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理不尽校則をやめる

2022-03-23 13:42:29 | 新聞記事から

15日の朝日新聞夕刊、第1面に理不尽校則廃止に関する記事が大きく取り上げられていました。
83歳の私が高校生ですから、70年も前にもあった理不尽校則です。と言っても時の流れがあります。着るものとて、今の時代の様に豊富にオシャレを楽しむ時代の豊かさはありませんでした。制服(セーラー服でした)一枚あれば、友人と競争することもなく、貧しい我が家では夜のうちに洗って、朝はまたそれを着ていくという「きたきりすずめ」もなりたっていたわけです。便利と言えば便利でした。私はそういうわけで、ほとんど生徒手帳に記された校則に反抗的な態度は思いもよりませんでした。

大学を卒業して同じ市の私立の女子高等学校に3年勤めました。地方では県立高校が第一志望校で、私立は滑り止めと位置付けられていました。言いにくいことですが生徒の質も劣り、中には不良じみた生徒もいたのです。学校側は、事件を起こさず、道を踏み外さず、まともに卒業させることが第一目標で、スカート・上着の丈、髪の毛のパーマ・色、靴くつ下に至るまでの締め付けでした。週1の朝礼では、服装点検があり、担任教師はいちいちチェックするのが役目でした。ここ迄やかましく言わなくてもとむらむら反感が募ったこともありました。

それから70年以上、それぞれの学校で校則の見直しが続いたのですね。

この校則に関する記事にシンクロさせるためだかどうだか知りませんが、篠田桃紅さんのこんな言葉が、(確かほんの広告だったと思いますが)載っていました。

遠足などで、ぞろぞろぞろぞろ。みんなと同じ方角へ歩くのはとてもいやでした。
列を作って、兵隊さんのように。
合唱。みんなに合わせること。性にあわない。
制服。・・・スカートのひだ迄決められる。
規律を強要されるのも迎合するのも付和雷同も大嫌い。
何をするのも自分には考えがあった。

確かに、自分で考えて、自分がこれで良しとして生徒は生徒らしく身なりも行動も決めればいいはずですよね。衣服の寸法から、髪の毛の長さ色まで、甚だしいのは下着の色まで決められるのだとは。

ちょうど娘Maが来ていた時でした。夕ご飯を作りながら話は弾みました。
確かにそう、高校生と言えば今度からは選挙権もある大人だよ。何も下着の色までだよ。でもここでみんなの歩調が合わないことが出てきます。いわゆる常識外の自由を言い立てる人が出てくるのです。例えば白い下着の下に、挑発するような色を重ねてスケスケで来るとか。パンティが見えるほど短いスカートとか、

要は、一人一人が高校生としての常識、良識をわきまえることの上で、自由があるってこと!!