プラdroidは、ねんど子猫に愛を観るか?

管理人「osuzu」が制作する模型関連のブログです。

リューター考察

2015-01-04 | 工作小屋

すっかり御無沙汰してます、当コーナー。

それでもアクセスを見ると、結構な頻度で御覧頂く事も多々有るようなので、久々の更新です。

今回は「リューター」について。ネット等では「有っても、無くても・・特に・・」とか「数千円ので十分・・」

とか「とにかく、低回転から使えれば何でもOK・・」的な情報も多々見受けられる「リューター」ですが・・

もし、これを御覧の貴方が、管理人同様「改造大好き!」&月に少なくとも1キット以上は制作する様な

結構なヘヴィモデラー(又はそれを目指す)なら、間違っても上記の様な「リューター」はやめましょう。

選択の基準はズバリ! 製品の仕様に「トルク値」が明記されているか?です。

そして、そのトルクは最低「2.0Ncm」・・出来れば「4.0Ncm」以上と表記された物で、更に低速域は

「3000rpm/min~」・・これも出来れば「0又は1000rpm/min~」であれば最高です。

最高回転数は~20.000rpmでも~35.000rpmでも、プラモ専用ならド~でも良いです。

因みに¥20.000以下の製品で、トルクが明記されている物は殆ど有りませんし

¥30.000前後クラスの物でも意外に此の「トルク表記」が無いか、有っても「2.0Ncm」前後が多いです。

なんで低価格の製品が駄目なのか?と言うと、例え低回転から回せても、この「トルク」が無いが為に

結局、回転を上げざるを得なくなるからです。

管理人が以前、使っていた「プロクソン」の製品がこの典型でした。

ちょっと太めのビットを付けて、プラを削ろうとするも・・「すぐ止まる・・」~「回転上げる・・プラ溶ける・・」

の良く有るパターンに辟易・・御次に導入したのは「Mr・マイスターHP200」。

実売¥25.000前後で、ホビー用途では高額な部類と想われますが

肝心の「トルク」はメーカー公称「2.2Ncm」。

「プロクソン」に比べれば、素晴らしく使えるリューターでしたが・・当方の使用環境では、この「2.2Ncm」

でもパワー不足を感じる事が多々有りまして・・現状の愛機は↓コレになってます。

「TP’sⅢリューター」。

実売¥45.000前後、公称トルクはなんと!「6.5Ncm」!

この「公称トルク」、同じ値で有っても当然メーカーによってバラつきも有るでしょうから

手放しに信用できる物でも有りませんが、目安程度にはなると思います。

管理人も現状、この「TP’sⅢ」で多少の不満は有るものの(フィードバック回路と言う

不可に応じてトルクを上げるんですが、一瞬回転も上がる処がイヤ!)満足はしています。

てっ言うか、そもそもこの「6.5Ncm」(又はそれ以上)のトルク値を持つリューターは

¥100.000前後の業務用の性能でして、この価格帯ではコレ一択なもんで、

満足するしか選択肢が無い、と言った方が正解でしょうか。

繰り返しになりますが、管理人同様「改造マニア」or「結構な頻度でプラモを作る人」or

「カーモデルの制作が多い故に研ぎ出しも良くやる人」は十分、検討の価値ありです。

「そんな高っけ~もん買えるか!」? いいえ買いましょう!特に「エアブラシ」並みに

リューターを使う方はケチってはいけません。

リューターに限らず、何でもかんでも一番高いものを買え!とは言いませんが

「道具はケチるべからず!」、今自分が出来る範囲で最上の物を買いましょう。

ついでに管理人が選ぶ「ケチっては駄目な道具Best3」は・ニッパー・ヤスリでしょうか。

しかし最近のプラモは金、掛りますな~。