動画も見て下さい。極めて重要です。トランプ大統領の選挙戦にも関係が有ります。
(https://www.youtube.com/watch?v=EsSKUk-Ha3U)
ここで「ノーベル賞の恥」であり「ノーベル賞の黒歴史」の筆頭である「金融工学:ブラック・ショールズ式について述べます。
みんな騙されたようですが、あの方程式は「右肩上がりの経済」ではないと成立しない理論で、何時買って何時売るか?の見切りをするための指標でしかありません。
また一般的な経済動向の方程式は
u=∂u/∂x
これは熱伝導や感染症の伝播方程式としても使われており今高橋教授の感染分析であるSIRモデルも、これに準ずるものです。
また線型方程式なので急激な変化には対応できません。其の証拠に、ノーベル経済学賞受賞後に設立されたLTCM(Long Term Captital Management:長期資本運営会社)は、想定外の1990年のロシア危機で大損を出して崩壊しました。
この屁みたいな「金融工学」を吹聴していたのが「経済音痴で算数も満足に出来ない竹中平蔵」です。
ただ、この金融工学を吹聴する「クオンツ:単なる方程式詐欺」が今も幅を利かせていますが、よく見るとブラック・ショールズ式の真似みたいなのを誇らしげにホザクので、突っ込み所に窮する(相手に常識がないと突っ込んでもスカされる)有様です。
先ずは
8)1990年台は日本は不良債権、EUは統一問題、アメリカはアメリカ版ビッグバン
EU問題だけを言います。
EUは「2000年までに統一!」と目標にしていましたが、其の目処は立たず、リスボン条約、マーストリヒト条約批准問題を引きずっていました。
EU統一はEEC成立以来のヨーロッパの悲願でした。
①ヨーロッパで二度と戦争を起こさない
②国境のない自由な通行と貿易
③巨大な統一市場
だったのですが、問題は…。
④国家の産業が固定され先行国家(独・仏など)と後進国家(希臘ギリシア・西班牙スペイン)格差
⑤資本系列の再構築が不可欠
⑥二重政府(各国政府とEU政府)で膨大な官僚機構による改革の沈滞化
等があるのですが、これらは見事に、後に悪影響を残しました。
外が少ないのは「ドーバー海峡トンネル」ぐらいで、大した成果や議論は盛り上がらず、何か出来上がった感があります。
EUの成立はミッテラン・仏大統領と、マーガレット・サッチャー英首相の後押しで突き進んだ感があります。そして2004年のギリシア・オリンピックで頂点に達しました。
この時点で、ギリシア・オリンピックの闇が見えながらも先に進んだ結果は、丸で「八郎潟パイロットファーム事件」と同じ様相でした。
「八郎潟パイロットファーム事件」で言うと農林族官僚が酪農王国構想があり、無責任な田舎議員が飛びつき予算が付き、農家が億単位の借金が出来ましたが、経営計画も生産計画も外国の受け売りでした。国情に合わない農業機械を買わされ、借金が払えない農家で自殺が相次ぎ、結局、政府支出に依らない農家だけが生き残ったのです。
ギリシア・オリンピックで言うと、
(1)無責任に英・仏・独が後ろ盾になるから…と無理やりギリシアをEUに入れた。
(2)無責任に英・仏・独が後ろ盾になるから…と無理やりギリシア・オリンピック開催を決めた。
(3)無責任に英・仏・独が後ろ盾になるから…とギリシアの財務能力を越えた計画を押し付けた。
(4)無責任に英・仏・独が後ろ盾になるから…と無理やり外国の企業に設備を作らせギリシアには産業も育たず、利益も残らなかった。
(5)無責任に英・仏・独は、大して後ろ盾にならない上に、長年ギリシアの政治・経済を他人事とした。
(6)(1)〜(5)の問題をEUの何処も気にしなかった。
そして「ギリシア危機」が、突如ではなく、当然の流れで発生しました。
そのアオリは、ポルトガル・スペインへと広がり、イタリアやポーランドの名前が出てきた頃にはEUは纏めてパニックとなりました。騒ぎになるとメディアは騒ぐだけで解決とは別の方向に動かすものです。実際中共新型コロナウイルスの感染爆発もそうでしょう?
また、これら国家債権(国債)は「国が潰れないから確実=最高の国債=Sovereign Bond=ソブリン債と名前を飾って、またマスゴミは、それをひけらかして問題を抽象化させた。
これは狂惨盗の騙しのプロパガンダ手法そのものです。
ようやくEUの坊ややお嬢ちゃんは、ギリシアも生き残る手立てが必要であると言う馬鹿みたいな事を今更のようにホザクのです。
これでソブリン債と言う糞債権で、また誰か=ディープステートが、通常ではありえないボロ儲けをしたのです。
ああ、もっと短く終るつもりでした…。気長に読んで下さい。ここで切ります。