千葉県立中央博物館・大多喜城分館では、 10月23日まで収蔵資料展「武家の身代」を開催しております。
武家の生活用具、武芸の道具など当館収蔵資料が盛り沢山です。
大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/
今回の資料展には複製品ではありますが、菱川師宣筆の「江戸風俗図屏風(複製)」が出品されています。
原品はアメリカのフリーア美術館に所蔵されている門外不出の屏風ですが、この度、京都文化協会と㈱キャノンが同美術館の協力を得て、高精度デジタルで製作され、中央博物館に寄贈された貴重な資料です。
この他にも40点の資料を併せて紹介しておりますので、是非ご覧ください。
江戸風俗図屏風 左隻
江戸風俗図屏風 右隻
大多喜城分館は、いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅下車徒歩15分です。
大多喜町の観光スポット GO
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/press/2011/0415.html
>『江戸風俗図屏風』の概要
千葉県鋸南町出身の菱川師宣筆『江戸風俗図屏風』(17 世紀・紙本着色金砂子)の原品は、現在
アメリカ・フリーア美術館に所蔵されています。明治期 実業家チャールズ・ラング・フリーア
氏が在日中『江戸風俗図屏風』を購入、祖国アメリカに持ち帰り1906 年以降は、門外不出の作
品となりました。京都文化協会とキヤノン株式会社の「綴プロジェクト」により、当風俗屏風の高精細複製品が作成され、このたび千葉県立中央博物館に寄贈されることになりました。
『江戸風俗図屏風』の精密な複製品が制作されることによって、当屏風の渡米後、日本では初めての公開となります。
『江戸風俗図屏風』は六曲一双(各縦179.9 ㎝×横382.3 ㎝)で、右隻には、秋の風景が描かれ、
浅草寺に参詣する人々のにぎわいの様子や隅田川で舟遊びを楽しむ人々、左隻は春の風景で、
花見に興ずる様子、上野寛永寺・不忍池周辺などの名所が描かれています。江戸時代の庶民の
季節の楽しみ方や、色彩豊かな衣装や結髪の様相から当時の生活がうかがえます。
高精度デジタルによって、当時にタイムスリップできちゃうってことなのね~(*^_^*)
http://www.ctiweb.co.jp/the-news/1225-2011-04-18-08-35-27.html