この度はホカホカの新製品の御紹介です。
御品は「ハセガワ製」は1/12。 リアルフィギュアコレクションのNo02! 「ブロンドガール」です。
コレはですね・・・原型はあの、「辻村」さんですし、見た目からしてソソル感じで
誠に当ブログ向け! の一品!との期待に胸躍らせて購入しました! ・・が! ・・・・。
あのですね・・・初めに御断りしときます!
自慢じゃ有りませんが管理人は、どこぞのコンテストの受賞歴も無ければ、今後ともそういった類に
参加しようとも想ってもおりません。 当然! そういった模型を趣味とする様な人との横の繋がりなんぞは勿論!
ましてや其れを生業とする様な所謂、業界の人とかとの繋がりなぞ、コレッぽっちも有りません!
何が言いたいのか?と申しますと、~故に・・・最近流行り?の忖度なぞ、マぁ~ったく要らないと言う事です。
こんな、マイナーなオタクブログですが、せめて御愛読の皆々様のお役に立てる事と言えば
多分、駆引き無しのキットレビュー位しか無いと思いますんで、スパッと書いてみます。
先ずですね・・・パーティングラインが酷過ぎる。 切るか?盛るか?(削って消すか、パテ盛で消すか)悩むレベルです。
パーティングラインと言うより「型ズレ」に近い段差と思います。
今時の海外製品でも余り無いと思います。
胸の谷間や足首の結構目立つ部位に、ガッチリ隙間が出来ます。
特に足首はダボ・ホゾの類もハッキリとしないのも手伝って、非常に位置決めが厄介な上に
軸打ちは必須だし(強度的にもと言う意味で)、どう合わせてもコレくらいの隙間が出来ます。
今回は、胸の谷間は胴体側モールドを削除の上、胸の谷間はパテ埋め。
組んだ時に、接合ラインが水着のリング部裏で目立たないように処理してみました。
足首は、予めボディ側接合部を面取り加工。 軸打ちの上、パテ盛処理です。
二個買って、二個ともに同じ感じなので、多分個体差とかではないでしょう。
ココまで見て頂いただけでも・・・結構、それなりの経験者でもなければ
苦労する局面の多い事が御理解頂けると思いますが・・・ココでハタと思うのは
「ハセガワよ? これは何処の市場を目指した商品なんだ?」 と言う事です。
管理人だって勿論、これがコアなマニアに向けたマイナーメーカーの製品なら、こんな文句言いません。
でも、これは中身は「レジン製ガレージキット」とは言え、そこは「ハセガワ製」。
故に、街の模型店でも購入できるガレキ=こういうガレキ造った事無い人にも造って貰いたい?
を、狙ったんじゃないのか?
もし、そうなら、そういう層のヒトは、パテすらも弄った事無いとの想定は無いのか?
それとも、そういう層のヒトは、多少の隙間は気にしない? との想定か?
百歩譲って、イャ・・コレはあくまでコアなマニアの方々に・・・・というコンセプトだとしても。
現状、ガレキと言えども恐ろしく高精度な製品が出回る昨今。
これでは・・・ハッキリ言わせてもらうと「辻村さんの造形美」以外、全く見るべく物は無い。
特に目元周りが・・不均等で部位によっては殆ど溝になっている彫や
凹凸の多い造形のおかげで、非常に塗りにくい事この上ない。
溶きパテ等で修正をかけりゃーイイ話ですが、コレも結構大変ですぜ。
出来上がりは良いんですがね。
自作瞳デカールです。 チャレンジと申しますか今回は・・そうせざるを得ない? と申しましょうか。
このての凹凸の多い御目目モールドに、違和感なくマン丸御目目を書くのは結構、厄介ですからね。
以前から構想は有ったんですが、良い機会なんで試してみた次第です。
ヤッテみると・・意外とイイですね! 勿論、虹彩&瞳孔まで再現可能な高精細プリンターなぞ
持ってませんので、アウトラインのみデカールでフィッティング。乾燥後加筆の手順です。
利点としては・・・
・ デカールなんで手軽に真円に近い瞳を再現できる。
・ 意識しなくても両目の大きさが同じになる。
・ 両目線の修正が簡単。
・ 塗料の滲み等のトラブルが無い。
難点としては・・・
・ 目の開き加減に応じて、オメメデカールの上下をカットするのが結構厄介。 一回じゃ決まらん。
・ 位置決め・定着の際、軟化剤の類で定着させますが、注意しないとズレル・ヤレル等
せっかくの利点が台無しになる。
と、言う感じで・・・苦労の甲斐は有りますんで御勧めです。
アっ、デカールはレーザープリンター用で造ってね!
しかし・・何時になく愚痴の多い記事となりましたが
往年の「ヒコーキと言えばハセガワ」と言われ、タミヤと双璧とされた時代を知るオッサン故
尚更、そう思っちゃうんでしょうが・・・ネットのレビューとかでも
別シリーズとは言え、1/24のほうも懐古趣味人しか喜ばん様な出来の悪い車との抱き合わせ販売とか
肝心の女子フィギュアその物に対する辛辣な意見もチラホラ散見されます。
ハッキリ言って、この出来なら当然です。
ハセガワ! これでイイのか? の巻きでした。
。
新製品の箱出し状態でのパーツ画像を高精細で載せて下さるところはなかなかありませんので。
私もハセガワには疑問を感じています
(Scale Aviation誌はやたら賞賛してますが…)
まあフジミよりマシとは思いますが、タミヤと比べると…本当にどうなんでしょうね?
以前、ハセガワの社長が『キャラクターモデルやF1のロータス79は金型製作を中国の会社に依頼している』とはっきり明言していましたが、本製品もそういうことなんでしょうかね…。
ロータスの件では、『タミヤと発売日が重なってしまったから、本来5ヶ月かかる金型製作を特急の3ヶ月で仕上げてもらった』とあっけらかんと語っておりましたが、まさに"ハセガワ!それで良いのか?"と私も思います。
そうですね・・最近のハセガワの商法には疑問を持たざるを得ない部分もある思います。
ロータス79事件は、F1モデラー界では結構話題になったんで覚えてますが
ハセガワに同情する意見も結構多かったような記憶があります・・・
金型の件とかの裏事情までは初耳でした。
>Scale Aviation誌はやたら賞賛~ は
ハセガワのフィギュア関連製品に対する物でしょうか?
読んでないんで何とも言えませんが、何れにしても
昔からですが模型雑誌等を筆頭に、業界内または業界人から発信される情報は、忖度とお気遣いの塊でロクなもんじゃありません。
当方も若かりし頃は、地元のプラモコンペ等に出品したりもしてましたが、そんなマイナーコンテストでも、結構あからさまに
協賛メーカー&問屋や、主催の販売店の上得意様に対する
忖度&気遣いが透けて見えるという構図と・・そんなチンケな連中と懇意な事を誇らしげに語る
自称上級者連中の器の小ささに辟易した記憶があります(笑)。
今も・・そーいうの・・あるんですかね?