つい最近、山口の娘Maからラインでこんな写真を送ってきました。娘の誕生日祝いに心ばかりを振り込んだと報せたら、その礼状と言うことで。
娘は今、一人暮らしをしています。3人の子供が勤め先と学生生活でそれぞれ家を出て行ったのです。加えて婿殿が単身赴任をし、皆コロナ禍で移動を禁じられて、借家にしては広い家に一人留守番をしているのです。
娘を育てる過程で私は彼女が土いじりが好きなことを知りませんでした。高校を終え進学先を決める時、女子大で農業系の学科があるところに、私これなら行ってもいいけどと言ったのでした。結局そこにはいきませんでしたが、その思いは続いていたのでしょうか、今一人自由にのんびりと暮らしながら、園芸委員で楽しんでいるようです。
このシクラメンは、二夏を越させたものなのだそうです。
私も我が家で娘が勤め先から貰って来たシクラメンを珍しく大事に育てた経験があります。母娘で越夏の仕方を教え合いました。育て方が違うのです。
おせっちゃん(母)のやり方(断水派)
気温がだんだん高くなるころ、枯れ始めるから、日陰のなるべく涼しいところ、・・・我が家では家の北壁の下、軒で雨もほとんど降らないところ・・・におく。かわいそうだけれど、水は一切やらず、断水状態で夏を越させる。
秋涼風が立ち始めたら水と日光を与える。新しく芽が出てきて花を咲かせる。
娘Maのやり方(水やり派)
置き場所は同じ。以前断水派でやって、枯らしたので、ネットで調べて水やり派に替えた。週一くらいシクラメンと相談しながら水をやる。8月のお盆頃に新芽が出てくる気配を感じたら、新しい土に植え替える。葉が育ってきたら陽をカンカンに当てる。
花育ての名人のボーイフレンドから教わったこと。
植えかえるとき、気をつけないといけない。植え替えの間違いで、枯らしてしまう人が多い。(私もそうだったんだあ)。
シクラメンは根が球根状、芋状になっていて、芋の下部から細い根が出ている。水分や栄養分を吸い上げるのはこの細い根から。だから芋は土の中に完全に埋めてしまうと腐ってしまって、枯れてしまう。細い根と、芋は半分以下を土に埋めること。
さあ、興味ある方は夏を越させてご覧になったらいかがでしょう。
なおMaがネットで検索したら、素人は断水派の方が失敗がないと書いてあったらしい。でもMaは断水で失敗し、水やりで成功したと。そして、水をやる方が、シクラメンさん、そろそろお水欲しい?って気に掛けるからね。と言っています。