夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

忘れさられた画家ーその6 竹巌新斎 山本梅逸筆

2010-10-04 06:35:29 | 掛け軸
竹巌新斎 山本梅逸
絹本水墨軸装二重箱 画サイズ:横495*縦1232


今日は「上村松園」の展覧会をのんびりと見学


欲しいか欲しくないか・・・こういう観点で私は絵を見てしまいます

結構、欲しい絵がありました

いつかきっと

こう思うことが大切なのです・・ただ、人生、「もの」を目的にしてはいけません




さて、本作品は盛岡市の骨董店古陶庵にて購入した作品、名前も何も知らずに気に入ったので購入

深遠法を取り入れた細密な山水画であり、南画の最終期の逸品といえます





かなり精密の描かれた水墨一色の作品

多少のシミはあるものの、これほど良い状態で作品が残っているのは珍しいですね





山本梅逸:天明3年(1783)~安政3年(1856) 名、亮。幼名、卯年吉。はじめ春園と号す。

名古屋天道町(大須)に彫刻を業とする山本有右衛門の長男として生まれる。

山田宮常、張月樵らに画を学ぶ(一説)。当時名古屋の大パトロン神谷天遊の庇護のもと画の修業に励む。

享和2年(1802)、中林竹桐とともに上洛。天保3年(1832)京都に移住。当時、京都を席巻していた四条派の影響を受け、写実性と装飾性の調和した画風で京都において高い評価を得る。

安政元年、名古屋に戻る。江戸時代後期を代表する画家の一人。南画家。

 



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2 コメント

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掛け軸よりも (米吉)
2010-10-05 00:44:43
床の間にさり気なく鎮座している器の方に目がいきました。確か、小学生の頃に夏休みで熊本の実家で約1ヶ月間、遊び呆けているとき、氷を鉋で削ったかき氷を、このようなガラスの器に盛って
練乳やカルピスをかけて食べた思い出があります。乳白色と青色の硝子のなんと涼しい気なコントラスト!!
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コンポーネント (夜噺骨董談義  )
2010-10-05 07:57:47
かき氷を食べた器はもっとシンプルですね、きっと・・。
昔のかき氷に使っていた器は人気があります。
食器として使用したりしているようです。私も一時期、骨董市でめぼしいものがないと買っていましたが、今はインターネットオークションでよいものが手に入るようです。
今回の器は飾っても綺麗なので、飾ってみた時の写真です。さすがの単体で写真に残っているものはありそうにありませんが、機会がありましたら投稿してみましょう
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