ウオーキングのホームグランドとしている世田谷区立羽根木公園は家から近くありがたく通っています。ウオーキングの年配者、ランニングの若者、ストレッチに汗を流す人、犬の散歩のパパママ、保育園の可愛い子供たちのお散歩、多くの人々が集まります。今日アップする下の写真は毎日のように通ってくるワンちゃんが、集まったところです。
ワンちゃんに声をかけて仲よくなる人、パパママを通じてワンちゃんも仲良くなる場合、にぎやかな集合です。
犬は飼いませんが、長年顔を見合わせていると仲良しもできます。ワンちゃんたちも匂いを覚えてくれたようです。そうして輪を広げた友人二人が気に掛かっています。一人は背も高く、スタイルのいい素敵なおじさまです。彼はそれこそ毎日欠かさず来て、午前中過ごしていかれるようです。自分流の体操はなさるようですが、歩いたり走ったりはなさいません。聞くところによると肺の病気をなさって、運動は禁止の方のようです。この方がワンちゃん好き。ワンちゃんたちは争っておじちゃんの所に集まり、遊んでもらったり、マッサージをしてもらったり。すっかりなついているのです。
そのおじちゃんが、悪いことは重なるもので、今度は癌が見つかったとか。昨年末から抗がん剤を打つため、病院を出たり入ったりしていらっしゃるとのこと。
年末姿が見えなくなった時にはワンちゃんたち「おじちゃんロス」でしょんぼりしてしまったのでした。4月、暖かくなったらいらっしゃるかなあ、とみんなが待っているのです。ワンちゃんたちも。
もう一人、おじいさま。脳梗塞の後遺症でしょうか、半身がご不自由のようです。それでも、雨の日は傘をさしてでも通うくらい、毎日休まずウオーキングをなさっていました。同じウオーキングの私はおじい様を追い抜いて周回路を回ることになります。初めは追い抜かれるのは気分がお悪いかなあ、と挨拶もせず追い抜いていましたが、あるときおもいきって「おはようございます、お先に」と声をかけました。思いもかけぬ明るい声で、挨拶を返してくださったのです。それから5年も6年もたったでしょうか。
冬の寒さを避けていらっしゃるのかしらと、いい方に解釈していましたが、春めいても一向にお姿が見えません。もしかして・・・と気に掛かっています。私も含めてそんな日が来るのも考えられないことではありません。お二人、ご無事を祈っています。あたたかくなりました、そろそろお出かけくださいませんか、待ってます。「おかえりなさ~い」が言いたいです。