国家検定一級和裁技能士のブログ、裁縫記:It is a blog of tailor of a kimono.

着物や和裁を紹介しています。
I am explaining a kimono and sartorial art.

江戸小紋

2005年02月15日 07時24分33秒 | 未分類
江戸小紋を裁つ時は結構緊張します。
 変な話ですが、いい物ほど色むらや型つぎ等の難があり、かえって柄を印刷した物の方がこれらの難が少ないです。
 あと不規則な幾何学模様の中に鮫小紋や霰、角通し等、数種類の江戸小紋が染められていて、その不規則な幾何学模様が上前のおくみ付けの所だけ柄が合う物が有ったり、型染めの鮫小紋は大抵反物に落款が有りますし、江戸小紋は紋を入れると礼装にもなりますので紋が入っている物が多く、特に染められた色に近い糸で縫い紋が入っている物も有るので、見落とさない様に目をさらの様にして検反します。
 写真は以前縫った型染めの絽の江戸小紋の男物の羽織と着物で、向かって左が羽織で右が着物です、このお客様は立派な体格で裄も2尺近く有る為、新たに型紙を作り別染めにしたそうです。
 あと立湧模様を合せる為、紋を入れる前に紋印もしました。
 向かって左の茶色ぽい方が羽織で右が着物です。

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コメント (1)
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