◇OSS◇CECが入手したその日からOSSが使える「OSP基本パッケージ」の配布開始

2007-06-10 20:19:55 | OSS・ニュース
 コンピュータ教育開発センター(CEC)は、入手したその日からOSSが使えるCD-ROM「OSP基本パッケージ」の配布を開始した。小・中・高校生を対象にしたもので、CD起動Linux(KNOPPIX)を利用しており、インストールや設定なしで使用できる。LinuxやOSSを初めて触れる人でも安心して利用できるよう、多数のマニュアルを同梱してある。

 <短評>CECは学校におけるコンピューター利用促進のための基盤技術を研究開発し、普及啓発を目的としている。このCECではOSSベースのIT環境を学校教育にも導入し、マルチプラットフォームの学校教育現場への普及を促進することを目的に「OSP(Open School Platform)プロジェクト」を推進している。「OSP基本パッケージ」は平成18年度の実証実験から得られた成果により作成されたもの。初心者にもOSSが使いこなせるよう配慮されている点が注目される。このようなソフトなら、学校だけではなく、広く一般企業や自治体などでも利用できるようにすれば、日本全体のOSS普及の速度が早まると思うのであるが、いかがなものであろうか。(ossdata)

http://www.cec.or.jp/e2e/osp/h18kihonPkg.html