夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

影青刻花碗 宋(北宋)時代 その10

2024-03-08 00:01:00 | 陶磁器
玄関に置いてあったシンビジュウムの鉢植えを花入れに入れ替えて応接用の洗面所に飾っていました。使っていた花入は下記の作品です。白瓷刻花(葱坊主)小壷 石黒宗麿作共箱口径55*最大胴径140*高さ255*底径使うことで作品も生きてくるようです。本日はひさかたぶりに「影青刻花碗」の紹介です。以前ほど高価な作品ではなくなったようですが、それでも小皿の影青刻でも10万円ほどのお値段でインターネットオークショ . . . 本文を読む

天人 澤田政廣作 その5

2024-03-06 00:01:00 | 彫刻
先日大手町のM社の本社ビルに挨拶に訪れてきましたが、訪問した30階の応接階にて展示作品を見せていただきました。コーヒーをいただきながら打ち合わせした室内には中川一政の作品、応接室までの通路にはビュッフェ、山本丘人、平山郁夫らの代表的な作品、さらに普段は入れない展示室を案内していただきルノワール、マネ、ルソー(熱帯)、梅原龍三郎、さらにもう一点(モネかセザンヌか?)あったと思いますが、残念ながら失念 . . . 本文を読む

新冬 山口蓬春筆 その7

2024-03-04 00:01:00 | 日本画
子供の頃から家の床の間にその画家の作品を飾ってあったせいか、当方とって馴染みの深い画家に、近代日本画を代表する中村岳陵と山口蓬春の二人の画家がいます。先日は中村岳陵の色紙の作品(上記写真右の作品)を紹介したので、本日は山口蓬春の作品(上記写真左)の紹介です。新冬 山口蓬春筆 その7紙本水墨淡彩額装 色紙 共板 黄袋+タトウ額サイズ;横465*縦495 画サイズ:横240*縦270中村岳陵の色紙の作 . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品 柿右衛門手風 濁手龍鳳文山水図硯屏

2024-03-03 00:01:00 | 陶磁器
古伊万里は柿右衛門手を含めて中国製の模倣品が多いので要警戒の分野のようで、素人である当方は基本的には積極的には入手していない分野ですが、本日の作品は、硯屏という筆立てにも活用できる実用性から入手しました。木下孝則の裸婦のデッサン画(壁に掛けている作品)と展示しています。氏素性の解らぬ作品 柿右衛門手風 濁手龍鳳文山水図硯屏9代柿右衛門作と記された12代柿右衛門による識箱入幅115*奥行65*高さ1 . . . 本文を読む

お気に入りの作品 踊り子 木下孝則画 その19

2024-03-01 00:01:00 | 洋画
今週のなんでも鑑定団に平櫛田中作とされる「芭蕉像」が出品されており、その説明に際して、平櫛田中と岡倉天心との関連の興味深い逸話がありました。********************************平櫛田中の松尾芭蕉像2024年2月27日放送評価金額:350万円顔の表情が良く、間違いなく田中の作。しかし、実は完成作ではなく制作途中だろうと考えられる。星取り機の跡が何か所か残っている。膝のあた . . . 本文を読む