福島応援プロジェクト茨城

福島の子ども達の保養のために!原発をなくすために!避難者を支えるために!

糖尿病は被爆者に対する援護の対象になる病気だった

2013年02月16日 | 情報
「 はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんの著書「はだしのゲン わたしの遺書」を読みました。
中沢さんは、糖尿病だったのですが、糖尿病は被爆者に対する援護の対象になる病気・・・つまり原爆病に認定されている病気のひとつだと書いています。

福島に、すでに糖尿病になった子どもが多数いるというニュースがありました。

須賀川市の公立岩瀬病院の三浦純一院長(58)は『「異常事態。運動不足やストレスなどが原因ではないか」と懸念する。』

現場の医師が誰でも知っていて不思議ではない原爆被曝の知見に対して、そんなに無知ってどいうことでしょうか?

勿論、この認定がすべてを救済しているとはいえないと思いますが、少なくとも
放射線の長期影響がガンと白血病だけではないことを日本政府が認めているのです。

核戦争防止国際医師会議ドイツ支部が2011年4月に発表した「チェルノブイリの健康影響」にも、「Ⅰ型糖尿病が子どもと青年の間で急激に増加した」とあります。
ともかく、現在福島で起きていることを、なにかといえば
ストレスのせいで片付けられていることに、憤っている自分としては
このこと、このリストにある疾病が、
「放射線の影響がガンと白血病だけではないことを日本政府が認めている」
と知ったことは、かなり大きな驚きでした。衝撃と言ってもいいくらいです。

陸を目指して遠泳してきて、まだ着かないと思っていたのに、足をつけてみたら海底がすぐそこにあった!
立ったら海面がひざの辺りにあった!みたいな気分でした。

昔も今も、政府は常に補償を値切ろうとしている、
あるいはとぼけようとしていることは間違いが無いので、
なんとしても国民の健康な生活を守らせるように
運動していかなければと考えます。

ちなみに認定されている疾病は以下の通りです

原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律施行規則(平成7年5月15日厚生省令第33号)
規則第51条に定める障害を伴う疾病(次のいずれかに該当)が対象となります。

1造血機能障害
 貧血症、白血球減少症、出血性素因、紫斑病、血小板減少症など
2肝臓機能障害
 肝硬変、慢性肝炎(アルコ-ル性を除く)など
3細胞増殖機能障害
 悪性新生物、骨髄性白血病など
4内分泌腺機能障害
 糖尿病(尿崩症、青銅糖尿病及び腎性糖尿病を除く)、甲状腺機能異常、卵巣機能異常、睾丸機能異常など
5脳血管障害
 くも膜下出血、脳出血、脳血栓症、脳塞栓症など
6循環器機能障害
 高血圧性心疾患、慢性虚血性心疾患など
7腎臓機能障害
 慢性腎炎、ネフロ-ゼ症候群(妊娠または産褥中に起きたもの、流産に伴うもの及び細尿管性ネフロ-ゼ(急性)を除く)など
8水晶体混濁による視機能障害
 白内障(先天性、糖尿病性を除く)のみ
9呼吸器機能障害
 肺気腫、その他の慢性間質性肺炎(急性または詳細不明の間質肺炎を除く)など  
10運動器機能障害  
 変形性関節症、変形性脊椎症、骨粗鬆症など


2013年3月12日(火)  ノバホール 神田香織公演会での、
立体講談 「はだしのゲン」においで下さい。

原発事故から2年を越えて、この度今一度
被害について考えるきっかけと交流を求めて別紙の通り
神田香織さんの公演会を開催します。

講談に、ジャーナリズムの精神と機能を蘇らせた神田香織が、
故中沢啓治原作「はだしのゲン」と、原発事故の犠牲となった消防士夫婦の愛の物語「チェルノブイリの祈り」を渾身で語る公演です。
いわき市出身の神田氏はNPO「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」の代表
として支援の先頭に立っており、福島からの報告も講演する。
昨年多田謡子反権力人権賞受賞。

昼の部15:30~「福島からの報告」 立体講談 「はだしのゲン」
夜の部19:00~「福島からの報告」 立体講談 「チェルノブイリの祈り」

茨城県中央青年の家  「茨城の夏2013満喫ツアー」

2013年02月14日 | イベント

福島応援プロジェクト茨城は、福島の子ども達に対して自分たちにできる支援活動をやっていこうと2011年7月に結成しました。
1回目は「筑波山の麓でゆっくら夏休み」を企画し、19名の子どもさんと1名のお母さんを招待しました。
2012年の春の旅は7名の参加者で、夏が16名の参加でした。

2013年は8月6日から10日の4泊5日を茨城県中央青年の家での旅を計画しています。
まだ、細かいことは未定ですが、楽しいたびになるようにお手伝い頂ける方を募集しております。
小張090-9108-0464まで、ご連絡下さい。