プラdroidは、ねんど子猫に愛を観るか?

管理人「osuzu」が制作する模型関連のブログです。

永遠の0 宮部久蔵 最後の搭乗機 タミヤ1/72 零戦21型 制作

2014-03-22 | その他 ミリタリー系

多忙により久しく更新の無かった当ブログです。が・・、おかげさまで
それでも結構な数の(あくまで当社比!)アクセスを頂きまして、有難い事です。
そして、そのアクセスの多くが、やはり、と言うか流石と言うか・・
そ~です「永遠の0」関連のアクセスがシッジョーに多いです!!
んな訳で、今度は1/72で制作してみました。
主な制作レシピは以下の通りです。

・合せ目消し、サフ等による一般的な下地処理。
・原作には具体的記述は無い物の、「中島製21型」との設定から
 中島グリーンにて塗装。
・宇佐平和祈念館に展示されている撮影用レプリカをネット画像等を
 参考に、出来る範囲でイメージして塗装しました。
・デカールの変色&剥がれ防止にラッカー系クリアでオーバーコート。
・計器類はデカール張付後、ウレタンクリアでガラス部を再現。
・25番BOM&パイロットフィギュアは他のキットより流用、
 爆弾懸架部はプラ板等より自作。
・実機資料を参考に機体全面にリベット痕を再現。
・アンテナ線は0.08mm金属線で自作。
・パイロット&2番キャノピーは未接着。
・プロペラは通常の物と、飛行中をイメージした自作透明プラ板製の
 物を、御好みにより付けられるように制作しました。
・自作木製台座付きです。
・自作金属製支持棒先端部には汎用ボールジョイントを使用し
 御好みの飛行姿勢で飾れるように制作しました。

制作中のコクピット、計器類はウレタンコート。

 パイロットは、口が裂けても「岡田君」に似てるとは言えませんが・・

なんせ1/72ですから・・御理解いただきたく・・・

リベット有り無し比較、右=有り 左=無し

制作途中のBOM懸架部と自作台座。支持棒の差し込む向きを

変える事により、フルバンク・急上昇・急降下等、可動域は広いです。

処で当方、遂に本作を劇場で見る機会を失してしまいました・・

「そんなんで、いい模型なんて出来る訳ネーべや!」と御怒りの貴方。
そ~なんです・・返す言葉も御座いません。が、原作は読みました!
実は管理人、原作者の百田直樹氏の主義・主張(日本軍創設・南京事件否定・
東京裁判否定等々)には、全てとは言いませんが・・賛同しかねるタイプの
人でして・・「そんな右寄りの人が書く小説(映画)かぁ~、何だかな~」と
ハナから思いっきり眉間にシワを寄せながらページをめくらせて頂きました。
その読後感は?・・「い~ンじゃないかい? コレ」です。
累計300万部超のヒット作と言うことも有り、やれ「底が浅い」だの
「いろんなエピソード、ゴチャ混ぜただけ」だのの批判票も多々
有るようですが、それでも良いと想います!
だって、真珠湾攻撃に始まり・・ミッドウェイ/マリアナ沖/レイテの各海戦・・
ガダルカナル戦・・インパール作戦・・海軍乙事件・・特攻・・桜花・・
軍官僚の実態・・軍内部の身分制度・・等々。
確かに「浅く・広く」では有りますが、一部ミリオタ以外の一般の方には
殆ど知られていないであろう、それら歴史的事実を名称だけでもイイんです!
この作品を通じて、一人でも多くの方が「そんな事も有ったんだ・・」と
知って頂けるなら・・それだけで十二分に価値が有ると想います。
前回、チョろっと書かせて頂いた「野中隊&桜花」も書かれてましたね!
蛇足ですが「桜花」を発案・開発した太田海軍少尉なる人物は
開発当初は「自分も乗ります!」と公言していましたが
敗戦直後、遺書を残して自殺を装い別人に成りすまして1994年迄
生き延びる・・・と、言う「特攻」の暗部を擬縮したようなシトです・・
「94年て・・それ最近の話じゃん」と想った方、そ~なんです。
意外にこの「太平洋戦争」・・単なる昔話で無いんです、だって
今も国連の常任理事国は「戦勝国のみ」で有り、金銭的負担だけは
常任理事国レベルの日本とドイツは、今も「敵国条項」適用国ですから。