用のコテアイロンを使って温熱療法をされています。

いずれ
快医学の講習会も開催したいと考えています。

期間中、5人ほど体調不良の子どもが出ましたが、ニンジンやバジルのエキスの塗布や
頭蓋仙骨手当などしましたら、ほどなく元気になりました。
快医学の霊験あらたか!

実際に様々な手当で体調回復したことを実感した子どもたちですので
きっと今後も、自分たちの健康を自ら守ることに前向きに取り組んでくれることと信じています。

帰る前日、石岡の佐藤有里さんが来てくださって、チェックをしていただいたところ
ほとんどの子どもが、「ほとんど回復している感じ」との事。

1年に一度でもこうやって
手当と保養をして、今後も継続的に気をつけていけば、ずいぶん違ってくるはずだと思います。

千葉工業大学の手島教授が学生さんを連れて、今年も来てくださいました。


うららフレンドハウスの田中さんや栗栖さんたちの折り紙教室も人気でした。



小張が担当した藍染ワークショップも大好評でした。



この日は常総生協の大石さんや弁護士の尾池さん丸山さんが来てくださり、
生協からそうめんと天ぷら油もたくさん差し入れていただきました。
そうめん流しの写真です。


その他、そば打ちや太鼓のワークショップ、


最終日の6日は原爆忌。


鶴文乃さんが始められた平和の鐘一振運動で、つくば市の北斗寺に朝行って、子どもたちも皆、心を込めて鐘を衝きました。
ちょっと生意気な子も、素直な気持ちで参加してくれたので、ジーンとしました。
食事作りや子どもの見守りなど本当にたくさんの人に助けられて、この保養キャンプが行われています。

今年も盛りだくさんのプログラムメニューでした。

昨年に続いて守谷の丸町グループ、水戸に避難している富岡町の木田さん、プロジェクトのメンバー、そして今年は土浦友の会の皆さんがお食事作りに絶大な力を発揮してくださいました。本当にありがとうございました。

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