このタイトルを書いていて、何年か前ヒットしたトイレの歌を思い出しました。確か、なにかの事情でおばあさまと暮らした女の子が「トイレはきれいにしなければいけない。トイレには神様がいらっしゃって見ておられる」と教えられたという歌だったと思います。確か紅白にも出場したのだったと思います。
私も母から言われていました。トイレはきれいに掃除せよ、美人になれると。毎度おなじみの注意で内心辟易、母自身は自分はきれいに掃除に励んだと思っているのだろうか、と言うことは美人だということになるけれど、そうかなあなどと嘯いたりしていました。
そんな母から問題を出されたことがありました。
「急なお客様がいらっしゃることになった。家じゅうを掃除する時間はない。何処をやりますか」と。
私は考えて、「玄関とトイレ(と言う言葉は使わなかったかな。お便所、御不浄だったかな)」と答えて合格でした。この教えは以後、主婦として生きる私の指針となりました。
小学中学とだんだん大きくなりましたが、私の頃は小学の低学年は上級生がやってくれましたが、それ以上は自分たちで便所掃除はしていました。1週間交代で、教室、校庭(講堂などみんなで使う場所のどこか)それに便所が割り当てられていました。
何時の頃からでしょうか、子どもにトイレ掃除は酷だ、衛生上も悪い、と言う理由でしょうか、業者が入るようになって、子どもはしないことになっているようです。
これって、本当に教育的なことなのでしょうか。子どもは多分家庭でもさせられないと思います。大人になった時、どうなるのかな?
今のトイレは、昔に比べればきれいなものです。自分たちが使うものです。やらせてはどうでしょうか。