屁みたいな論拠を振りかざして原発を盲目的に動かそうとする「倉田英世元陸将補」に対しての「一般的な事実」を披瀝します
。
トリウム溶融塩炉に関しては、言いそびれていたが、トリウム溶融塩炉は700度で動いているのを皆さん知っているだろうか?こ
の700度と言うのは、クリープ問題を起こすのである。そうすると「コーヒーに?」と思うかもしれないがCreapとCreepの違いで
ある。コーヒーにはCreapである。
Creepはヘビメタの「オジーオズボーン」の「シャウトインザダーク」の中で「Always Creeping after you」つまり「何時もお
前の後ろをつけているぞ」と言う中に使われているのしか知りません。
このクリープ現象は600度ぐらいから出てきており、鉄は本来800度まで機械構造特性を維持すると言うのですが、600度からは強
い力を受けると曲がりやすくなると言う「粘弾性」傾向が強くなると言う防衛大学では教わらない内容です。
700度ならクリープ現象が置きる一方で鉄の機械特性を一見維持しているが、最近では、この手の問題はステンレスを使うのが常
道です。
推測するに、この元陸将補は屁みたいな、歪んだ面に、もっと歪んだ品性で有名な三宅久之のほざいた寝言「アメリカは核兵器
が欲しいからトリウム溶融塩炉を捨てたんだ」とほざくが、炉の稼動温度と、その温度で溶融塩をリフレッシュする化学プラン
トを必要とする炉が1950年代に使ったかどうか?は疑問だ。
この当時ジェットエンジンの短期的な稼動をするジェットエンジンの内部温度に耐える「耐熱鋼」を作るのに汲々としており、
きわめて高価だった。
今の比較的低温で動くウラン-プルトニウム系列ならば、熱溶媒と接触する鉄の温度は600度までは行かない。何より、この世迷
言をほざく元陸将補の「理想の原子炉:高速増殖炉」は、その温度よりも低い温度での稼動なのに上手く行っていない。そんな
状態でトリウム溶融塩炉を考えるのはどうかしている。
トリウム溶融塩炉を動かすには今以上のレアメタルを投入したステンレスである必要性がある。今のステンレスのレアメタル含
有比率を元陸将補はご存知だろうか?60%である。それで525度の水を抱える原子炉・火力炉の内部を維持している。
またレアメタルの量が増える事は加工にエネルギーを使う事となる。その事は分かっているよね?
実際今の世界で一番高温で使われるジェット機のタービンブレードが、どう加工されているか?電解放電加工だね?分かってい
るよね?30万アンペアの電気を流しながら溶かすんだよ?それでチビチビ加工していくんだよ?知っているよね?
それで原子炉を作るの?正直分からない。
そうでないなら炉はセラミック:焼き物で作る事となる。実際1000度付近になると、そう鉄の熱限界800度を越えると、本当にあ
っという間に金属の使用は消えてしまい、セラミックや炭素繊維、アルミナ、シリカ、ジルコニアなどの硬くてボソボソとした
素材に代わる。そんなものを使って発電とは恐れ入る。それよりもコストが高いし、耐久性が低く、すぐ割れる。
また、溶媒の問題がある。それがバーンアウト問題である。これはトリウム溶融塩炉では顕著な問題となるだろう。
今の発電では、大体水の温度は525度を前提として計算される。この525度と言うのは微妙な温度である。
水は315℃で臨界点を越える。この臨界点を越えると、水は蒸気でも水でも氷でもない状態となる。そして400℃にバーンアウ
ト現象が発生する。このバーンアウトとは水が発熱体に接触すると400℃を超えるとあっという間に蒸発する。そこで発熱体の表
面からは気泡が出てくる。それにより直接接触の熱伝達が不可能となる。そして400℃から800℃までの熱伝達は緩くなるが、そ
の後熱伝達が温度と共に上昇してくる。その時は接触ではなく光による熱放射で熱を伝える。
トリウム溶融塩炉は、その丁度合い中の700℃で動くのである。つまり鉄の強度限界800℃の手前と言うが、事実上、この800℃に
極めて近くなり、その結果建設費用が高くなる傾向がある。
それに考え方が短兵急である。核兵器が欲しいからアメリカはトリウムを捨てたとほざくが、そんな簡単なものではない。当時
の耐熱合金のレベルは低く、ステンレス自身が珍しかった。更には核兵器は1960年には、余分すぎるぐらいある。原子炉が作る
プルトニウムの量は、相当なものなのである。
また米軍は核兵器を嫌っていたと思う。元々、プルトニウム型核兵器でも十分うんざりしていたのだが、テーラーがソ連をビビ
らせ様として、かました水爆を越えるLiH2による水爆は最終的に「ツァーリボンバー」までに至り、刺し違えどころか、人類完
全滅亡を確実に保障した化け物を作った。理論上100メガトンまで作れるツァーリボンバーの試験体は68メガトンの威力があり
、その爆発威力は山を一発で蒸発させ、その衝撃波は地球を三回回っても地震計に計測された。
この時に鉄壁を吹聴していたNORAD(北米防衛網)はロッキー山脈の地下に本部を持っていたが、この本部も水爆により根こそぎ
爆破され、更地に平地される事が分かっていた。これが当時「うんざりするほどの力」となって思い知らされていた。
水爆をLiH2で作るようになってから、毎度の如く核兵器の制限交渉が起こり、SOLT条約1、2、それとSTART条約を立てたのは、
その威力が本当に人類を一発で消し去るのが分かりきっている一方、LiH2のH2(水素原子2個ではなく重水素の事)を分離するエ
ネルギー量の多さであった。
実際水爆は金食い虫で、LiH2も、ブースター効果用の核兵器の中の中性子源も3ヶ月で劣化する。その後は解体し気化させ遠心分
離機を使って分離し濃縮する。この回転速度が10000rpm以上の高速なのだが釈迦力で回しても、ほんの僅かしか取れない。この
時アメリカのエネルギーの数%が、この遠心分離のためだけに使われていた。それはソビエトも同じである。
予算の要求も、この重水素の精製に殆ど取られる。儲かっている筈の兵器メーカーもうんざりしていたのである。
ポラリスなどの運用もこの水爆の劣化によって行動が決められる。3ヶ月のローテーションは戦略と言うより水爆のご機嫌を取る
ためである。でないと爆発しない。
この頃既に、核物質は余るほどあり、アメリカにとっては迷惑以外の何者でもなかった。
実際1993年ソビエト崩壊と時を同じくしたのは水爆の消滅だった。そしてすぐに出たのは「放射性物質の再処理は意味があるの
か?」と言うものだった。最終的に出てくる放射性廃棄物の量を検討すると何もしないで、タダ捨てる方が量が少ない。
これで日本の原子力行政は息の根を根本的に止められた。何故なら、それは事実で正しかったのだ。
また元陸将補が言わない現実がある。
それは原子力技術の継承であった。今の軽水炉や加圧水炉などの原発が寿命が尽きる頃、原発の使用済み燃料の中には高速増殖
炉の燃料となるプルトニウムが出来ており、これを使って連続的に燃料を輸入せず発電ができるし、放射性廃棄物が増えない、
更には核融合炉が実用化して、無限のエネルギーが手に入ると言う筈だった。
この「古臭い痴人の夢」が「30年も前に」無理だと分かったのだが、この元陸将補は分からない様である。
先ず高速増殖炉は熱溶媒に金属ナトリウムを使って安価に、また強力に、効率的に行うはずだったのが、基補的な問題。金属ナ
トリウムの隔離と言う基本中の基本がクリアされず、その問題を回復できず、動かす度に白い泡を吹いて止まる有様である。
この元陸将補が吹聴する近隣住民の意見は何度も無視されて発電と称する行動は実行された。しかし、白い泡の脅威には勝てず
に現状の足止めとなっている。同じ事はフランスのスーパーフェニックスでもそうである。それとも元陸将補にはスーパーフェ
ニックスで継続的な発電が成功していると言う情報が入っているのだろうか?なるほど防衛機密か?
何で機密?大々的に公表したいのに?
って事で基本的に日本の「左翼に誘導された住民運動」が問題ではなく基本的な技術問題でしたとさプンプン。
さて、もう一方の核融合炉は、常温、高温を含めて、上手くいっていません。
たかじんの嘘吐き委員会で、虚言を吐く、元陸将補同様、虚言を吐く核融合論者が「核融合はもうできるんですね」と決定論的
に吹聴していたが、核融合は出来ていない。
トカマク形成が7000万度を1秒程度できたのが限界である。D-T反応には15000万度、D-D反応には23000万度を出さないといけない
。つまり加熱量が半分以下なのである。
また水爆が核融合と言うが、この核融合は「慣性閉じ込め」方式に似ている。だが今の所、この方法は成果を出していない。じ
ゃぁ水爆を使えばいいのかって?発電のたびに発電所吹き飛ばす気か?今の所成功した核融合的なものはテーラーのブースター
効果を使った光圧力爆縮方式しかない。って元陸将補は知っているよね?
何より驚いたのは最新の核融合炉を作っているのがチョングソなのである。海外ドキュメンタリーで元ロック歌手の核物理教授
のナビゲーションでやっていた。「これで核融合が実現されます」とかほざいている。
なら何故最新の粒子加速器がチョングソの手で作られていなかったのか?である。
核融合炉も基本的技術は同じで電磁力である。粒子加速器で世界一なら核融合炉のトカマク炉も世界一になる。何よりトカマク
形成の磁力の圧縮技術理論は世界有数の数学的問題である。大体、高速計算機の競争に完全においていかれているチョングソが
最適解を出せるとは誰も思っていない。
つまり核融合ができると言うのは「極めて疑わしい」のである。だからJPOWERもこれに投資をしていない。分かっているのだ。
軽水炉・加圧水路→高速増殖炉→核融合炉と言う元陸将補の夢の揺り籠ならぬ夢の理想炉は、どれも企画倒れの様相を見せてい
るのだ。
大体電磁鋼もトンスルでも混ざっているのか?出来の悪いものしか捏造できないチョングソがまともな核融合炉を作れるとは誰
も思っていない。大体チョングソのモーターを見てみれば出来の悪さと捏造した国の匂いで吐き気と眩暈がするのが普通である
。
さて、それで3.11である。溜まりに溜まった矛盾の塊、未来のエネルギー資源のはずだったモノである、宝の山と称する臭
いもの捨て場とは、東電が「六ヶ所村に送るぞ」が脅しの言葉であった事が証明する。その前の置き場である筈の使用済み燃料
プールは満載で、規模を増やすのみで、基本的な放射性物質の扱いから逸脱している事をIAEAも認めており、苦言を呈したいが
、北朝鮮の手前できないでイライラしている。そんな中での2011年10月から分かっている海底湧水による放射性物質の拡散であ
る。
ようやく安倍首相がだんまりを決め込んでいる経済産業省と東大のラクダどもの嘘を誰かからきつく言われて(多分経団連の誰
かだろう)、ようやく東電は最後の最後まで白を切り通すと確信したのだろう。それが今の行動である。
そんでJBPRESSでの元陸将補殿の、かつての変な事をほざき、潰れかけた新聞の政治ゴロをしている本職:しゃくれた馬鹿面のハ
ゲと同じ「御講釈」か「御宣託」である。
どうせなら、もうちょっと違うシナリオを聞きたかった。
「今度はこう来たか?」と知性のゲームを楽しみたかったが、完全コピーである。
それを自分の意思のようなものが「左翼批判的な寝言」と来れば「これで日本も安心だ」と皮肉る植木等の気分である。
所で、元陸将補殿のご意見を頂きたいものだ。
今の所取り急ぎ書いたので、書き残しも多いのだが、まぁこんなものに対して、どう思うのか?
論理的な敗北とやらをしてみたいものだと思う昨今である。