この度は、何時もとはガラッと趣向を変えまして・・
正統派?・・の、様な気もするヒストリカル・フィギュアのオッサン。
「Teutonic Knight XIV C (チュートン騎士団の騎士 14世紀)」 です。
以前に作った「LILITH」同様、スペインはNocturna Models製なんですが
「Historic Art(ヒストリックアート)」なるブランド名なのかな?の製品で
70mmフィギュア・・との事なんですが、実測身長は80mm有ります。
スケール的には1/24前後? と言う感じでしょうか。
キット名の「チュートン騎士団」とは、平たく言えば「ドイツ騎士団」の事らしいですが・・
いくら「自称ミリオタ」の管理人とは言え、流石に中世のミリタリー事情までは
守備範囲外なんで興味のある方は、どうぞ御自分でググってみてください!
何せもう・・いにしえの千年は昔・・あの「十字軍」辺りからの話になるんで
とても書く気にもならん! と言うのが本音だったりしますが・・・でも。
千年の時を超えて今に怨讐を引きずる、当時の世界史。
興味無い人でも「あ゛~だから「ISIS」みたいのが出てくる訳ね!」と思える辺りが
非常に面白かったりしますんで・・・お勧めです。
さて、キットの話に戻りますが
コレ・・・前々から凄く気になっていたモデルでして・・
件の「LILITH」と同じく、佇まいと申しましょうか何と言いますか・・・
とにかく、理屈抜きで「カッチョえ~!」と思える、正に芸術的造形美が秀逸です。
一応、ファンタジーフィギュアに分類されていますんで、実在の資料を参考に・・
より、カッコ良くデザインされた物? と思われますが、何れにしても六百年以上も前の
人の事なんで、個人的にはカッコよけりゃイイじゃない? と、想ったりもします。
しかし・・コレ。 難易度は高い! ですね。
フードを被ってる為に、奥まった造形の顔・・・特に右顔面が途轍もなく塗りにくいのと・・
盾や旗、体にまで散りばめられた「エンブレム(紋章)」・・コレが又、難敵です。
*注 当然の様にキットにはデカールの類は一切付属しません!
流石、海外はスペイン製。 サービス精神の欠片も有りません。
一応、ソレ用の「中世の紋章デカール」・・・なんぞも出ておりますんで、ソッチを使えば
手軽に出来なくも無いんですが・・・如何せん、単調で凡庸なデザインと・・・何より!
金色&銀色のエンブレムが無いのが痛い! 史実的な考証面は置いといて・・
今回はドーしてもパッケージの様な「金色ベースのエンブレム」にしたかったので
執念の手書き! でチャレンジです。
胸部の「鷲紋章」と旗に描かれる
上半身は鷲、下半身はライオン・・・の伝説の生物。「グリフォン」(独語:グライフ)は
肩の十字はジャンクデカール利用で、上からラッカークリア保護処理。
で・・・完成です。
中世の騎士・・なんぞのコノ手の正統派ヒストリカルフィギュア。
WWⅡなんかのミリタリーフィギュア辺りとは又、趣が違って非常に楽しめます。
なんたって、カッコイイでしょ?