おせっちゃんの今日2

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言葉の音・言葉の響き

2024-04-01 13:40:20 | 言葉

今年の桜は早いぞ、3月中に散るかもしれない、などとそのつもりでいました。ところが、いつまでも居座る寒さ、桜は開き始めた蕾を固く閉じてしまうし、人間様は、冬物の選択をためらって、落ち着かなかった。昨日、急に春の女神さまが目を覚ましたか、28度も越える気温院りました。水着で海遊びをする子供たち。

この気候の変化が、老いの進んだおせっちゃんには重荷です。昨日は、どうせまだ満開にはまだ遠いからと、花みにもいかず、引っ込んでいました。
今朝新聞を取りに出てみてびっくり、我が家の楓が赤ちゃんのおててにも似た初々しさでかなり大きく緑で枝w包んでいました。

生まれた赤ちゃんの名前を考える時、発音を重視して決められた、若い高校教師の話を先日書きました。3月23日の天声人語には、言葉の音・響きを主題に人語氏が書いていました。

「春」という言葉には、なんとも軽やかで明るい響きがある、と書き始めている。
もし、「ハル」ではなく、「バル」だったら、私達がこの季節に感じるイメージは随分と変わったものになっていたのではないかと。

日本語では、濁点を含む言葉は重たい印象を与えると言われている。

はるか遠くなった子どものころから、言葉について不思議だと思うことがあります。言葉は、その大本・・まだ言葉と言えない昔、原始人は、何かにつけて雄たけびや、鳴き声や、感動の喜びに発する音から、次第に言葉で意思の疎通ができるようになったのだと何の学科でか習ったような気がします。そうした過程で、今のこの季節を、「はる」と決めたのは、誰だったのか、どうして「春「・ハル」というおだやかな弾むような、軽やかで、明るい響きで表したのか。素晴らしい感覚を持っていたのか。

今週末まで桜ちゃん、美しく、咲いてておくれ、ね。


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