患者さんのお話しを聞いていて、『「便秘です」と言ったら、下剤を出してくれました。便秘は治ったのですが、今度は下痢になって』ということが多いのです。これは強すぎる下剤が出されていて、効きすぎているのです。本人は便秘と思っていても、週に3回くらい排便のあるかたは、腸の動く速度(輸送速度といいます)が正常の場合も多いのです。そんなとき最もよく処方されている「プルゼニド」では便秘解消後に下痢になってしまうのです。
ですから、当院では「便秘」と言われる場合、一週間の排便回数、便の様子、排便困難感・残便感の有無をお聞きして、「便秘」の質を見極めるようにしています。
ですから、当院では「便秘」と言われる場合、一週間の排便回数、便の様子、排便困難感・残便感の有無をお聞きして、「便秘」の質を見極めるようにしています。