おせっちゃんの今日2

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老後の幸福度

2021-02-20 15:05:22 | 言葉

先日,冬薔薇 - おせっちゃんの今日2で『老後の幸せ度」は「おひとりさま」が最も高く、最低は、「おふたりさま」世帯。』という上野千鶴子氏の言葉を紹介しました。今日はこの言葉をもう一度取り上げます。

木曜日、パソコン教室での雑談会です。Kさんが最近新聞の書籍宣伝で、老後の生き方、子どもの学ぶべきことなどが箇条書きされているのが目につきました。パソコンのビラ製作の練習も兼ねて作ってみました、とビラをお見せになりました。その同じ新聞に坂東氏の言葉もあったと思い、皆さんに披露しました。

「う~ん、おひとりさまが幸福度が高く、おふたりさまは苦労するというのですか。そうかしら?」
「名言だと思うわ」
「そうかなあ?ひとりはさびしくない。? やはり揃って長生きが幸福ではないかしら」
いろいろな環境の人がいろいろ感想を漏らします。「名言だ」と言った私はなんだか愛情稀薄の人間のような気配になりました。

Kさんが一言。「言う人の年齢に由るんじゃあない」。連れ合いがいなくては寂しいと今言った方は、おせっちゃんより干支一回りお若いよねえ。12年後に同じ言葉に対する感想が同じとは限らないわよ」

そうなんです。夫婦ですから、長年の戦友として大事な人ではあります。でもこのところ切実に感じるのです。自分の体力、気力、知力、その他もろもろが日を追うごとに弱ってきているのです。サボりにさぼっても主婦仕事が苦になります。おふたりさまの片一方・夫は私より5歳年上です。昭和一桁です。家事その他は何もできないしない年代です。それでも定年後、風呂磨き、ゴミ出しは自分の仕事とやってくれていました。それがこのところ怪しくなってきました。もともとやらないで生きてきた年代です。もうできないと投げ出します。食べるものは固くて噛めないという、洗面所、トイレは汚し勝ち、置忘れのものはどこだどこだと探させる、一事が万事すべてを女房に投げ出します。生活全般を夫のことまで間違いがないように気にしなければなりません。

こちらも歳はとるばかりです。特に病を得てからは無理をすれば痛みが出てきます。独り生きることもだんだん苦労するようになってきます。最小限で済ませたいところが、かえって責任が多くなってくるのです。つくづく「一人だったら、今夜はお茶漬けで済ませるのに」と思うことが度々です。

Kさんのおっしゃることが身に沁み見ます。

 

 

 

 

 


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