自民党でも重要事態影響法案を賛成しない点を見て、少々安心したが、考え方として妙に飛び出している感じがする。
虫獄トンスランド北朝鮮相手には、もっと積極的にするべきだろうし、そうでない遠国は、もっと補給態勢が取れるようになって考えるべきだろう。
実際、給油艦は十分な働きをしたが、それ以外の補給は窮しているのが実情で、実際初の海外自衛隊派遣では、必要物資、それも航空燃料とかが調達できない有様だった。
また自衛隊は、少し前まで、弾薬の貯蔵量が極端に少なかった。それだけではなく、例えば戦車を運ぶ方法、道路も無ければ、船ではこぶにしても陸揚げする場所が無かった。
実は戦車を日本国内で使うのは無理があって使えない場所が多いのだ。法案は結構な事だが、現状の補給状態とか、また臨戦時の生産手配状態とかは、どうなっているのか?である。
色々法案が出たから云々と言うのだが、法案以前に、そんな事ができるのか?であろう。
例えば日本の政府が所管する物資貯蔵場所が世界中にどの程度あるのか?である。
日本のPKOでも補給物資は市場ルートで持って来る場合が少なくなく、軍事になると、市場ルートは通用しなくなるし、輸送方法も問題である。
実は、そんな手配は日本も虫獄もトンスランドも無いのである。
虫獄は強襲揚陸艦は160隻もあるが、補給艦はそれよりすくなく、何より、護衛艦が無い。
凡そ世界の覇権をアメリカと争うなんぞ馬鹿の言う台詞である。
虫獄の軍事力は国内の陸軍がメインで、海外派兵部隊は驚くほど少ない。
また強襲揚陸艦も、東南アジアを攻め取る為のものと見て間違いない。
法案ばかりが前に出ているが、その準備という作業の段取りは見えていない。
何とかするでは何ともならないのが調達である。。。。。