お酒と器の下町サロン 押上文庫の公式ブログ

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壁の絵。

2012-06-22 | 日記


当サロンには大体このような絵(正確にはエッチング、銅版画)がかかっています。


この写真を見ただけでモチーフがわかる方は相当です。


 


なぜ取り上げたかと言うとふとしたことからこのサロンを開いた目的を思い出したからです。


かなり前にある料理屋の批評記事を読んだ時に料理の味の事は置いておきまして、


「コストパフォーマンスが悪すぎる。九谷焼の須田菁華氏に特注して作ってもらった器たちに


支払いのどのくらい含まれているのか」と言うような内容が書かれていたような気がしました。


日本料理は器を含めすべての調度品を持って評価されるべきだと思います。


料理の記事を書く方でそのような価値をわかっている方がどれくらいいるでしょうか。


 


ワインについてはお詳しい方はいると思いますが、


お酒について詳しい方はどれくらいいらしゃるでしょうか。


料理だけ食してあれこれ言うのはあまりにもつまらないことだと思います。


(料理を批判してはいけないという事ではありません)


 


逆にお酒の世界もそうだと思います。


お酒と言うものを媒体として周りの物に興味を持っていただきたいと思います。


家のみでもコップ酒でなくいい器で贅沢して頂きたいし、


さらに音楽やら絵などの芸術に触れて頂きたいと思います。


 


日本ではまだお酒を含め飲み物についてまだまだ理解度が高く無いように思いますから


飲食にかかわる我々が啓蒙してまいらねばなりませんが、


お酒について深く理解して頂き


同時に横の興味の幅も広げて頂けるように願っております。


 


ちょっと理屈っぽい話、分かりにくい文章ですいません。


最後までお付合いいただきありがとうございました。


 


 


エッチングはワーグナーのオペラ(正確には楽劇)の場面です。


上がニュルンベルグのマイスタジンガー


下がジークフリートです。


 


 




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