唯のブログ。

病気の体験、療養生活や日々思いついた事などを書き留めているブログ。時々毒吐き。楽しめれば最高、無理なら受け流す。

感覚が違う。

2014-08-11 09:51:27 | 間質性肺炎
  つらいのも、痛いのも、苦しいのも、嫌です。。。。  ですが、 という話。


 台風で被災した方にとっては不謹慎な話かも知れませんが、、、
 自分の場合、台風や、災害など、被災状況にもよるのだろうが、大変だというのと同時に軽い浮き浮き感がでてくる。

 練習で心拍数が上がって汗をかききつくなってくると、闘争モードに切り替わる。 

 病気で深刻な状況を言い渡されると、そこからの回復戦略をたのしむような気合の入り方をする。

これと同じように。。 


 もしかしたら、軽い状況である事が大前提で、少し辛くなると直ぐに泣き言を言うのかも知れ無いが、一般の人よりその一線は確実に深い所にある。
 
 
 風邪をひいて40度近い熱があっても医者にはかからない。
 潰瘍性大腸炎で激しい下痢をしていても  2年以上も普通に通勤していた。 
 極真のトーナメントでは、普通の選手、特に大学の空手部で軽くやっているような立場なら 勝ち残る事より負けて楽になる事を考えるが、 普通に勝ちに拘って痛い、辛い、を我慢する。

  これらも同じ事だが、 感覚が違う。 なぜか。。感覚が違う。

普通の人は大企業に入りサラリーマンになると、安定していると感じ、安心するようだが、
 自分は、不安で不安で仕方がなかった。 自分の好きに出来ない、 収入にキャップが嵌められている。
  毎月決まった給料が入って来ることより、本来ゼロから青天井のはずの収入に上限が設けられる違和感に焦点が行く。
 そして、本来リスクがあるから楽しいのではないでしょうかという感覚が沸いてくるのだから仕方ない。

 ここのところを理解できない人は自分を理解できない。 
もちろん自分も違った価値観の人間を理解できないが、、そいう人間がたくさん居ると知っているから、居る事は理解できる。

 しかし、自分のような人間と接した事の無い人は、自分のような考えかたの人間が居る事さえ理解できない。
 これが厄介なのだ。

 311の震災時、実家に手伝いに行き、夜中 姪に、
 「アメリカではキャンプしていると思われるそうだ、、被災してテント暮らしでも明るく楽しくやっているからそう見えるらしい。 大変だ大変だと言って自分で自分を大変にしているようじゃだめだろう。 本当は大した事無いんじゃないのかな。」

 などと話しながらワインを飲んでいた。。  センスの違う人間は激高していた。 感覚が信じられないと言って。

 酒を飲んだからと言って、何がどう変わるというのか?  何が悪いのか?

     明るくなっていいのではないかい。。  頭でっかちか??  よーく考えよう。 

少し考えればわかるのではないかと思うが、思考停止し、固定観念を変えられない。
放っておくという選択も出来ない。  
 


あく抜け

2014-08-11 09:39:05 | 間質性肺炎
 8/11

  【今日のバイタル】
  血圧    82-49。
  脈拍    73。
 酸素濃度  94%    
 体温     36.9℃ (何もなければ高い方がいい。体温1度上昇で免疫力5倍)
               最近少し高めで37度前後。
 体重     58.7㎏ (最軽量更新 -0.2㎏)


 【あく抜け】 

 家族への説明時は、冷静に話されていた先生。 私も多少本音の部分を話していい感じで説明は終わり円満退院へ。 先生はぎっくり腰で1週間休んで、その後2週間程度使っていた松葉杖も取れてすっきり。 

 今日は、暫らくやってなかった検査のオンパレードだそうです。 
 関係修復され一気にあく抜け。 病院では言う事を聞かない患者は厄介だと重々承知しているので、先生に感謝です。

  台風一過、地政学的リスク軽減、相場、多少のリスクを抱えつつも社会全体にあく抜け感。 いい感じです。
   多少のリスク?? 地政学的リスク、エボラ、はまだまだ。。です。



心の堰。

2014-08-10 10:50:02 | 間質性肺炎
心が折れるとき、一気に全てが崩壊する。 だから心が折れないようにするのが一番大事。

劇症心筋炎で、「これから人口心肺を付けて麻酔で眠ってもらいます。 何時起きられるかは解りません、」と、言われた時、先生に必死に抵抗した、 手遅れになって心臓止まってしまうかも知れないんですよ。。などと必死に説得されても。

その後、結局、苦しくなって自分から処置をお願いした。 
その後回復したが心臓にはダメージが残り稼動範囲40%を切った状態になっている。

 もし、もっと早く処置していたら、ダメージが残らなかったかもしれないが、心のダメージは確実に残っていたと思う。

自分で納得してから処置してもらってなかったら、 心臓がノーダメージでも、未だにステロイドが抜けない状況を嘆いたりしてたかも知れない。
 
納得しての処置だったから、全てが受け入れられている。  厄介な自分の性格を知っているからそれで仕方ないし、それしか道は無い。

他の人は知らないが、自分の場合は心を納得させてやらないと、何が良くても結果オウライとは行かない。


何事も心のありようが大切で、自分が納得できるか否かで、幸せかどうかは決まる。

 そんな俺に、なにも解らないで、色々と治療をしろと口出しする人がいる。

そのなかの一つに、 ICD、(埋め込み式除細動装置)がある。

埋め込めば、身障者1級。 障害者年金が出るだろう。 生活保護も降りるだろう。
 もちろんそんなものに頼ろうとはしないが、人間弱い、いつ、タガが外れるか自分でも怖いのだ。

潰瘍性大腸炎で、退社後、税金、社会保険料の支払いが多額すぎて市役所の窓口に相談に行ったことがあった。
 その際、こちらの提案は飲めない、一部の免除はないので生活保護の申請をして下さい。 と安易に提案された。 
(家賃補助、水道、光熱費ただ、NHKただ、税金、年金掛け金、国民健康保険料、全て免除。)

 速攻で断った。あまりに優遇されすぎていて、こんなものもらったら 抜けられないと思ったから。 怒りさえ沸いて来た。

 元々、厚すぎる社会保障制度が大嫌いだったし、批判的に見ていた。 状況が変わって自分が該当するとしても考え方を変えるつもりは無かった。

 しかし、誘惑に何時負けるかわからない。  そちらに一歩踏み出せばしゃぶ浸けのようにならないとも限らない。

 これは、道徳心とか倫理観でいっているのではない。 必ず自分に帰ってくると知っているからだ。

 天に借金するようなもので、いつか、どんな形かで 返済を迫られる。 

自分の中では、装置を埋め込む時はあきらめた時になり、それを境に一気に緩み、身体も心もどうなってしまうのかわからない。 そう言う状況を作らないでぴんとしている為にも、自然のままでいるのがいい。

 そう言うことが他人に解るわけはない。


 生きるか、死ぬか。 結果は天が決める事。 しかし、生き方は自分で決める。



あーおもしろい。♪♪、、

2014-08-10 10:22:56 | 間質性肺炎
  8/10

 【今日のバイタル】
 血圧    90-57。
 脈拍    75。
酸素濃度  92%    
体温     37.0℃ (何もなければ高い方がいい。体温1度上昇で免疫力5倍)
               最近少し高めで37度前後。
体重     58.9㎏ 

しかし、昨日は参った。 兄夫婦が来た時間、9時ごろから不整脈。
 今日はあまりよくなく苦しい、朝から腹筋で一生懸命息をしている時間が長い。

 勝手にやって来て。 
こちらの体調も気にせず、矢継ぎ早に尋問のように色々と聞かれ、
「心配してるの。」 「帰ってきなよ。」 「家族なんだから。」 「OOの治療した方がいいのに。」 「何でしないの、理由は?」   散々押し付けられ、 こちらがOKしないと、
 
急に 「解った、ここまで言っても解ってもらえないなら勝手にすればいいわ。 私はもう知らないからね、何があってもしらないから。。。」

 変わるまで3分とかからない。 こういう人はこうなるんです。
自分で何をしたいか解っていないから。  最初から自分にはかまわないでくれと頼んでいるにも拘らず。

「心配している。」と言って、本当に心配している人を見た事がない。
 行動で示され、響く言葉をかけられ、心配されているのだと有難く感じる。
    これを心配してもらうと言う。

申し訳ありませんでした。(プンプン)  謝っているんですからいいでしょう。(プンプン)
 これと同じ。

それにしても、メンタルが原因で厄介な事になっている。 精神的なものが肉体に敏感に出てしまうから困る。 数十年かけて出来てしまった体内回路。 ずっと今のようなメンタルが続いていたら問題なかったのだが、今となっては仕方がない。

 出来る事は、変な人間を避ける事。 そばアレルギーがそばを食べないように。
最近は、付き合いも積極的に整理しているが身内だけは どうにも 。。。。困ったものです。 

 しかし、、当日の看護婦さん、理解が深い人で助かりました。 いつも、いいようにバランスが取れて人生は進んで行きます。

  あーあ面白い。♪♪ 

 


退院の説明。

2014-08-09 13:54:44 | 間質性肺炎

 退院に向けて先生が家族にお話と、言う事で兄が来てくれる事になってましたが、ご夫婦でいらっしゃいました。 9時過ぎ到着という事は、早朝5時半出です。 という事は4時代に起床です。 お急がしい中、早朝から何とも申し訳ありません。


 ただ、「心配しているの。」 「心配しているんだよ。」 「家族なんだから。」 「家に帰ってきたら。」と、来たもんだ。
【俺は元々、「家族なんだから。」とか「大将なんだから。」by谷垣、、とか、「親友なんだから。」とか言葉遊びが大嫌いだ。社会的関係性など関係ない、問題は心が通っているかだ。】

  普段の接触は殆ど無い。 今までの付き合いから人の面倒など見ても2日と持たないタイプなのだが、
子供に言い分を押し付ける母親のようにこちらに押し付ける。 
  
 それを自分で迷惑だと感じていない所がまた困ったもんなんです。 
 
 
 先生との話、一通り説明が終わって、 こちらから、

「色々と治療を考えて頂いているのに、勝手なことばかり言ってすいません。  
ただ、前回麻酔で眠る前、それまでは、いつ起きられるか解らない麻酔を拒否し続けてましたが、結局は辛くなってこちらから先生に処置をお願いしました。 今回も、辛くて我慢できない所まで行くとこちらから治療をお願いするかもしれません、、、、
 それと、前回現実的に死を意識するという経験をしたので、幸い助かった後は、ある意味物凄く充実した生活を送れているんですよ。 命に限りがあると思って前より一生懸命生きられているように感じていて、そういう状況を有難いとも思っているんです。 ですから、長く生きるのも大切ですけど、 どれだけ満足した生き方が出きるかという事も大切なのでそういう選択をしてるという面もあります。 普通は中々理解されないと思ってますが、 ご理解下さい。」 と、言った。

 医師、研修医、看護婦、兄夫婦にまとめて説明するつもりで話した。 心の中を覗かれるようで嫌だったが仕方なく。
 

 しかし、通じない人には通じない。 その後、談話室で少し話をしようとすると、
 
「ねえ、どうして、OOはやるの嫌なの?」 「なんでOOOすればいいのにやらないの?」「なんで、 理由を教えて。」   と、来たもんだ。
 さっき、何のために話したのか、全く意味が通じていなかった。

 その後、部屋での会話では、看護婦さんには自分の考えはしっかり通じていたようで共感を得た。 看護婦さんの真意は解らない、しかし、それで自分は安心する。 気遣いとはそういうものだ。

それで、退院の日にちは何時がいいですか? と、聞かれ。
 「お盆明けがいいです。 お盆は忙しいから。」  俺に確認してるのに、俺の都合など聞かずに、兄貴にも相談せずに答えてました。

 後から、看護婦さん俺に再確認。
 俺 「病院の都合でいつでもいいです、一人で帰りますから。」
 看 「そうですよね、来た時も一人でしたからね。その方が良いみたいですよね。」

 
 以前、311災害時に実家を心配してかえる途中、外人のヒッチハイカーが居たので、乗せたことがあった。
その事を知った兄貴の嫁さんは、「そんな危ない事をして、信じられない。」 と、何故か俺に説教した。 物の基準が全く違うのだ。
 そういう人なのだ。

こんな所へ帰ったらどうなると思うか、、想像に難くない。。