プラdroidは、ねんど子猫に愛を観るか?

管理人「osuzu」が制作する模型関連のブログです。

DUMONT(デュモン)製 超高級ピンセット Made in Switzerland

2020-04-05 | 工作小屋

ピンセット。

そうです。 プラモオタクならば誰もが多分、2~3本は持っているはずの?

無くてはならない工具の一つ!ですよね?

でも・・・多分、大抵「タミヤの精密ピンセット」とか・・人によってはセットで¥980!

とかの物を使ってる人が殆どだと思います。(違ってたらゴメンなさい!)

でもね・・・・ フィギュアのまつ毛とか・・・超絶細かい工作やる人にはコレ、御勧めです。

Made in Switzerlandは DUMONT(デュモン)社製 精密ピンセット!

タミヤの精密ピンセットも決して悪くは無いんですよ・・・

管理人だって・・ついこの間までは、正にコレをメインで使ってたんですから。

 し、しかし・・コ・・コレは! 次元が違う!

写真のタミヤピンセットは管理人が先端加工して、細くした物なんですが・・

 それでも、この位違いますし・・・

何より、クローズした時の精度が違います! 皆さんも有りませんか?

塗装時にまとわりつく、ピンセットでも摘まめないスッゴク細かい毛クズとか!

コレ! 取れます。 見える物なら何でも掴めます! 

因みに、このグリーンのモデル。型番は「0304-7-CO」。俗に7番と言われる

DUMONT製品の中ではミドルレンジに位置する物でエレクトロニーズ・・・

つまりは電子基板等向けの製品です。

カタログスペックのニードルサイズは先端部厚=0.1mm&先端部幅=0.17mm!

御値段たったの¥5000前後!(^_^;)

もっと・・・とにかく細いのを御所望の方にはストレートタイプになりますが

「BIOLOGIE」(バイオテクノロジー向け)と言う

トップグレードの俗に5番とか言われる製品が御勧めです。

カタログスペックは先端部厚=0.01mm&先端部幅=0.05mm・・って

ホンマかいな?と思わず勘繰りたくなる超絶サイズに加え・・

御値段たったの¥10,000前後!(T_T)・・・絶望的に安い!

是非、皆さんも買いましょう。 これで1/100mm単位で工作出来るんですから

コンナもん・・タダ同然です! 参りました?

 

 


エアブラシ考察Ⅲ 「自慢かよ!?」編

2017-07-02 | 工作小屋

今もって結構な頻度で読まれることの多い、当ブログの人気記事「エアブラシ考察」のⅠとⅡ。

やはり「プラモ」と言えば「エアブラシ」! 興味ある方多いんでしょうね。

前記事の「エアブラシ考察Ⅱ」から2年半。 最近「対オネーちゃん攻略戦」の一環として始めた

「新塗装戦術」の影響も有り、我塗装中隊にも若干の新型装備が加わりましたんで

その報告やら・・自慢?を兼ねて書いてみます。

中隊本部は以前同様「Is925」。 装備品は基本的に「アネスト岩田」で統一してます。

中隊長?の管理人といたしましては「コンプレッサー」は静寂性より「火力(圧力)」重視です。

静かな事で人気の「リニア系コンプ」は・・・ウレタン斉射やエアダスト掃射の時なんか

やっぱりチョット物足りないですからネ。

中隊編成は・・・素人エセモデラーにしては、我ながら非常に充実しておりまして(自慢か?)

説明しずらいので・・下記、編成表を見て頂くと御理解頂き易いかと思います。

エア1次出力は「Is925」に標準装備のウォータートラップ付レギュレーター経由でOutput。

各小隊への円滑なエア供給を担う「エアガン用12ℓ サブタンク」の直前にも、もう一つウォータートラップを介して

コンプレッサーに憑き物の「ドレン(水)対策」としています。 一応、各小隊への主分岐点前にも

ウォーター&ダストトラップを付けていますが、コレに水滴なんぞが付着する事はマズ有りません。

よく、持ち手代わりに「エアブラシ専用ミニトラップ」付けてますが・・高いし、各回路ごとに付けなきゃならないし・・

こういった汎用品の方が意外と安くて、効果的だったりします。 オススメです。

 

さて、次に各小隊の編成ですが上から・・・

中隊本部付レギュ指揮下の「本部付直圧教導小隊」(AC(エアコントロール)機能付ハイライン装備)。

①番レギュ指揮下の「第一小隊」(三個分隊編成の中隊主力)。

②番レギュ指揮下の「第二小隊」(同じく二個分隊編成の中隊主力)。 と・・ココまでが、つい先頃までの

中隊総戦力だった訳ですが・・・この度の新型装備受領に伴い、新たに創設したのが・・

③番レギュ指揮下、低圧精密狙撃を主任務とする「第三小隊」。 その装備は・・・

国産エアブラシ界最高峰の誉れも高い「カスタムマイクロン」! しかも二本! 

 CM-CP(0.23mm)&CM-B(0.18mm)。

・・で、新装備を加えた中隊戦力(エアブラシ)の総数は、これでどーだ!の12基!

空圧回路は直圧含めた4系統。更に分岐で常用可能ラインは、参ったか~の7ライン!

となっております。 イャ~別に・・大した事は無いんですょ・・ホント・・(完全に自慢)

「掌サイズのフィギュア作るのに、アホかいな?」との声も聞こえてきそうですが・・

意外とイイんですよ! 色の入替や圧調無しにチョコマカと色や圧に応じてリズミカルに吹けますんでね。

 

表中央の「吸上げ式」3本は、常時接続・・つなぎっ放し。

表右側に列記した各種ハンドピースは全てクイックジョイント付なんで

状況に応じて、お好みのジョイント付ラインに繋いで使います。

但し表上、「直圧」ラインはIs925の最高圧0.4mpaが常に加かっていますんで

「ハイライン」系の「AC(エアコントロール)機能付」以外は現実的には繋げません。

そして・・・期待の新装備。 カスタムマイクロンのCM-CP&CM-Bですが・・

あっ! 現行モデルのCM-CP2やCM-B2じゃないですよ・・初期型です。しかも中古。

去年だか一昨年だかににアネスト岩田のエアブラシ関連品が大幅値上げしたことも有り

カスタムマイクロンの現行モデルの実売価格は一本6~7万なんていう・・

とんでもナイお値段となってます。・・・買えませんての・・・そんなもん、おいそれとは・・。

そもそも、元々は「そこまでいらんべさ・・」な感じでハイライン系を切札として使ってきたんですが

最近始めた御肌塗装の「新塗装戦術」は極細部のピンポイントグラデ塗装もエアブラシでやる都合・・

どうしても細吹精度の高い、最上位モデルのカスタムマイクロン系が気になって来ていた訳です。

「欲しいけど高いし・・CM-B系は特に・・オクでも殆ど見た事無いよな~」と思いつつ・・

スクランブルアラートかけてた処に、巡り合わせのように来たのが今回の御品!

旧型とは言えCM-CP&CM-Bのドツボ二本に加え、岩田製コンプIS800やら

スタンダードグレードながら他にも岩田製エアブラシ二本の豪華セットが

少々高額とは言え、ド~考えても御得な気がしてならない即決有り。

そりゃ~見つけた途端に即ポチですよ。

加えて、その出品者さんが自称「日本一のエアブラシフェチ」な方で、使用上の注意点やらなにやら

誠に丁寧に教えてくれるし・・・エアブラシにメチャ詳しい! (もしかして業界人なのかな?)

ア゛~この人の出品物ならマチガイ無いわ~と、素直に思える誠に良い買い物をさせて頂きました。

コレだからオークションは侮れませんね! さて・・・その使用感は・・と申しますと・・。

 

比較対象はカスタムマイクロンの次、岩田のセカンドライン「ハイラインシリーズ」の「HP-BH」(0.2mm)。

(コレですら、最近の新品実売価格は¥30000前後。 どーしてこんなに高くなった?)

今回はあれだけ毛嫌いしていた「クラウンキャップ」を付けてのテスト参加です。

カスタムマイクロンコンビが「クラウンキャップ」付きなので公平性を期する為と・・

最近の新塗装工程に際しては、最早「メンテめんどい・・」などと言ってられない状況も有りまして・・

メンテは誠に厄介ですが、吹き能力優先で見るとヤッパリ・・その効果は無視できませんのでネ。

塗料はクレオスNo2ブラック。 希釈は各個に合わせて微調整、それぞれにベストな濃度のつもりです。

空圧は同一ライン使用でレギュを0.1mpaで三種をテストし、次に0.05mpaで三種をテスト・・です。

(ここで言う0.1・0.05の圧はダイアフラム型レギュレーターを静状態(エアを吹かない)で設定した値です

 動状態(エアを吹きながら)では設定圧から2割程度下がりますんで、動圧は0.08・0.04位?です

 何時もながら、汚くて見づらくてスンマセン。

 向かって左列が0.1mpa。上からHP-BH、CM-B、CM-CP。

同じく右列が0.05mpa。上からHP-BH、CM-B、CM-CP。 下は参考用の0.3mmシャーペンです。

先ずは左列、0.1mpaの結果ですが。

メーカー推奨圧の範囲ですし、一般的にも「最も綺麗に吹ける」と言われる領域ですんで

管理人の腕相応・・ではありますが、三種とも綺麗に吹けてます。

が、良く見るとヤッパリ「カスタムマイクロン(以下CMの略称)」コンビの切れの良さが光ります。

線の太さはともかく、HP-BHと比べると非常にクッキリスッキリの切れの良い線で安定しています。

各々のテストパターンラインの下にスポットティングテストも吹いてみましたが

これを見比べてもCMコンビの高微細化性の高さが窺えます。

管理人的には、極細ラインよりもこういった極小スポッティング性能が非常に有益と言えます。

 

んで右列、0.05mpaになると・・・程度の差は有れ、三種とも不安定になります。

本来であれば「圧」の低下に合わせて「塗料濃度」も下げたほうが良いんですが

今回はそのまま吹いてますんで、不安定になるのも必然。 とも言えます。

ただ・・多少不安定とは言え「CM」コンビは「切れの良さ・微細化性」共に

HP-BHよりは明らかに上で、ダテに専用カタログ用意してる訳じゃネーべさ? な感じで

メーカーが謳う「専用高精度ノズルにより低圧での高微粒子性能・・云々」も肯けます。

マァ・・ここまで低圧で吹きたい場面も、そうそう無いんですが・・

滅多に無い場面=滅多に無いからこそ失敗できない&したくない! 事も多々ありますんで

吹ける事に越したことは有りません。

 

最後に総評として。

性能自体は上のテスト結果を見ても「アネスト岩田製のトップモデル」を名乗る価値有りの製品で

カタログデータ以外の使用感も、非常にスムース&持つだけで感じられる高精度感!

ネックはベラボウな御値段! それに尽きますが・・その性能を必要と思える人には

オススメです! と、声を大にして言える様な気がする事も有るかもしれません・・・。

個人的には「CM-B(0.18mm)」が本命で手に入れたCMコンビ。 

二本を比べてみると・・「CM-B ≒?≠? CM-CP」な感じで

「エアブラシ考察Ⅱ」で書いた「ハイライン」の「HP-BH&HP-CH」との相関関係が

そのまま当てはまる様に感じられました。

「CM-B(0.18mm)」は・・ひたすら尖がった・・極限の極細ラインを引く事に特化した

チョット取っつきにくいジャジャ馬・・・だけど超美人。

「CM-CP(0.23mm)」は・・・口径の割には愛想よく、基本性能も非常にハイレベルな

器量良し・・だけど・・CM-Bに比べれば並美人(あくまで比べれば!のレベル)。

サア! 君ならどちらを買うんだ! こんなに美人なのに・・

御値段たったの・・一人7万円! そんなもん・・タダ同然だ! 安いもんだ! (ウソつけよ・・)

なんか・・例えが変な例えになったな・・イャ・・特に他意は無いんですよ・・ホント(汗)。

道具自慢!! の巻きでした!


実体顕微鏡とリングLEDライトと診察台

2016-09-04 | 工作小屋

最近のトピックスと言えば何と言っても「実体顕微鏡」の導入ですが。

その予想以上の威力に、管理人もチョットびっくりしてまして・・「もっと早く入れときゃ良かった・・。」と

いろんな意味で反省しきりの今日この頃だったりします。

意外と興味持たれてる方が多いのか、此方のアクセスも「顕微鏡」がらみ・・結構多いです。

なので・・「模型制作と実体顕微鏡」・・実践編です。

 現在はこんな佇まいとなっております「中古ホーザン L50」。

取り急ぎ「アイピース」と「汎用リングLEDライト」を装備。

これから導入を検討している方は、この二つは必須です!。

ライトは説明不要でしょうが、アイピースはコレが無いと眼の位置が定まりませんで全く使い心地が悪いです。

最初・・船酔いみたいになって「あ゛~」になったんで、急ぎホーザン純正を買ったところ

高さが合わないんでアルミテープで無理やり固定してます。

リングLEDは新品で¥3000程の安価な物ですが、管理人の仕様環境には十分な物でした。

耐久性は・・?ですが、取りあえず安いんで良しとします。

 点灯するとこんな感じ。

本来は対物レンズ鏡胴下端に、付属ビスで3点支持留めが正解ですが

筆の自由度を少しでも損ないたくないのと(筆を立てる角度が減る!)

L50は10・20倍の切り替えをレンズ鏡胴を回して切り替える為、正規に付けるとスイッチ部の

出っ張りが倍率切り替えの度に90度以上動くという・・誠に厄介な事になります。

なので・・御覧の様な誠に無様な取付状況となっている次第です。

ついでに点灯時、照度域中心部にレンズ鏡胴によるケラレも見られますが

意外と余り気にはなりませんので、コレも良しとしてます。

そして! 今回の一押し。

 自作「診察台」。

前の記事でも書いた、対象物を「傾けたり、回したり」しながら塗装する。と言う

普段は何気なく出来る行為が、顕微鏡覗きながらとなると・・結構厄介でして。

その・・対策品と言う事です。

 ガンプラ用ボールジョイントを使って自由雲台風に・・・。

下にはマグネットを埋め込み、簡単に動いたりしないように作ってあります。

 患者(改造途上悠里嬢・・放置中です)さんセット!の図。

 横に傾けたり。

 上下方向にも・・キット自由自在・・かもしれない。

ホントは顕微鏡作業の中心となる「顔」を支点に作りたいところなんですが(ピントのズレ量が最少になるから)

余りに全体のバランスが悪くなるもんで・・コレに落ち着きました。

見たくれは御覧の通りで、作りも誠にガサツながら・・実用性高し!です。

顕微鏡モデラーの皆様、お試しあれ。

あ゛~、それから。 顕微鏡塗装・・・腰に来ますね・・ジジィにや辛い・・の巻きでした。

 


「実体顕微鏡」 アレコレ。

2016-08-18 | 工作小屋

遂に導入してしまいました。

そ~です「顕微鏡」です。

その存在や、プロの方々が「模型制作」に使っちょる・・らしい。事は小耳に挟んではいたんですが・・

「いくらなんでもプラモ作りに顕微鏡まで持ち込まんでも・・・」との潜在意識や

安物とは言え3.5倍レンズをタンデムツインのブースト仕様で、公称「10倍前後」?のメインヘッドルーペに

同じく公称「20倍」の確認用サブルーペを使っていた為、「倍率だけなら実体顕微鏡と変わんなくね?」と思っていた訳です。

しかし! 他人様の超絶作品に刺激されたのも手伝い、今回思いきって購入してみた訳です。

物はコレ! 「ホーザン社製 実体顕微鏡 L50」。

新品ならアマゾン等で¥50000超しますんで、中古を¥15000で購入です。

結構有るんですね・・中古が。 でも・・レンズ等にソレ相応の汚れなんかの付着も有り、分解・整備・清掃したところ

薄く霧が掛かったようだった視界も「クッキリ!」。 作りもしっかりしてて流石「日本製」。な感じです。

でも、メンテに自信が無い人は新品の方が無難です。メーカーに拘らなければ¥15000以下から新品売ってますんで。

肝心の倍率は「10・20倍」切替え式で、覗いて見ると 「え゛~! これが本物の10&20倍??」とビックリ。

良くある「データ偽装」とまでは行かないまでも、「メーカー公称」がアンマリ当てにならないのは当然・・と

思っていた管理人ですら・・仰け反るぐらいに・・正に「雲泥の差」なんです。

「ホーザン」の倍率が正確なので有れば・・マイヘッドルーペは・・せいぜい4、5倍?

確認用公称20倍?単眼ルーペも・・7倍?・・・8倍?・・位のもんです。

いくら「安物中国製」とは言えコレは酷い・・「データ偽装」言われても仕方ない位に酷い。

「ルーペ」と「顕微鏡」では、倍率の基準が違うんかいな? くらいに違います。

いやぁ~改めて「メーカー公称値」のいい加減さを思い知らされた今日この頃でした。

さて・・前置きが長くなりましたが肝心の「実体顕微鏡」。 その威力は? と問われますと・・

確かに良く見えます! 現在、コチラのブログ用写真はm4/3ミラーレスを使って

Sサイズ(2500×1800px位)で撮影したものを50%リサイズ(1200×900px位)して掲載してますが

感覚的には、その解像度は軽く超えて見えますんで、今迄多々あった、写真を見てから「あ゛~」・・が激減しそうです。

私見ですが1/20以上のフィギュアには、これ以上の倍率(20倍)は必要ないんじゃないでしょうか?

40倍とかだと多分ですが・・現実的な物理解像度超えちゃうんじゃないですかね・・。

ただ、1/35以下は微妙ですね・・30倍位あってもいいかもしれません。 が、しかし!

見えるからと言って塗れるもんでも有りません!

特に管理人の様に「小スケールのフィギュア」の塗装を行う方の場合。

良く見える分、極細部の塗装を極めたいのが人情でしょうが・・

細部を塗り分ける為には、対象物(フィギュア等)を適時、回すなり傾けるなりして塗らなければなりません。

普通に塗る分には、皆さん特に意識もせずに行っている行為でしょうが、顕微鏡覗きながら・・・しかも

動かす度にピントを調整してとなると、結構難儀な作業となります。

「なんかイイ方法、無いべかな~?」 とか・・

見えるステージが別次元に成っちゃったもんで、筆を持つ手の震えも同じく別次元!

その震えを意識するが余り更に「震え」が増幅する・・と言うこれまた「何だかな~?」的な

問題も多々有るとか・・それ以外にも塗装法・使用塗料・技法等含め、今迄は「ベスト」と思い込んでいた

工程その他も顕微鏡の世界では通用しない・・場面も多く。

現状、鋭意試行錯誤中です。

マァ~何の道具にも共通する事ですが、良い道具は確かに技量の不足をカバーしてくれるかもしれません。

でも・・ソレを使ったからとて決して「技量」が上がる訳ではありませんので・・

何事も・・創意と工夫は大事・・・なんじゃなかろうか? と・・まるで研究室の様になった工作小屋にて

改めて物思いに耽る・・自称、教授の様に見える事も有るかもしれない・・管理人なのでした・・。

でも・・たぶん制作物の完成度は確実に・・イャ・・きっと・・30%~20%程度は・・Up!・・する・・はずだ。

あくまでも弊社独自基準による公称値でね!

 

 


エアブラシ考察 Ⅱ

2015-01-12 | 工作小屋

当ブログ開設時に、プラモ趣味人の関心度No1と言う事で書かせて頂いた「エアブラシ考察」。

 あれから1年と少々、今だ根強くアクセス頂く事も多く、やはり関心の高さが窺い知れます。

あれから我、塗装中隊の装備更新も進み、現状戦力的にも満足できる規模となった事も有り

再度、使用感等含めたレビューとして書いて見たいと思います。

先ずは現在の装備品ですが

全て「アネスト岩田」製品で統一してます。

先ずは一般的な重力式で、上段より

① ハイラインのHP-BH(0.2mm)1.5mlカップ固定式 

②    同   HP-CH(0.3mm)7.0mlカップ固定式

③    同   HP-TH(0.5mm)15又は30mlカップ交換式

④⑤ エクリプスのHP-BS(0.3mm)1.5mlカップ固定式 × 2本 の計 5本

 

次がモデラーには人気薄な吸い上げ式で

⑥ ハイパフォーマンスプラスのHP-BC2(0.4mm)純正20mlガラスボトル付き

⑦     エクリプスの     HP-BCS(0.5mm)純正28mlプラボトル付き

⑧  同じくエクリプスの    HP-BCS(0.5mm)自作クレオススペアボトル付き

あーそれと写真撮り忘れましたが、殆どエアダスター専用になっている

クレオス プロコンボーイ0.5mmを含めると 合計 9本となっています。

「いくらなんでも、そんなにいらんべ?」との声も聞こえそうですが

確かに、もう少し整理すれば本数は減らせそうですが

その辺の詳しい事情は後述します。

前回あれだけプッシュしておりましたハイコストパフォーマー「MX2900」ですが

一時、2本が主戦力として稼働しておりましたが、塗料粒子の不均一性の

問題も有り、仕上げ塗装時に使えない事から退役、現状⑥⑧にその座を譲って

おります。 次にそれらを稼働させるエア回路ですが

コンプレッサーはIS925(12リットルサブタンク付き)

サブタンク前に水セパレーター、レギュレーター前にも

水セパレーター&ダストキャッチャー装備は以前同様で、空圧回路は

一番レギュレーター経由 2回路

二番レギュレーター経由 2回路

直結レギュ無し    1回路 の計5回路ですが、そのうち一番・二番の

各一回路は2枚目画像の⑥⑧に常時接続としています。

残り三回路はワンタッチジョイント付きで、通常一番・二番に①~⑤と⑦の

何れかを適時に応じて使用、直結回路は基本エアダスト用ですが①②は

エアコントロール機能付きなので、状況により直結回路でも普通に使用できます。

と言う感じで通常4本、最大5本のエアブラシが同時使用可能となっています。

 そんなに同時に使うか?と思われるかもしれませんが、フィギュア系を筆頭に

ミリタリー物、Ma.kオネーチャンなどは特に、ハイライト・ミドルトーン・シャドーの

三色同時はほぼ毎度、物により四色同時も有りなので結構使用頻度は高いです。

 そして各個の主な用途と使用感ですが

汚くて見づらくて、スイマセン。

一応、エアブラシテストには付き物の「細吹きチェック」したつもりですが

管理人の使用環境下では、こんな限界領域の細吹きなんぞ滅多に無く

慣れて無い+老化による全身の常時震動も相まって

メーカー出荷時に付いてくるパターンテストの様には全くもって成りません。

 痙攣持ちのオタクおやじがヤッたら、こうなるぐらいに見てください。

基本的なテストデータは以下の通り。

 ・使用塗料はクレオス No2光沢ブラックで統一、濃度は各個に合わせて調整。

 ・空圧は0.1Mpa~0.15Mpa付近で、こちらも各個に合わせて調整。

  ・一番上は比較用に、0.3mm製図用シャーペンで書いた線です。

 パッと見、吹いた本人も驚くほど④⑤エクリリプスHP-BSの健闘が光ります。

確かに、この「エクリプスシリーズ」岩田製エアブラシのミドルラインに位置する製品ながら

他の製品とは異なるノズル構造を御持ちのようで、「粘度の高い塗料や

模型製作には最適」との謳い文句通り、塗料濃度や空圧に神経質にならずとも

それなりに吹けてしまうオールラウンダーと言う感じでしょうか。

ただ、それを言うと身も蓋も無い話になりますが、今回のテストは上記の通り

「ズボラなおやじ」が「各個に合わせて濃度、空圧を共に”適度”に調整」しながらの結果です。

諸条件がタマタマ④⑤のツボにはまった結果として見て頂ければ間違い無いと想われます。

日頃の使用感からも①HP-BHなんかは特に、濃度・圧の両セッティングが決まれば④⑤同様の

シャーペンもビックリ!のラインを書けますし、これは②も同様ですが「塗料粒子の微細化」に

関しては、やはりこの「ハイラインシリーズ」が一枚上手と感じます。但し逆説的には

「塗料粒子の微細化」に、それほど拘らなければ「エクリプス」で十分とも言えます。

次に管理人の全体的な使用状況ですが、主力はもう圧倒的に⑥⑧の「吸い上げ式コンビ」です。

前の記事でも力説した通り、洗浄不要なのでグレサフ・白サフ含めた主要色10色前後は

コレで吹きます。但しこれも前記事に書いた通り「色の数だけのスペアボトル」を用意する。

と言う条件付きにはなります。因みにもう一本の吸い上げ式⑦は各種クリア専用です。

次に出番が多いのは④⑤のエクリプスコンビです、1.5mlの小カップモデルですが

それ故の洗いやすさと、大型モデルは余り制作しない環境も有り、結構これで事足ります。

次が最も一般的な②の7mlカップ 0.3mmですね。1/72・1/48飛行機系~1/24車系の

 メインカラーはやはり、最低このクラスが必要になります。

あと①はココ一発の細吹き用、③は正直余り出番なし・・。といった感じです。

では、順に各個の詳細な使用感です。


① ハイラインのHP-BH(0.2mm)1.5mlカップ固定式 

「ココ一発の細吹き&オネーチャンの顔仕上げ」が主な用途ですが

正直今回のテスト結果を見てエクリプスであそこまで追い込めるのなら要らんかも?

と思いました。ただ、塗料ミストの細かさとハイエンドクラス特有の仕上げの

良さからくると思われる洗浄のし易さは特筆もので、エクリプスの半分の労力

とは言いませんが、概ね2/3位の手間と時間で綺麗になります。これは②も同様です。

エアコントロール機能が有るので、ヤル気になればレギュ無で使えるのも利点です。

その反面、口径のせいも有るでしょうが塗料濃度・空圧には神経質な感じが有ります。

適正な濃度・圧にしてやらないと、思う様な線やミストが吹けません。

圧は手元で直ぐ調整出来るので便利では有るんですが、存在意義は微妙ですね。


② ハイライン HP-CH(0.3mm)7.0mlカップ固定式

これは良いです! ①HP-BHの長所はそのままに、神経質な感じを削いで

エクリプスの良さをプラスした様に、コントロールのし易さ含め使用感は一番良好です。

 

③ ハイライン HP-TH(0.5mm)15又は30mlカップ交換式

 うちの波動砲です、下手にトリガー引くと

画像の30mlカップの中身がアっと言う間に無くなります。

 アっと思う間もなく部屋の中はドイツ軍に毒ガス攻撃されたみたくなります。

ウレタンで何回も此れやったら、きっと早く楽になれると想いました。

粒子の細かい缶スプレーだと思います。

1/24車の塗装なんかはアっという間に終わります。

平吹きノズルを使えばプロみたいな塗装ができると思って買いました。

でも世の中そんなに甘く有りませんでした。

ハッキリ言って使いこなせてないんです。

きっと将来何かの役に立つと思って持ってます。

 カップはデカいし、交換式だし、とにかく掃除が面倒です。

 

④⑤ エクリプス HP-BS(0.3mm)1.5mlカップ固定式

 コレはうちの軍馬です、良く働きます。

塗装面積に問題無ければ大抵、コレで済ませます。

前記した通り、多少ルーズなセッティングでも噴霧パターン・コントロール性共に

癖なく気軽に使え、尚且つ 今回テストで管理人も意外に思ったほど

細吹きもこなせますし値段的にも手頃です。

 ハイラインには負けると書いた「塗料の微細化」能力もフィギュアの顔塗装に

拘りが有るとか、余程の事が無い限りは気にならないと思います。

 ノズル周りの分解も多少は楽に出来ますし、これから岩田のエアブラシを揃えよう

と検討中の方はこのエクリプスシリーズ、お勧めです。

それとこれはエクリプスに限った話では無いですが、この1.5mlカップモデルの

 掃除の手軽さは最高です。これ使うと一般的な7mlカップモデルの掃除が

苦痛になります。使用環境に合う方は、是非一度お試しを。

 

⑥ ハイパフォーマンスプラス HP-BC2(0.4mm)純正20mlガラスボトル付き

⑦     エクリプス     HP-BCS(0.5mm)純正28mlプラボトル付き

⑧     エクリプス    HP-BCS(0.5mm)自作クレオススペアボトル付き

 3本とも似たような性能・仕様なので、まとめて書きます。

モデラーには、割と不人気と想われる「吸上げ式」ですが使い様によっては

 こんな便利な物は有りません。(理由は先ほど書いたので省略)

コントロール性も良く、口径の大きさも相まって各種セッティングも楽チンです。

 ネックは高額なスペアボトルを多数揃える必要が有る事、

塗料のロスが若干増える事ですが、費用を少しでも抑えたい方は前にも書いた

自作ボトルの制作をお勧めします。(⑧に付いてるヤツ)

作り方は割と簡単で、岩田の場合は外径5mmの真鍮パイプを用意します。

任意の長さにカットして、電動ドリルに噛ませまて回しながら良質なヤスリで

テーパー加工を施します。ここはトライ&エラーしかありません。

満足いく加工が得られたなら、ボトルフタ頂上部に当たると思われる個所を

潰れない程度に曲げます。最後に屈曲部にストッパー代わりのステン線等を

巻いてハンダで固定、あとはクレオスボトルなどにチョット小さめの穴をあけて

(極小空気穴も忘れずにネ)無理矢理ねじこんで完成です。

此れには費用対効果の外にも大きな利点が有ります。

塗料の入替(掃除含む)が簡単に出来る事です。純正ボトルは、この吸上げ管

が簡単に取れないので、掃除で完全に綺麗にするのは至難の業です。

故に結局、新品ボトルを使わざるを得ないという、吸上げ式がイマイチ不人気な

最大の理由と思われますが、自作品の場合は「パイプ引っこ抜く~

ボトル捨てる(元が塗料容器又はスペアボトルですから)~パイプ、シンナー

沈めてやる~次の容器の蓋に穴開ける~パイプ、ぶっ差す)の要領で

非常に簡単且つ安価にボトル交換が行えます。

それと、話は変わりますがHP-BC2に付属のノズルキャップ「クラウンキャップ」

(コラーニなんかと同じヤツ)ですが、あれは駄目ですね。掃除大変ですもの・・

管理人は早々にHP-BH用のノズルキャップ(¥600位)に交換しました。

この「吸上げ式」、基本的に不人気なのでオークション等をマメにチェックすれば

新品や新同品が¥5000位で結構、入手出来ます。

うちの3本も皆、オークション経由で揃えましたから。

以上、誠に長くなりましたが岩田製エアブラシレビュー、終了です。

あ゛~疲れた、「岩田」に宣伝料貰わんとイカンな・・。

 

 

 

 


リューター考察

2015-01-04 | 工作小屋

すっかり御無沙汰してます、当コーナー。

それでもアクセスを見ると、結構な頻度で御覧頂く事も多々有るようなので、久々の更新です。

今回は「リューター」について。ネット等では「有っても、無くても・・特に・・」とか「数千円ので十分・・」

とか「とにかく、低回転から使えれば何でもOK・・」的な情報も多々見受けられる「リューター」ですが・・

もし、これを御覧の貴方が、管理人同様「改造大好き!」&月に少なくとも1キット以上は制作する様な

結構なヘヴィモデラー(又はそれを目指す)なら、間違っても上記の様な「リューター」はやめましょう。

選択の基準はズバリ! 製品の仕様に「トルク値」が明記されているか?です。

そして、そのトルクは最低「2.0Ncm」・・出来れば「4.0Ncm」以上と表記された物で、更に低速域は

「3000rpm/min~」・・これも出来れば「0又は1000rpm/min~」であれば最高です。

最高回転数は~20.000rpmでも~35.000rpmでも、プラモ専用ならド~でも良いです。

因みに¥20.000以下の製品で、トルクが明記されている物は殆ど有りませんし

¥30.000前後クラスの物でも意外に此の「トルク表記」が無いか、有っても「2.0Ncm」前後が多いです。

なんで低価格の製品が駄目なのか?と言うと、例え低回転から回せても、この「トルク」が無いが為に

結局、回転を上げざるを得なくなるからです。

管理人が以前、使っていた「プロクソン」の製品がこの典型でした。

ちょっと太めのビットを付けて、プラを削ろうとするも・・「すぐ止まる・・」~「回転上げる・・プラ溶ける・・」

の良く有るパターンに辟易・・御次に導入したのは「Mr・マイスターHP200」。

実売¥25.000前後で、ホビー用途では高額な部類と想われますが

肝心の「トルク」はメーカー公称「2.2Ncm」。

「プロクソン」に比べれば、素晴らしく使えるリューターでしたが・・当方の使用環境では、この「2.2Ncm」

でもパワー不足を感じる事が多々有りまして・・現状の愛機は↓コレになってます。

「TP’sⅢリューター」。

実売¥45.000前後、公称トルクはなんと!「6.5Ncm」!

この「公称トルク」、同じ値で有っても当然メーカーによってバラつきも有るでしょうから

手放しに信用できる物でも有りませんが、目安程度にはなると思います。

管理人も現状、この「TP’sⅢ」で多少の不満は有るものの(フィードバック回路と言う

不可に応じてトルクを上げるんですが、一瞬回転も上がる処がイヤ!)満足はしています。

てっ言うか、そもそもこの「6.5Ncm」(又はそれ以上)のトルク値を持つリューターは

¥100.000前後の業務用の性能でして、この価格帯ではコレ一択なもんで、

満足するしか選択肢が無い、と言った方が正解でしょうか。

繰り返しになりますが、管理人同様「改造マニア」or「結構な頻度でプラモを作る人」or

「カーモデルの制作が多い故に研ぎ出しも良くやる人」は十分、検討の価値ありです。

「そんな高っけ~もん買えるか!」? いいえ買いましょう!特に「エアブラシ」並みに

リューターを使う方はケチってはいけません。

リューターに限らず、何でもかんでも一番高いものを買え!とは言いませんが

「道具はケチるべからず!」、今自分が出来る範囲で最上の物を買いましょう。

ついでに管理人が選ぶ「ケチっては駄目な道具Best3」は・ニッパー・ヤスリでしょうか。

しかし最近のプラモは金、掛りますな~。


 










 



 

 


すぐれ物。

2013-10-10 | 工作小屋

実は管理人、趣味と実益を兼ねて完成品をネットオークションに出品してます。
最近は1/35兵隊フィギュアばっかりなんですが・・それらの説明文中に時折書いてある
「スリング&スリングスイベル」自作・・がコレです
オーディオ系のコードを解した金属線ですね、太さ0.12mmぐらいでしょうか、
オークション経由で此方を御覧頂いている方、説明文中に「スリングスイベル自作・・」
と有ったら、これの事だと思って下さい。1/35M1の下に見えるのが出来上がりスイベルで
銃に0.3mmの穴を開けて瞬着で固定します。時々目が寄り目になります・・


自作工具!

2013-10-09 | 工作小屋
今日の御紹介は此方⇒
銀色の箱型の物が本日の主役「試製 誘導式対金属管切断機」・・です。
何の事やらサッパリ分かりませんよね、要はパイプカッターです。
どちらかというと、ぐうたらな管理人は常に「あ゛~、コレもうちょっと
楽にならんかなぁ~」等という事ばかり考えていまして・・
「何とか楽したいべや!」という欲求を満たすために、これまで数々の
自称・秘密&特殊兵器を作ってきたのですが、その中でもピカ一の出来!
と自負するのがコイツです。皆さんも経験あると思いますが
ちょっとプラモにハマりだすと、ジャンルを問わず必ずやることの一つ
「ココ、金属パイプに置き換えましょ工作」。
大抵は「平らな場所にパイプを置いて、カッター当ててコロコロと・・・」
やるんですが、1本、2本はマァ良しとして同じ長さを4,5本となると
結構、骨も折れるし・・同じ長さにゃ揃いませんての。
そこで登場したのが此の「試製 誘導式対金属管切断機」ですな。
2個対を対面配置に並べた極小ベアリング上にパイプを置いて
U字型カッター誘導板に軽く刃を当てて「コロコロ」すると
綺麗に、しかもアッというまに切れます。
画像中、比較用爪楊枝の横に2個、見えるのがアルミパイプを
これで切り揃えて作った1/20F1用「エアファンネルパーツ」、
その横に在るのが真鍮・ステン棒・ステンパイプの組み合わせで作った
同じく1/20F1用「ステアロッドパーツ」。
どちらも、この「試製 誘導式対金属管切断機」(くどいな・・)
無くして作れません。特に「エアファンネル」は1.9mm径のパイプを
2mmの長さに切り揃えてラッパ加工するんで、長さが違うと
エライ事になります。いや~素晴らしい「試製・・自画自賛過ぎますな。
因みに0.4mm真鍮パイプも楽勝です。
工作が好きな方、どうでしょう? 重宝する事も有るかもしれませんよ・・・多分。
それと、右手に見えますのは、精密ドライバーを加工した
「精密かもしれない彫刻刀」です、一応「丸刃」と「平刃」です・・
主に1/35フィギュア顔面プチ整形に使用します。
以上、「工具は自分で作りましょう!」でした。




工夫は大事。

2013-10-07 | 工作小屋
←今日はこれです。自作乾燥ブースです。と言っても
大した物ではありません、工作スペース横の多段棚の一部に仕切りをつけて
アクリル製の簡易扉を設置、中には100vの配線を引っ張って裸電球(40~100w)を
付けただけの代物です。電球の熱で意外に湿度は下がりますし、管理人の住む
冬の北海道での、冬季作戦行動時は保温効果もあるので一石二鳥です。
季節により温度が上がりすぎるのでワット数の違う電球に付け替えることで
温度管理も出来ます。意外に使えますよ!
あっ! 火事と感電には、くれぐれも御注意を・・

エアブラシ考察

2013-10-04 | 工作小屋
さて今回は、プラモ趣味人の関心度ランキングで常に1.2位を争う「エアブラシ」に関するお話です。
取敢えず管理人の装備は→
よく見えないと思いますがosuzu塗装中隊の中核装備品、コンプレッサーです。
物は「岩田製 IS925」。以前はクレオスL5を装備してましたが、
やはりと言うか・・ものすごく意地悪く書くと、同じ「コンプレッサー」と
謳ってはいるものの、「L5」や「プチコン」の系統は、
元の生い立ちが「金魚窒息防止用にエア送ってあげましょう」装置(エアポンプですな・・)
の発展型でして・・いや、貶してる訳では無いですよ、マジで。
だからこそ、あれだけの静音性能や耐久性が有る訳で
(そりゃそうですな、金魚が窒息しない様、購入と同時にスイッチON!
あとは壊れるまで回りっぱなしですからエアポンプは・・
それが煩かったり、すぐ壊れるんじゃ誰も買いませんわな・・)
只、問題は巷よく言われる「圧が低い」んです。L5で0.11mpa位でしたか・・
確かにそれで事足りる場面の方が多いですが
管理人のように「ここはウレタン使うべや」とか「濃いめの塗料を無理っくり吹くべや」
みたいな場面があると「あ゛~!」となること請け合いです。
対する「IS925」やエアテックス「ACP系列」の構造は「車のエンジン逆仕様」
とも言えるもので(車のエンジンはシリンダー内で燃料を燃やし、
その力でピストンを動かし外部にパワーを送る。)外部から無理矢理ピストンを動かし
シリンダー内の空気を圧縮して外部へ送るイメージでして。そら多少騒々しいのも仕方ありませんな。
結論として、「音に異常に敏感で、一度買った工具類は死ぬまで使うぐらい耐久性に拘る
圧力は1mpaも有りゃ十分な方」は「金魚生命維持装置型」を
「音なんてどーでもいい、とにかく俺には0.15mpa以上の圧が必要だ」という方は
「逆内燃機関型騒音発生機」をお勧めします。

次はこれ→
osuzu塗装中隊のFCS(総合空圧指揮統制管制管理システム?)ですな。
自作配管でレギュ無直結回路×1、レギュ有回路×2の3回路システムに中古屋で買った
エアガン用4ℓエアタンク×3個(計12ℓ)の増装タンクを装備
IS925の水セパレーター+エアタンク前に水セパレーター
エアタンク後にダストキャッチャーを入れてます。これで0.03~0.5mpa間の空圧を使用してます。

お次はこれ→
ハンドピースですね、内訳は
岩田製    エクリプス0.3mm(1.5mlカップ)
       ハイライン0.3mm(7mlカップ)
       ハイライン0.2mm(1.5mlカップ)
       エクリプス0.5mm吸い上げ式
クレオス製  プロコンボーイ0.5mm(15mlカップ)

ですね、これらを適時使い分けています。コンプレッサー同様以前は「クレオス製品」
中心の装備でしたがど~もプロコンのハンドピースは最初にエアを出す時に頻繁に
「プっ!」という感じで塗料の微粉を飛ばします・・車系の仕上げ塗装時にコレやらかすと
「あ゛~!」じゃ済みません。個体差なのか何なのか?・・まぁ、エアの出し始めは
対象物にハンドピースを向けなければ済む話ですが・・因みに岩田の製品には、その様な癖は皆無です。
その他の製品を使った事が無いので軽率には言えませんが「岩田製品」はいいですよ。
粒子も細かく、パターンもコントロールし易いです。例の「本物シンナー」を使ってもパッキンに異常を
感じた事も有りません。お勧めします!
現状、ウレタンクリア用として唯一残存している「プロコン0.5」も上記の事由により「エクリプス吸い上げ式」と
交代の予定です。と、ここまで読んで
「かぁ~、御前の道具自慢かよ!」と、御怒りの貴方・・これからが本題です。
これです→
「キャンベル岩田 MX2900」エアブラシキットです。
¥3000前後で購入可能な、見るからに安臭い、使えないだろう感満載の本品ですが
以外に、使った感じもペラペラ、ガタガタの「良質の道具特有の、使う楽しさ」の
欠片もない、素晴らしい製品です。でも、良いですよ!コレ! マジで。
だって洗わなくてもい~んですから、これ。
管理人は趣味である模型製作の「効率化や生産性」には余り拘りませんが、
気が乗った時の「勢いの維持」は大事と考えています。なので少々
工作技術はいりますが画像のように、よく使う塗料の数だけのスペアボトルと
画像中の大きなボトルがそうですが、洗浄用本物シンナーを入れたボトルを用意すれば
「サフ吹く→洗浄シンナー捨て吹き→好きな色吹く→洗浄シンナー捨て吹き→色変える」
の要領で非常にリズミカルに塗装作業が行えます。使う色の順序によっては
「洗浄シンナー捨て吹き」さえ省けます、たとえば「白から黒とか」
当然、ボトル交換時はそれなりに塗料の捨て吹きする+仕上げ塗装には全くお勧めしませんが
サフ吹き・下塗り等には十分です。ノッテル時のハンドピース洗浄は意外に
心、萎えさせませんか?
因みにosuzu塗装中隊では「サフ・黒・白・銀・肌色・・等々」
よく使う基本10色程を、これで吹いてます。我が中隊内での稼働率No1です。
洗浄不要・メンテ不要なので当然ですな。しかもこの値段で「ダブルアクション!」&
絶妙に中途半端なサイズが泣ける「口径 0.4mm」
コストパフォーマンス高すぎです。
難点は捨吹きを頻繁にするため塗料の消費が増えることと
付属のボトルがゴミな事ですね! すぐ壊れます。
スペアボトルを自作する自身の無い方は、「岩田純正28mlスペアボトル」も使えます。
1本、¥1000位だそうです・・・・ふざけるにも程が有りますな!